福山雅治 嫉妬心を感じる自身に「お前、どの口が言うんだ」とツッコミ!?
11月29日(日)、第12回TAMA映画賞授賞式が東京・府中市の「府中の森芸術劇場 どりーむホール」で行われ、常盤貴子、細田善彦、福山雅治、濱田岳、水川あさみ、宮沢氷魚、松本穂香、森七菜などの俳優陣、岩井俊二、城定秀夫、ふくだももこといった監督陣が登壇した。※受賞作品順。
その中で、「ラストレター」「マチネの終わり」に出演し、最優秀男優賞を受賞した福山雅治が自身の嫉妬心について明かす場面があった。
授賞式の終盤で登壇した福山は、「ラストレター」についてのエピソードを披露。その後、事前に取られたアンケートで「今後取り組みたい役は?」という質問に対して、福山が「自分のことを底意地の悪い人間だと認識していますので、そんな役を、そして、それとはまったく別の役もやらせていただきたい」と書いたことが話題に。
そこのことを聞かれると、「自分のことをいい人だと思うよりも、そう思っていた方がいい人かな、と思って書きました(笑)」と会場を笑わせた。
続けて「当然、自分の中にも“意地悪だな”と思うところはあります。それは、嫉妬やうらやましい気持ちだったりするんですけど。いい作品を見たり、いいお芝居を見たり、いい音楽を聴いたりすると、『ああ、やられたな』と思う。まあ、やられたな、と言ったって『お前、どの口がそんなこと言うんだ。お前どのくらいのモンだ』って、自分へのツッコミが始まるんですけども(笑)。
でもそうやって、ああでもない、こうでもない、しながら、やっていくのがモノづくりをする人の習性なのかな、と。最近は、若干開き直ったりしてるんですけど。そういう、“グジグジ”っとしたものが詰まった役柄というのもやってみたいな、と思いますし、それとは真逆の『こんないい人いるんだ』っていう人もやってみたい」と明かした。
さらに、今後、映画での展望を聞かれると、「お呼びいただける作品をずっと待っています。映画スタッフの中で、ファンが多い、このTAMA映画賞ですから、この場を借りて、どんな役でも頑張って演じていきますので、お仕事の方、事務所にお願いします。
今年音楽デビュー30周年ですけど、自分も50になり、もう少しラクな感じで仕事に取り組めたり、気持ちに余裕を持ってオファーを待てるものかな、と思ってたんですが、そうはなっていなく…。今後も貪欲に仕事をしていきたいと思いますので、映画関係者のみなさん、もし『あ、これ福山にいいかな』と思ったら、事務所にご連絡ください。よろしくお願いいたします!」とスター俳優の謙虚過ぎる発言に、会場から大きな拍手が起こった。