RIZIN初参戦の江幡睦に単独インタビュー「僕と弟が輝くことが親友・春馬のためになる」
9月27日(日)20時~『RIZIN.24』
9月27日(日)の「RIZIN.24」(さいたまスーパーアリーナ)に参戦が決定している江幡睦選手にフジテレビュー!!が単独インタビュー。先にRIZIN参戦を果たした双子の弟・塁選手と親友の三浦春馬さんへの思いを語った。
――RIZINのイメージと出場についての気持ちをお聞かせください
RIZINは、昨年の大みそかに弟の塁が出場したとき、僕にとって大きなインパクトを与えてくれました。塁、僕、そして親友の春馬と3人で入場したときに見た景色がすごくて「これが見たかった景色だな」と思ったのを覚えています。あの日、残念ながら塁は負けてしまいましたが「(RIZINについて)あ、面白いな」と興味をそそられたのは、出場するきっかけのひとつです。あとは、まだまだ僕たちには「伝えられることがある」と思ったからです。

――リングへ入場するときに見たのはどのような「景色」だったのですか?
すごく広かったというのももちろんありましたし、とってもキラキラしていたんです。実は、2014年頃、僕はキックボクシングをやめようと思ったことがありました。でもその時に春馬が(出演する)「キンキーブーツ」の舞台に誘ってくれて、あいつの輝く笑顔と、周りの皆さんが「うわー!」とキラキラした目で楽しんでいる。こんなにぞくぞくするものがあるんだ、こんなに伝えられるものがあるんだ…と思いました。自分は、どうやったら多くの人にこんな気持ちにさせられるんだろう?と思ったら「俺にはキックしかない」と。春馬と「そうだよな、この景色だよな」って目を合わせたのを今でも忘れていません。そこからぱっとスイッチが入りました。
RIZINの景色は、親友・三浦春馬さんの舞台と同じくキラキラしていた

――昨年の大みそかに塁選手が負けてしまったことも参戦の理由に?
どうでしょうか。 塁の闘い方から、倒されても「見てろよ、まだ行くぞ」という気持ちが見えました。あの試合は、まさに真剣の斬り合いで、どうなってもおかしくなかったと思います。でも塁は逃げませんでした。終わったあと、春馬がリングで「次だよ」と言った通り、僕たちにはまだまだ次があるし、伝えきれなかったものがたくさんあります。本当はもっと春馬にも見せたかったのですが、僕と塁が輝くことがあいつのためにもなると思っています。
自分たちが輝くことは、多くの人に伝えられるということ

――試合を楽しみにしている人たちにメッセージを
僕たちの試合を見て「明日もがんばれるよ」っていう一言が出るだけでもいいな、と。皆さんに伝えられるのは、闘い、生き様だと思うので、それを今回の試合でも見せられたらと思います。 塁と春馬と3人で持っている「夢」は終わっていない、続いていくものです。RIZINで僕が見たかった景色を、今年の12月31日にも見たいです。
相手の良星選手は、タフでしっかりとした印象があります。とてもいいカードを組んでいただけました。体調もすごくいいですし、師匠の伊原会長とも充実したトレーニングができています。僕たちは 、新日本キックボクシングの看板も背負っていますし、伊原道場という看板も背負っています。そして、江幡睦、江幡塁として輝いているということを多くの人に見せることができて感謝しています。当日は楽しみにしていてください!
