小越勇輝は「まぶた、まつげの動き一つで魅せる」と、監督がその演技を賞賛
映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」公開中
桜庭ななみ、土屋太鳳、武田玲奈らが主演を務め“若手俳優の登竜門”とも称される映画「人狼ゲーム」シリーズの最新作「人狼ゲーム デスゲームの運営人」が、11月13日(金)より公開となり、11月14日(土)に記念舞台挨拶が開催。主演の小越勇輝をはじめ中島健、桃果、山之内すずらの出演者と、原作・脚本・監督を務めた川上亮が登壇した。
実写化第8弾となる今作では、勝てば賞金1億円、生きるか死ぬかの人狼ゲームに参加させられた高校生たちによる絶体絶命の騙し合いが展開する中、これまで明らかになっていなかった人狼ゲームの運営側が登場。小越が扮する主人公・正宗は、運営側でありながら、ゲームに参加した一人の少女(桃果)を救うために奔走する。

前日13日より公開されていることについて、小越は「こうして舞台挨拶をさせていただいて、目の前に観てくださる方がいて、本当に公開したんだな、と言う実感がわきました」と喜びを語る。さらに「今日は僕の心が燃えているということで、靴も燃やしてきました(笑)」と炎がデザインされた印象的な靴を紹介し、会場の笑いを誘った。
小越はシリーズ初の男性主人公ということで「ありがたかったですが、それと同時にプレッシャーもすごくのしかかってきました」と心境を告白。その上で「周りの方々と一緒に作っていったという思いが強かったので、自分一人で背負ったというより、皆で同じ方向を向いて、作品に向き合えたと思います」とスタッフ、共演者への感謝を述べた。

そんな小越について川上監督は「細かい表情で、まぶた、まつげの動き一つ取っても魅せる方」と絶賛。すると劇中では小越演じる正宗の親友・琥太郎を演じた中島は「あのときのまつげの動きは違いましたよね」と話題に参戦。だがすぐに小越から「適当に入ってくるよね(笑)」と注意されていた。

中島は琥太郎を演じる上で「正宗の心情を知ってからの琥太郎なりの心の変化を意識しました」と、正宗の親友としての立場を考えていたと言うが、小越は「劇中ではね。普段はわからない(笑)」と、あくまで劇中での“親友”だったと指摘。そして「一個、イラっとしたことがあって」と、中島の現場での迷惑行為を暴露する。

交友を深めるために、ロケ先で泊っていた部屋で共演のウチクリ内倉も含めてお酒を飲む機会があり、その際に残ったおつまみを、中島が後日、小越の部屋の前に置いておいたという。そこに「どうぞ食べてください」と書いてあったが、小越は「全然いらないんだけど」と思ったと言い、しかも事前にいらないということを中島に伝えていたと抗議。
中島は自分が小越より先にロケ先を離れるスケジュールだったため「置き土産だった」と言い、「まさかそれがイライラにつながるとは」と白を切る。小越は不満そうな顔を見せるも、最後には「こんな話もできるぐらい、距離が縮まりました」と笑顔でフォローしていた。

一方、桃果と山之内も仲良しエピソードを披露。山之内は「ご飯を食べるときはとにかく桃果ちゃんの前の席を取ることに命をかけてました」と言い、常に現場では一緒に行動していたと話す。桃果も今回が初共演だったものの「初めて会った気がしなかった」と振り返った。

そんな中、人狼ゲームをするとしたら誰が強そうかという質問にも回答。小越と今作のヒロインを演じた桃果はお互いを指名し、小越は「こんな嘘がつけなさそうなピュアな顔をして、嘘をついていたら強そうだな」と理由を。一方、桃果は本読みの際に実際に共演者同士で人狼ゲームをやったことがあり、そのときの小越が「顔にあんまり現れない。ポーカーフェイスでわからなかった」と回想。さらに「強いオーラを感じた」と、小越から感じた雰囲気も明かした。

最後に小越は「みんなで同じベクトルを向いて、思いを持って作ってきた作品で、公開できるかな?舞台挨拶できるかな?っていう思いがあったんですけど、今日こうしてできたことを幸せに思います」とコロナ禍での公開への思いを語り、「今回は運営側にスポットが当たるということで、参加者のハラハラドキドキも楽しめますけど、運営側の人間的なストーリーも同時に楽しめると思います」と見どころをアピールし、笑顔で舞台をあとにした。
またフジテレビュー‼では、本作にかける思いを語った小越勇輝のインタビューも掲載中。こちらも合わせてチェックしてみてほしい。
<「人狼ゲーム デスゲームの運営人」ストーリー>
命がけの人狼ゲーム−−−。それは、ネットや拉致によって集められた未成年の参加者が、勝敗と賞金を賭け騙し殺しあう“究極”のデスゲーム。運営人の正宗(小越勇輝)は家庭教師時代の教え子・夏目柚月(桃果)が参加させられていることに気づく。「彼女を救いたい。運営本部に殺されてもいい」。そう考えた正宗は秘密裏に柚月にヒントを伝えていく。しかし、ほかの参加者たちの戦術に翻弄される柚月。そして正宗は運営側の思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていく。
©2020「人狼ゲーム デスゲームの運営人」製作委員会
配給:AMGエンタテインメント
2020年11月13日(金)より全国ロードショー
最新情報は、映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」公式サイトまで