片岡愛之助 久しぶりの大阪での歌舞伎公演に歓喜「夢を見に来ていただきたい」
7月29日(水)、「大阪文化芸術FES2020」のスタートを飾る「歌舞伎特別公演」の記者発表会が行われ、出演する中村鴈治郎、片岡愛之助、市川右團次、吉村洋文大阪府知事が出席した。

「大阪文化芸術FES2020」は、文化を核として、大阪の都市魅力を広く国内外に発信していく事業として2017年から毎年秋に開催。上方伝統芸能や音楽、アートなど、さまざまな文化・芸術プログラムを実施してきた。今年も9月から11月まで開催される。
吉村府知事によると、コロナ禍でのイベント開催ということもあり「府庁の中では『やめたほうがいいんじゃないか』という意見もあった」というこの公演。それでも「人には心の健康も大事。文化芸術の力で大阪を元気にしたい。そういう想いで、積極的に発信し、イベントを開催してまいりたい」と、開催意義を説明した。

「歌舞伎特別公演」が上演されれば、大阪で歌舞伎が上演されるのは1月以来になることもあり、出演陣も期待の表情。とくに鴈治郎は、「沸々と…『あ、(客を入れた公演が)できんねや』と、とても高揚感を得ています」としみじみ。
愛之助は「エンターテインメント、楽しみがなかったら人間、先に進めない。ウィズコロナ、ウィズマスクをしながら経済を回し、試行錯誤しながら進むしかない。その第一歩を務めさせていただきます」と決意を表明。そして、「初めて歌舞伎をご覧いただく方にもわかりやすく、また、ソーシャルディスタンスをとった演目になっておりますので、ぜひ夢を見に来ていただきたい」と、PRした。
