『全日本フィギュアスケート選手権2020』5連覇に挑む宇野昌磨、次世代の王者候補~鍵山優真、佐藤駿
12月23日(水)放送『Live News α』
12月23日(水)放送の、フジテレビ『Live News α』では、12月25日(金)から始まる「全日本フィギュアスケート選手権大会」(以下、「全日本選手権」)の見どころが紹介された。
フジテレビでは、『全日本フィギュアスケート選手権2020』として、地上波、BSフジ、CSで放送。FOD、TVerでの配信、さらに、FODプレミアムでは初めて全競技を完全生配信することも決定。
また、フジテレビスケート公式Twitterや、フジテレビのフィギュアスケート・スピードスケート・ショートトラックの総合サイト「フジスケ」では、さまざまな企画配信を予定している。
今回は、男子フィギュアの、宇野昌磨選手、鍵山優真選手、佐藤駿選手を特集。「全日本選手権」5連覇を狙う宇野選手、世代交代を目指す鍵山選手、佐藤選手の想いに迫った。
<4連覇 宇野昌磨~今季初演技へ>
「強い宇野昌磨が戻ってきました!間違いなく今シーズン一番の演技です」――実況の声が響く。昨年、羽生結弦との直接対決を制し、全日本4連覇を達成した、宇野昌磨。
「羽生選手に一度でもいいから勝ってみたい」「100回負けてもいいから、一度でいいから勝ってみたい」。そんな気持ちがあったから、次のステップへ進めた。

2020年に入ると、練習拠点を本格的にスイスへ。上り調子で迎える「世界フィギュアスケート選手権2020」、その表情は明るかった。だが、3月上旬に開催断念。
「正直、ビックリしました。なかなか切り替えができなかったです。どうフェードアウトしていけばいいかわからない」と心境を吐露した。
新たなシーズンの開幕を迎えても、未曾有の事態は収まらない。出場予定だった大会は、いずれも中止。待ち焦がれたシーズン初演技が、「全日本選手権」で実現する。
「競技者だから、“試合があってこその現役”だと思っているので、うれしいな、楽しみだなっていう。早く試合会場に入って公式練習とか試合前の調整したいなというのが、僕の今の気持ちです」。
全日本5連覇へのプログラムは、昨シーズンから変更なし。ただ、その心には、
翻弄され続けた今シーズンだからこその、特別な想いが宿る。「自分だけじゃなく、いい大会にさせたい。『誰が優勝するかわからない』そういうレベルが高いのが日本、『全日本選手権』だと思っている」と大会への思いを明かす。
「試合が全然なかったけど、『全日本はすごく良かった』と印象に残るような試合にしたい。僕も挑戦する側として、5連覇ではなく、みなさんと一緒に優勝を目指したいと思っています」。

<進撃の次世代 鍵山優真&佐藤駿>
「誰が優勝するかわからない」――現王者・宇野にそう言わしめる一つの要因が、次世代の台頭。
昨年、ジュニアながら「全日本選手権」3位表彰台。国内外で大躍進の、鍵山優真。
シニアに転向した今シーズンは、新たに4回転サルコウを加え、2種類の4回転ジャンプを高いレベルで決める。その勢いは、とどまることを知らない。
「数少ない演技だからこそ、みなが良い演技して、その中で勝っていかないと、世界のトップとは争えない。優勝する気持ちで、頑張って、良い演技がしたい」と語る。

さらに昨シーズンのジュニアグランプリファイナル王者・佐藤駿も、フリーでは3種類、4本の4回転を予定。その爆発力は、折り紙付きだ。
世代を超えた「強者の競演」。北京オリンピックまで、およそ1年。彼らの現在地は果たして…。“特別な年の、特別な王者”を決める戦いが、まもなく幕を開ける。
