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吉田羊『ザ・ノンフィクション』で語り担当 心臓移植を待つ家族の物語に「泣くのは違うなと思わされた」

11月15日、11月22日(日)14時~『ザ・ノンフィクション』

フジテレビュー!!編集部

2020年11月14日

ドキュメンタリー/ピープル

11月15日(日)14時からフジテレビでは『ザ・ノンフィクション 私、生きてもいいですか ~心臓移植を待つ夫婦の1000日~ 前編』が放送され、ナレーションは吉田羊が担当する。

※「後編」は、11月22日(日)放送。

関東地方のとある病院で、一人の男性が人生を賭けた大手術に向かおうとしていた。元料理人のクマさん(当時41歳)。その彼を見送るのは、大学生と高校生の子供を持つ、容子さん(当時51歳)。2人は奇しくも同じ病院で、同じ病と闘いながら、ともに心臓移植を待つ“戦友”だ。

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彼らが闘う「拡張型心筋症」は、心臓が肥大し、血液を送り出す心臓のポンプ機能が低下してしまう原因不明の難病だ。悪化すれば、心臓移植しか助かる道はない。しかし、日本はドナーの数が海外に比べると桁違いに少なく、国内で行われる心臓移植は年間約50~80例程度。それに対し、880人以上が心臓移植を待っていて、多くの患者が移植までたどり着けずに亡くなってしまう現状がある。生きるために、容子さんとクマさんは、体に補助人工心臓(VAD)を埋め込み、いつ来るかわからない移植を待ち続けている。

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病は2人の人生を大きく変えてしまった。容子さんは、愛する子供たちと離れて暮らすことになり、「自分は人が亡くなるのを待っているのか?人の心臓をもらって生きる価値が自分にあるのか?」と思い悩む。クマさんは仕事をクビになり、妻の友子さんのアルバイト代に頼って生活することにふがいなさを感じていた。そんな中、バッテリーパックと補助人工心臓をつなぐケーブルの入り口から入った細菌がクマさんの体をジワジワとむしばんでいき…。待機患者とその家族の、生きることへの渇望と心の揺らぎを追った3年間の記録が放送される。

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心臓移植を待つ家族の物語のナレーションを務めるにあたって、客観的な立場で原稿を読むことに難しさを感じたという吉田。事前にVTRを繰り返し視聴し、冷静に読めるようになるまで何度も練習してきたそうだ。

また、自らも臓器提供の意思があると話す彼女が、今回のテーマとどのように向き合ったのか。収録後、本人に話を聞いた。

<吉田羊 インタビュー>

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――今回のナレーション収録の感想をお願いします。

この番組は大好きで、語りを担当することが決まったときは嬉しかったです。ただ、やっぱり、これまで語りを担当されてきた皆さんは“本編の内容を邪魔しないようなナレーション”を心がけていらっしゃる印象でしたので、とにかく今日は「でしゃばらないように…」と思いながらやらせていただきました。

他局で旅番組のナレーションも担当しているのですが、そこでは“私自身がどれだけ楽しむか”をポイントに、視聴者の方が私と一緒に旅をしている感覚になってもらえるようなナレーションを心がけているんですけども、『ザ・ノンフィクション』の場合は、視聴者の方をミスリードすることなく、あくまでフラットに、という心づもりでいました。

今回は心臓移植がテーマだということで、お話をいただいた当初は「心臓移植についての理解を深めたり、ドナー登録者数を増やしたり、ということも含めて問題提起をする番組になるだろうな」と思いました。そこに私がナレーションというかたちで関わらせていただくので、私にも少なからずそのお手伝いができたらいいなという気持ちでいました。

ただ、実際に完成したVTRを見ると、私が想像していたものと違っていて驚いた、というのが正直な感想です。心臓移植を待つ家族の闘いを見て、そこには当然苦しみや失望もあったと思うんですけれども、けど、「絶望はなかったな」と。想像していた患者さんの姿とは違って、すごく明るく話されていて。今回取材を受けていた2人が難病を抱えているようにはとても見えなくて。

もちろん、“死がすぐそこに在る”という恐怖ですとか、誰かの命が終わりゆくことを待つ苦しさですとか、それはやっぱり私には計り知れないことですけど、2人が決して絶望せずに、“いつか自分に心臓移植の順番が回ってくる、自分の足で何不自由ない暮らしができる”と強く信じている姿に、むしろこちらが励まされて生きる勇気をもらいました。今を生かさせていただいている自分自身に、深く深く感謝すべきだと思いました。

――これまでの『ザ・ノンフィクション』で好きな回はありますか?

石田ゆり子さんが語りを担当されていた「花子と先生の18年 ~人生を変えた犬~」ですね。ほかは、「お父さんと13人の子ども ~新型コロナと大家族~」。VTRの作りがすごくお上手じゃないですか。「もう、(後編が放送される)1週間後まで、待てない!!」って思っていましたね。

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――今回のナレーション収録で心がけたことを教えてください。

4つあります。ナレーターとして客観的に原稿を読むこと。本人の気持ちを代弁すること。視聴者として寄り添うこと。臓器提供された方に心を寄せておくこと。一番難しかったのはやっぱり「ナレーターとして客観的に原稿を読むこと」でした。

事前にVTRと台本をいただいて、ナレーションの練習をしていたのですが、どうしても感情移入してしまって、感情がこみ上げてしまって読めなくなってしまうということは幾度もありましたので、VTRを繰り返し何度も見て、冷静に読めるようになるまで練習してから、今日の本番に臨みました。でも、彼らの明るさを見ていると、「“泣く”のは違うな」と思わされたんですよね。「ちゃんとこのことを伝えなきゃ」という使命感に駆られる思いでした。

――吉田さんにとって、“最も感情を揺さぶられたシーン”を教えてください。

容子さんの言葉には心を動かされるものが本当にたくさんあったんですけれども、中でも「死ななくていいって思った」という言葉がすごく印象に残っています。死んでいい人間なんか1人もいないし、受け継いだ“誰かの命”と一緒に生きていく、それが彼らの生きる意味なのかなと思いました。また、容子さんが生きていくことの大きな意味は、娘さんの笑顔にも象徴されているなと思いました。

「自分が生きている意味が欲しい」というのはきっと多くの方が思っていることだと思いますし、特にコロナ禍の今年は多くの方が生きづらさや絶望や不安を感じられているかと思います。でも、容子さんらの“生きることに前向きな姿勢”は、私たちに「絶望するな、生きろ」と背中を叩いてくれるような、そんなメッセージを受け取りました。

私自身、臓器提供の意思はあって、家族に対しても「そのときには躊躇しないでほしい」と思っているのですが、ただ、今回を経て「その思いを伝えきれていないな」と気づいたんです。なので、この番組に携わらせていただいたなかでの私の大きな気づきはそこだったかなと思います。番組をご覧になった皆さんにも、まずは、この問題に興味を持っていただいて、臓器提供について向き合うきっかけになったり、命のバトンを待つ人々が1人でも多くご自分の人生を当たり前に生きられるきっかけのひとつになったらいいなと願っています。

――“夫婦で助け合って生きていく”ことについてはどう思いましたか?

やっぱり、「家族のサポートは絶対的に必要だ」と思いましたし、現実的なお金の問題も、国を挙げての医療費助成が引き続き必要ですよね。現在、厚労省が提示している助成制度を強化して、長期化する闘病生活に耐えうる経済力を保証することが、当事者の皆さまにとっては、大前提だと思いました。実は、私の母も亡くなる寸前に難病という診断を受け、「医療費免除かも」という話になったのです。結局認定されずでしたが、「お金の心配がない」と思った安堵感は今でも覚えています。

番組のなかでもありましたけど、そういう保証制度が沢山あることを誰かが教えてくれるわけじゃない。“自分で調べて情報を取りにいくしかない”ということも、多くの方に知っていただきたいと思いました。

収録後、吉田羊がナレーションの一部を披露してくれた。

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