杉野遥亮 中条あやみとのラブストーリーに「僕だったら恋してる」と照れまくる
11月13日(金)、映画「水上のフライト」の初日舞台挨拶が行われ、中条あやみ、杉野遥亮、小澤征悦、兼重淳監督、脚本を担当する土橋章宏が登壇した。
本作は、不慮の事故に遭い歩くことができなくなってしまったヒロインの遥(中条)が、未来を閉ざされた中でカヌーと出会い、夢を実現させていくという、実話から着想を得たサクセスストーリー。
当初は6月に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け延期に。ようやくこの日、公開を迎えた。

まず、主演の中条は、「劇場で公開されるということが本当にうれしくて…今、うるっとしています」と言いながらも、笑顔を見せる。
続いて、杉野は「中条さんをはじめ、本当にいろんな人の努力が詰まっている作品なので、大切に見ていただけたら」、小澤は「優しい気持ちが詰まった映画になっています。人とのつながりって、やっぱりいいなと思っていただけたら幸いです」と、作品をアピールした。


飛沫対策として、登壇者のマイクには透明な“マイクシールド”が装着されていたこの舞台挨拶。顔にかぶってしまうと、取材陣の写真や映像に影響が出るため、事前に注意されていたものの、中条も杉野もほとんど注意せずにいたことが気になった小澤が、進行を止め「まず言っていいですか!これかぶらないようにって言われたよね、出る前に!」と指摘。
中条は「透明だから見えないんだよね。お父さん、分かりました!」と笑顔で応える一方、杉野は「気を付けます!」と言うその仕草で、すでにシールドがかぶる天然ぶりを炸裂させ、「かぶってるっつーの!」と、小澤に再度ツッコまれる場面も。さっそく会場を和やかな空気で包んでいた。

劇中、中条演じる遥と杉野が演じる颯太には、恋の予感を感じさせる描写があるため、「このあと、2人はどうなると思う?」という質問が。すると、「どうだろう」と悩みつつ、「颯太は痛みが分かる人なので、遥も頼れる部分があったんじゃないかなと思いました。だから、個人的にはそのまま結婚してほしいなと思う(笑)」と願望を明かす中条。

そして、杉野が「僕(が颯太)だったら、恋してるな」とつぶやくと、小澤が「ふぅー!」と茶化す。自身の話ではないものの、2人そろって「恥ずかしいね(笑)」と笑いあう姿に、小澤が慌てて「ちょっと待って!今、役柄の話をしてるんだよ!」とツッコミを入れ、会場に笑いを誘った。

さらに、パラリンピックを目指す遥の姿が描かれる本作にかけ、「これだったら金メダルを取れるという特技は?」と聞かれると、中条が「目(視力)がいい」とアピール。客席には、さまざまなメッセージが書かれたボードを持ったファンが多くおり、「いろいろな思いが見えて楽しいです」とコメントした。
すると、「そこに、“遥”っていう文字をかわいいボードを持っている方がいて。僕が話し始めたら、裏返して手書きで“小澤”って書いてあって。なんで俺だけ手書きなんだっていう(笑)」と訴える小澤。コロナ対策のため、客席は声を出すことが出来なくなっていたが、「(ボードが)面白かったです!ありがとうございます!」と、しっかり客席とのコミュニケーションを楽しんでいる様子だった。

「自分にとってのライバルは?」という質問では、小澤が「僕は、こういう場で面白いこと言えたらいいなと言う気持ちがあるんですが、天然の人には勝てないんですよ。だから、俺のライバルは杉野ですね(笑)」と告白。
ライバルと言われた杉野は、「僕のライバルは、自分ですね。『今日は俺に勝てるかな』と思って毎日生きているので」と回答。興味津々の小澤が「ちなみに今日はどうなの?」と聞くと、杉野は「今日は負けてる。緊張してる」と苦笑いを見せる。
ここで、「『俺は勝つ』って言ってみなよ」という小澤からの無茶ぶりを受け、ガッツポーズ付きで「俺は勝つ!」と、なかば仕方なさそうに声を上げた杉野。あとから恥ずかしく感じた様子で、「ひどいよ~。恥ずかしくてたまらない」と、照れ笑いを浮かべていた。

映画「水上のフライト」は、全国公開中。
最新情報は、映画「水上のフライト」公式サイトまで。
©2020 映画「水上のフライト」製作委員会
配給:KADOKAWA