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『その女、ジルバ』満票獲得!「あれをできる女優、ほかにいますか?」ドラマ通が忖度ナシで斬る!各局冬ドラマ

2月6日(土)放送『週刊フジテレビ批評』

フジテレビュー!!編集部

2021年2月11日

バラエティ/井戸端会議

2月6日(土)の『週刊フジテレビ批評』は、「力作ぞろい&多様性復活 冬ドラマ辛口放談」の前編を放送。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する(左から)渡辺和洋(フジテレビアナウンサー)、新美有加(フジテレビアナウンサー)
左から)渡辺和洋(フジテレビアナウンサー)、新美有加(フジテレビアナウンサー)

今クールの冬ドラマは、オリジナル脚本の意欲作が目立ち、学園もの、恋愛もの、刑事ものなど様々なジャンルが並ぶ。

ギャラリーリンク 主な2021年冬ドラマ

そんな各局ドラマを、ドラマ解説者・木村隆志氏、日刊スポーツ芸能担当記者・梅田恵子氏、ライター・吉田潮氏というドラマ通たちが、忖度ナシに斬った。

まずは、今期の傾向を木村氏が解説。

木村:今回は、新作ドラマの17作品中12作がオリジナルドラマで、それだけ各局がしっかり作り込んできたということです。

内訳を見ると、ファンタジーが5作、ホームドラマが5作、刑事ドラマが3作。そのほかにも医療、ラブコメ、お仕事、グルメなどホントに多彩で、どれを選んで見たらいいか?を楽しめるようになっています。

最高のキャスティングと説得力!『その女、ジルバ』を大絶賛

その中から、各人がイチオシドラマを2作セレクト。すると、全員一致で、池脇千鶴が40歳独身で倉庫に勤務する女性を演じる『その女、ジルバ』(フジテレビ)が3票を獲得。

吉田:これはもう、40代50代の女性の心をわしづかみにしたドラマです。主演の池脇千鶴が、初回で“体の疲れと、心の疲れと、あきらめと”っていうものを全部表情で表して、みんなの心をつかんだんです。そこからもう、クギづけになって。

ある一定の年齢になった女の人たちは、これに涙したり、心をつかまれたりというのがあると思うんですよね。私もその一人です。あの表情は、ほかの局で主演を張るような女優にやらせていたら、ああいうふうにはならないんですよ。やっぱり実力があるし、その“疲れ感”をちゃんと出してくれたから。もちろん、お話の展開も面白いです。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する吉田潮
ライター・吉田潮氏

梅田:もうホントに素敵なドラマで、毎週楽しみで仕方ないです。草笛光子さんをはじめとする歴戦の高齢ホステスたちと、ちょっと殺伐とした雰囲気の、倉庫勤務の池脇さん、真飛聖さん、江口のりこさんの40代3人組の対比がホントにうまくて。それが最高のキャスティングで描かれているので、説得力がすごいんです。

歴戦のホステスたちに感化されながら、3人の友情がどんどん深まっていくのが気持ちよく描かれていて、泣けるというか、元気になります。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する梅田恵子
日刊スポーツ芸能担当記者・梅田恵子氏

木村:テーマとしては“老い”なんです。老いる中で、どうやって生きていくか。そういうテーマだと、どうしても社会問題をからめて説教くさくなりがちですが、この作品はそれが一切ないです。

女は40から、っていうところを打ち出して、それを姿で見せていく。それが非常に自然ですし、このバーに僕も行きたくなるぐらい、男性にも入れるような入口もあります。

そして、池脇さんがすごいです。いろんな賞をもらってるけれども、ドラマにはめったに出ない方。貴重です。

新美有加(フジテレビアナウンサー):初回を見たとき、「これ池脇さんなのかな?」と思うくらい別人で。猫背になっていたり、スッピンに見えたのも役作りですかね?

吉田:「あれをできる女優って、ほかにいますか?」っていう話なんですよね。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する(左から)吉田潮、梅田恵子、渡辺和洋(フジテレビアナウンサー)、新美有加(フジテレビアナウンサー)、木村隆志

『俺の家の話』は介護の描き方が理想的!ストレートな主人公が気持ちいい

続いて、吉田氏が挙げたのは、主演・長瀬智也と脚本・宮藤官九郎がタッグを組んだ『俺の家の話』(TBS)。

吉田:これは、父親の介護とお家の相続・継承というのがテーマなんです。クドカンがホームドラマをちゃんと書いてきたっていうのもありますし、私、個人的に父親の介護にいろいろ思いがあって。

私は介護を、お涙ちょうだいとかキレイごと、もしくはサスペンス風に書くのはあまり好みではなくて、ちょっと笑かしてほしいんです。それが、この作品は理想的だなと思っていて。

親の介護って何が問題かというと、認知症ももちろんですが、排せつや入浴介助という身体介助の問題なんです。そのあたりもちゃんと、ホロリとさせながらもクスッと笑わせるというところで、私の理想のドラマになっていて。私は大絶賛です。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する吉田潮

梅田:面白いです。長年、長瀬さんとタッグを組んできた宮藤さんが、彼のために最高のホームドラマを書いたなぁっていう印象です。やたら能書き先行の作品も多いこのご時世に、スカッとストレートな主人公が気持ちいいですよね。

介護も暗く書かないし、やっぱり宮藤さんはホームドラマうまいなぁって思うんです。この人たちの「俺の家の話」を聞きながら、「うちの家の話」を考えている人たちも多いんじゃないかなと思います。

木村:宮藤官九郎さんって、すごく人気のある方なんですけれども、志向性が高いというか(笑)、全然ハマらない人も多いんです。でも今回は、小ネタを詰め込み過ぎず抑制がきいていて、主演の長瀬さんや磯山(晶)プロデューサーと長年培った信頼関係が、いい感じで出ているなと。すごく間口の広い作品になっています。あと、長瀬さんがすごいですね。体も作ったし、能もやってますし、親子もやってますし。

民放にはなかなかできないところにチャレンジ!『ここは今から倫理です。』

木村氏のもうひとつのオススメは、山田裕貴演じる倫理教師が10代後半の問題に立ち向かう『ここは今から倫理です。』(NHK)。

木村:これは学園ドラマなんですけれども、主人公の教師は熱血ではなくクール。で、国語じゃなくて倫理。『3年B組金八先生』(TBS)の真逆をいくドラマを現代版にアップデートしたようなイメージです。それをNHKのよるドラという、非常に攻めた作品をつくる枠でやっています。

倫理を題材にして、スカッと勧善懲悪で解決するんじゃなくて、余韻を残して言葉で考えさせるというところが新しいし、民放にはなかなかできないところをやっているので、「これなら受信料払うぞ!」っていう感じで見ています(笑)。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する木村隆志
ドラマ解説者・木村隆志氏

梅田:すごく面白いです。なんなら私も挙げたかったぐらい。「生きるとは」とか「愛とは」という哲学の世界をエンタメにもってきたというのはすごいチャレンジだなと思って。最近、NHKは“こういうこともドラマになるんですよ”っていう、開拓精神というかチャレンジ精神を打ち出してますよね。特にこの枠は、すごく攻めてるなって思います。

吉田:主演の山田裕貴は、教師役が妙に多くないですか? ちょっとおかしな先生だったり、変態教師とかもやってましたよね。だから、先生顔なのかなぁと思いながらも熱演ですし、内容がとにかく高校生ぐらいの男女に知っておいてほしいことをちゃんと入れていて。

たとえば、「セックスをするのに合意が必要です」ということを、ちゃんとドラマの中で描いている。答えもちゃんと考えさせるっていう意味では、老婆心ながら、10代後半の人にぜひ見てほしいなと。みなさまのNHKなんで(笑)。

あとは、若い俳優さんが多いので、青田買いをしています。「この子、いいなぁ」とか、そういう見方をしています。

期待していなかったのに…全員が高評価の『知ってるワイフ』

そして梅田氏は、大倉忠義と広瀬アリスが夫婦役を演じるファンタジーラブストーリー『知ってるワイフ』(フジテレビ)をプッシュ。

梅田:もう、最高です。SFラブストーリーはこうでないと!っていう切なさがちゃんとありますよね。今の妻(広瀬)にうんざりした夫(大倉)が、過去を変えて人生をやり直すっていう話なんですけれども、違う形になって出会ってみると、奥さんの本当の姿、知らなかった姿がどんどん見えてきて。

自分は夫としてどうだったんだ?っていう反省とか成長が、胸をえぐってくるんです。そこらへんを大倉さんがすごく端正にやってらっしゃいますし、広瀬アリスさんが最高で、もう彼女を見てるだけで泣けるというか。

これは韓流ドラマが原作ですけど、時間軸の出し入れも、中だるみさせない展開のさせ方もうまいなって思います。なにより、大倉さんと広瀬さんがちゃんと夫婦に見えるっていうのも、この物語の説得力になっていて。もう最後まで、この二人についていきます。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する梅田恵子

吉田:広瀬アリスの怒った顔が好きすぎて、初回でとてもひきつけられて。でもこれ韓国のドラマはどうなってるのかなと思って、実は(原作の)韓国ドラマと同時進行で比較しながら見てるんです。

今、日本では4話、韓国だとエピソード8ぐらいなんですけど、わりと忠実に作ってるんですよ。韓国のほうは全16話あるので、もうちょっと丁寧に書いていますが、日本版は詰め込んだぶんテンポはいいです。

あと、韓国のほうは女優さんもいいです。映画「パラサイト 半地下の家族」で家政婦を演ってた女優さんがお母さん役で出てるので。この同時進行って暇人しかできませんけど、それをやっています。

木村:当初は、韓国ドラマのリメイクでタイムスリップかよと、全然期待してなかったんです。でも始まってみたら、タイムスリップの必然性がしっかりあるし、夫婦のドラマも怒りや悲しみ、後悔というところまでしっかり描かれている。これはもう橋部敦子さんの脚本がものすごくいいんですけども、すごく見ごたえがあって。ここに書く(挙げる)か迷ったぐらい。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する木村隆志

さらに、ここに挙がっていないイチオシ作として、新美アナが、ファッション誌の編集部を舞台にしたラブコメ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS)を紹介。

新美:編集長役の菜々緒さんがすごく素敵で、メイクから服からバッチリ決めているのと、1話完結のお仕事の話も描かれていて、ターゲット層である20代女子に刺さるドラマかなと思います。

木村:これは火曜ドラマという、恋愛ドラマをずっとやっている枠で、オリジナル路線に入って3作目なんです。オリジナルということは、勝利の方程式で作ったような作品で。1年前に上白石萌音さんがやられた『恋はつづくよどこまでも』も成功して、そこからきた作品なので。ちょっと型にはまっているなという思いはあります。

ギャラリーリンク 『週刊フジテレビ批評』に出演する(左から)渡辺和洋(フジテレビアナウンサー)、新美有加(フジテレビアナウンサー)

恋愛ドラマも数多く、まだまだ注目作が並ぶ今クール。後編は、2月13日(土)に放送。

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