蒔田彩珠 高校生が書いた脚本は「自分と歳が近いからこそ、共感する部分が多かった」
10月18日(日)24時~FODにて配信開始/10月31日(土)20時~CS放送フジテレビTWO放送 第7回ドラマ甲子園大賞受賞作品『言の葉』
第7回「ドラマ甲子園」の大賞作品『言の葉』の完成発表会が10 月 12 日(月)に無観客で行われ、ダブル主演を務めた蒔田彩珠(まきた・あじゅ)と桜田ひよりに、箭内夢菜(やない・ゆめな)、宮世琉弥(みやせ・りゅうび)のキャスト陣と、大賞を受賞した神奈川県横浜市在住の高校2年生・平野水乙さんが登壇した。
「ドラマ甲子園」は、毎年全国の高校生を対象にドラマの脚本を募集し、大賞を受賞した高校生に監督にもチャレンジしてもらいドラマとして制作するというフジテレビの企画。今年で第7回を迎え、平野さんは史上最年少受賞者となった。
『言の葉』は、人付き合いが下手で友達ができない女子高生と、言葉が話せない少女との心温まる友情を描いた物語。つい人を傷つけるようなことを言ってしまう癖があり、学校でいじめられている伊藤香里役を蒔田、言葉を話すことのできない謎めいた女の子・桜木咲役を桜田、香里と同じクラスの学級委員長・佐藤歩美役を箭内、香里と同じ高校一年生で野球部の木村武史役を宮世がそれぞれ演じた。
完成発表会では、司会の藤井弘輝フジテレビアナウンサーから、平野さんに初めての監督としてドラマの撮影に臨んだ苦労や、キャスト陣には高校生監督に対する印象などを質問し、約2ヶ月ぶりに再会したメンバーで、今回のドラマ制作にまつわる話を語った。

自分と同い年の方が書いたとは思えないような作品
――初めてドラマの監督に挑戦して苦労したことは?
平野:コロナ禍の中で脚本に挑戦してみようと思ったのですが、監督もするとなると初めてのことばかりで不安でした。でも、スタッフやキャストの皆さん、学校の皆さん、家族が応援してくれて、本当に良い経験をさせていただきました。
苦労したのは「カット!」と言うタイミングです。本当に苦手で、私がせっかちなせいで言うのが早くなってしまって、助監督さんに助けてもらいながらやりました。
――高校生監督の印象は?
蒔田:初めてのドラマ撮影なのに、「疲れた?」って聞いても「全然!楽しいです」としか言わなくて、楽しんでいるのが伝わってきて、私も頑張ろうって思いました。
桜田:(カットが苦手だったことについて)何回かテストではちょっと早い時もあったんですけど、本番ではばっちりでした。
箭内:監督が 16 歳で私は 20 歳なんですよ。この中で私が一番年上なんですけど、私よりすごく大人で。カットの掛け声も最初は慣れてなかっただけで、回数を重ねるごとに監督の「カット!」が聞こえると安心するようになりました。
宮世:自分と同い年の方が書いたとは思えないような作品だったので、最初に会ったときは圧倒されました。
――監督の演技指導はどうでしたか?
蒔田:シーンごとにプランがしっかりしていて、「こうしてください」とハッキリしていたのでやりやすかったです。
桜田:衣装合わせのときに役について詳しく話してくださったので、撮影に入る前に役についてきちんと自分で取り組むことができました。
箭内:監督のイメージが明確にできていることが本当にすごいなと思いました。テストの段階で「良かったです」とか「ここはもう少しこうしてください」とか言ってくれるので、歩美として自信をもって演じられました。
宮世:僕が演じる武史を「宮世くんだったらどうする?」とか聞いてくれて。僕たちが思っている役柄を引き出そうとしてくれているのが伝わってきました。よくコミュニケーションが取れていて、良い意味でラフな現場だったなと思います。
大人の方が書いたらこうはならないだろうな
――脚本を読んだときの感想を教えてください。
蒔田:自分と歳が近い人が書いたからこそ、「そうそう」と共感する部分が多かったです。
桜田:10 代の目線で書かれていたので、共感する部分がありましたし、きっと大人の方が書いたらこうはならないだろうなとも思いました。
箭内:読み終わったときに「素敵だな!」と思って、衣装合わせで初めて監督にお会いしたときに「本当に素敵でした」って伝えたぐらい感動しました。1シーンごとにその人の表情や間が考えられていて、「ほんとに 16 歳!?」って思いました。
宮世:始まりと終わりがすごいきれいで、最後こうなるんだ、というのがすごく納得できる作品でした。僕たち目線で書かれているので本当に感動しました。
――皆さんの感想を聞いて、平野さんはどうですか?
平野:初めて脚本を書いたので、本当にこれでいいのかな、という不安もあったんですが、私が一番伝えたい「言葉を伝える」というメッセージがキャストの皆さんに伝わってうれしいです。演技指導も初めてで本当にこれで大丈夫かなと思っていましたが、今のお言葉を聞いて安心しました。
――泉谷しげるさんも出演されていますが、どんな印象を持ちましたか?
平野:テレビで知っている方なので、こんな大御所の方が出てくれるのだとびっくりしました。泉谷さんとは結構お話をさせていただいたのですが、高校生に対して思うこととか、脚本や演技について思うことなどアドバイスしていただいて、自分も納得できることがあったし、一緒にドラマを作ることができて光栄だなと思いました。
蒔田:泉谷さんが監督から「こうしてください」と言われているのが面白かったです(笑)。
大切な人に「ありがとう」とか「ごめんね」を伝えることがどれだけ大切なのかということを考える機会になるドラマ
――出来上がった作品を見てどう思いましたか?
平野:撮影が終わって、本当にこれで出来上がるのか、想像がつかなくて、編集に入っても大丈夫かな、と不安だったんですけど、最終的に出来上がったものを見てみたら、想像以上に良くできたんじゃないかなと思いました。
音楽も今回ヨルシカさんの「ノーチラス」を使わせていただいたんですけど、その影響もあってすごく良い作品になっていると思います。
――脚本に書いた文字だったものが映像化されるというのはどうでしたか?
平野:脚本を書いているとキャラクターがセリフを言っているときの思いなどを考えるときがあるんですけど、自分が書いたキャラクターが、私たちがいる世界に実際に現れるというのは、すごく感激でした。
――作品の見どころを教えてください。
蒔田:見たあとに大切な人に「ありがとう」とか「ごめんね」を伝えることがどれだけ大切なのかということを考える機会になるドラマだなと思います。
桜田:言葉の力ってすごいな、と思いました。伝え方によってはいい風にも悪い風にも取られてしまうので、どれだけ自分の思いを乗せて相手に届けることが大切なのかを考えさせられるドラマだなと思います。でも構えず楽な感覚で見てほしいです。
平野:このドラマは言葉を伝えられない香里と、言葉を伝えたい咲の友情物語が描かれています。言葉を伝える大切さが描かれているので、ぜひ見てください。
『言の葉』は、10月18日(日)24時よりFODで配信開始。10月31日(土)20時よりCS放送フジテレビTWOで放送。詳細は「ドラマ甲子園」公式サイトまで。
<ストーリー>
香里は昔から不意に相手を傷つける言葉を言ってしまう癖があり、これが原因でいじめられるようになってしまう。ある日、香里は教室を抜け出し、丘ノ上公園にあるベンチに座った。
「自分の気持ちを素直に伝えられるようにしてください」と神様に願うと、ベンチの真上にある桜の木から一枚の葉が落ちてきた。葉には『君の名前は?』という文字が書かれている。その文字を書いたのは、話すことができない咲という女の子だった。
香里と咲は毎日会うようになり、次第に仲良くなる。そして香里は、咲に友達ができない悩みを相談した。咲は友達を作る方法を香里に教え、その方法で香里は悩みを克服し友達ができると、咲とは会わなくなっていった。そして、久しぶりに咲に会った香里は、あの嫌な癖で咲を傷つけてしまう。しかし、その後知る咲の本当の正体に香里は…。
- 蒔田彩珠、桜田ひよりW主演「ドラマ甲子園」大賞受賞作のメインビジュアル&予告解禁!
- 「ドラマ甲子園」大賞作に蒔田彩珠、桜田ひより、箭内夢菜、宮世琉弥らの出演が決定!
- ドラマ甲子園」大賞作品は、高校2年生の平野水乙(ひらの・みお)さんの『言の葉』に決定!!