朝倉海 RIZINバンタム級タイトルマッチ決定「大晦日以来、たくさん学び強くなって帰ってきた」
「RIZIN.22」(8月9日)「RIZIN.23」(8月10日)
7月9日(木)、都内のホテルで久々となるRIZINによる記者会見が行われた。8月9日(日)と10日(月)に行われるRIZIN.22&23(横浜・ぴあアリーナMM)の対戦カードが発表され、多くの出場選手も参加した。そこには、昨年大晦日に行われたRIZIN.20でアンゴラのマネル・ケイプ選手にTKO負けを喫した朝倉海選手の姿も。今回はバンタム級のベルトをかけて戦うことが明かされ、気合たっぷりに意気込みを語った。

榊原信行(RIZIN CEO)は、冒頭の挨拶で「こうして記者の皆さんに集まっていただき会見を再開できたことを本当にありがたく思います」とコメント。先日発表したRIZINを継続していくためのクラウドファンディングについても言及し、引き続きの支援をファンたちに呼びかけた。
矢地祐介、浅倉カンナ、サトシ・ソウザなど人気選手が続々!
新型コロナウイルスの影響が続く中、試合に参加できるのは、日本での活動をベースにしている選手たちだ。現段階で発表されているカードで唯一女性選手の試合となったのが、浅倉カンナ選手vs古瀬美月選手。浅倉選手は「古瀬選手は対戦相手としては初めての年下。良い勝ち方をして、全員でRIZINと格闘技を盛り上げていきたい」と頼もしいコメントを。古瀬選手は19歳の若さだが「目標にしていたRIZINの舞台に立てて嬉しい。自分は勝てると思ってここに立っている」と自信たっぷりに語った。

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人気選手同士の魅力的なカードも決定した。負けが続いていたが、年末のBellator Japanでは日本人ライト級の生き残りをかけ上迫博仁選手に逆転勝利を収めた矢地祐介選手が、“柔術界の至宝”ホベルト・サトシ・ソウザ選手と対戦する。サトシ・ソウザ選手は「私を信じて!いい試合を見せるから!」とコメントすると、矢地選手はいつもの笑顔で「やるからには少しでも皆さんに元気を届けられたらと思います。日本人同士の対決が多い中、個人的にテンションが上がるカードだな!」と嬉しそうに語った。

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「NYからRIZINのために帰ってきました」と語ったのは…
また、選手の中には、井上直樹選手の姿も。今年2月に行われたRIZIN.21で華々しくRIZINデビューを果たした井上選手は、拠点にしているニューヨークから一時帰国している。現地では自宅のみのトレーニングだったため、日本で練習ができる環境に感謝しているという。「ニューヨークからRIZINを盛り上げるために帰ってきました。今、コロナや大雨で苦しんでいる人たちに少しでも勇気を与える試合ができたら」と語った。

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扇久保博正vs朝倉海 バンタム級ベルトをかけて激突!

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昨年大晦日にバンタム級のベルトをかけアンゴラのマネル・ケイプ選手と闘いTKO負けを喫した朝倉海選手は「久しぶりに試合ができてうれしく思います。大晦日以来、たくさん学んで強くなって帰ってきました。今後のRIZINのために勝たなくてはならないし、俺がRIZINを引っ張っていきます」と決意を新たに。対する扇久保選手は「元気ですかー!」と会場に呼びかけ笑いを取った後、「今までいろいろなことがあって、やっとたどり着けたな、と。8月10日は最高の試合を見せます。海選手を倒したいと思います」と語り、海選手を見つめ「海選手、いい試合をしましょう!」と呼びかけた。

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大晦日にベルトを手にしたケイプ選手への挑戦権を獲得していた扇久保選手だが、ケイプ選手がUFC(アメリカの総合格闘技団体)へ移籍しベルトが返上されたため、今回のカードが実現した。どちらが王者の勲章を手にすることができるのか?
また、アゼルバイジャンの人気選手、トフィック・ムサエフ選手から「秋に会いましょう!」という動画コメントも到着。新型コロナウイルスが落ち着くまで海外の選手が参加するのは難しいが、選手そして格闘技ファンたちの熱を繋いでいくべく実現したRIZIN22&23に注目だ!
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