内博貴、初舞台の山口真帆が「スターになると思った」エピソードを披露
「檀 一雄 「小説 太宰 治」原作より 浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~」【東京公演】9月5日(土)~9月13日(日)/ヒューリックホール東京 【名古屋公演】9月22日(火・祝)/名古屋市公会堂【大阪公演】9月25日(金)~9月27日(日)/梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
山口真帆が、9月5日(土)に都内で開催された「檀 一雄 「小説 太宰 治」原作より 浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~」の東京公演開幕直前取材会に、主演の内博貴、谷村美月、室龍太(関西ジャニーズJr.)、千原せいじ、湖月わたる、なべおさみと共に登壇した。

小説家・太宰治の短編小説「走れメロス」が発表され、今年で80年。本舞台は、太宰が、多くの作家たちと育んだ友情や、彼が愛する女性たちとの愛や苦悩に満ちた波乱の人生を題材として、太宰と共に当時を駆け抜けた親友で作家の檀一雄が書き上げた 回想録「小説 太宰 治」をベースに、舞台作品として書き下ろしたもの。波乱に満ちた太宰の人生を浪漫と情緒豊かに表現し、実力派俳優が文豪たちの生きざまを描く。

初舞台になる山口は「初舞台なので、分からないことが多々あったのですが、皆さんのお力添えをいただき、初日を迎えることができたので、精いっぱい頑張りたいです」と挨拶。
記者から「どなたが優しかった?」と聞かれると、「皆さん、優しかった」と含み笑いをしながら解答。それを見た室が「その言い方だと、全員優しくないみたいになりますよ。大丈夫ですか?」とツッコみ、千原は「厳しい環境で育ってきたんやから!」と山口がアイドルグループ出身であることを示唆。内は「それすぐ言いますよね」とすかさずツッコミ、キャスト陣は爆笑した。

それを受けて、記者から「千原せいじさんは怖くなかった?」という質問も。山口は「いや!すごくユニークな方で…」と否定し、「皆さん、とても優しかったんです」と再度笑顔を見せた。
山口は、初舞台で苦労したことについて「シーンによって、すぐに感情が変わったりするので、そこの切り替えが大変でした」と打ち明け、「それも皆さまからアドバイスをたくさんいただいて、頑張りました」とニッコリ。

主演の内はそんな山口のことを「彼女はすごいなと思った」と話し、「稽古中、演出家の方にいろいろ言われる際、だいたい初舞台の方は『はい、分かりました』みたいな感じなんですよ。僕ももちろんそうでしたし。山口さんが本当に肝が据わっているなと思ったのが、返す言葉が『なるほど』『了解』で。それを見た時に『スターになるな』と思いました」と現場でのエピソードを披露。
山口は「そんなことないです」と恐縮するも、千原が「根性座ってると思う。バチバチだぜ」と追随。それを受けて、山口は「(稽古中は)すごい納得のいく言葉をいただいて、自分の中に落とし込めたのでよかったです」と苦笑いしつつも振り返っていた。