大泉洋、自身のクセの強い部分は“髪”のみと断言するも、池田エライザに「曲者転がし」と言われ爆笑
映画「騙し絵の牙」3月26日（金）全国公開
大泉洋が3月25日（木）、都内で開催された主演映画「騙し絵の牙」公開前夜祭に、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市、吉田大八監督と共に登壇。本作への思いや自身のクセのある部分を明かした。
塩田武士が大泉を主人公にあて書きし、世間の注目を集めたベストセラー小説を映像化した本作は、崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき騙し合いバトルを描く、逆転連発エンターテインメント。
桜吹雪が舞う中、盛大な拍手に迎えられて登場したキャスト陣。だが、キャストのバックに建てられた看板の幕が落ち、隠されていた大泉の顔が見えるというトラブルが発生。
大泉が「見ないで～」と叫び、松岡が「見えちゃった…戻らない！」と嘆きながら直そうとするも、司会者から本当は幕が落ちるタイミングがもう少し早かったことと、観客は準備段階ですでに見ていたという悲しい報告が。大泉は「ずっとグダグダなの…」と嘆き顔を見せるも、気を取り直して挨拶することに。
緊急事態宣言が明けたことで満席になった客席を見渡した大泉は、「このように満席でお客様にお集まりいただくのが感慨深いです。いつぶりなのかな。ありがたい」としみじみ。
また、「試写会をやれていないので、今日が一般の皆さまに初めて映画館で観ていただく記念すべき日。初日は明日ですが、皆様の感想をいろいろ伺いたいので、帰りに住所を書いていってください。私がランダムで家を訪ねますので」とニヤリで明かし、会場から大きな拍手が起こる。
松岡は「満員とうかがっていなかったので、ビックリしました。いろいろ変わってしまったけど、様々なことに気を付けて、これからもこの場があり続けたらいいなと改めて思っています」とニッコリ。
宮沢は「この景色が久ぶり過ぎて。人がいると、温度感が全然違いますね。皆さんの熱量を感じます」と感慨深い様子で口にし、池田も「圧巻ですね。皆さんのいろんな配慮があってここに立てていると思うので、感謝の気持ちでいっぱいです」と満面の笑みを見せた。
中村は「ネタバレ（してしまうの）で、今日僕は何も話せない。合間合間に嘘を挟んで、皆さんをだましながら舞台挨拶します」と宣言。
佐野は「撮影が終わって1年余り。いつ公開されるか分かりませんでしたが、この時期で本当によかった。映画は時代の鏡。先の分からない楽しさがあると思う」と力強く語った。
それを受けて木村は「佐野さんのお話に感動して、自分の話すことを忘れちゃいました」と苦笑いし、「たくさんの皆さまにここでお会いできたことを感謝しています」としみじみ。
佐藤も感慨深い表情で会場を見渡しながら「映画はお客さんに観てもらって初めて成立します。壇上から満席のお客さんを見るのは久々で、自分の中で逆に妙な違和感があるくらい。本当にこの日常がすぐ側にきてほしい」と力を込めた。
登場人物が曲者ばかりの本作にちなみ、自身のクセの強い部分をトークすることに。大泉は「髪はものすごいクセ」と言って笑わせつつ、「性格にはクセがない。さっぱりしてません？」と共演者に同意を求めるも、池田に「“曲者転がし”みたいところがありますよね。曲者を転がすのが上手」と言われ爆笑。
それを受けて大泉は「私自身はもう少しクセが欲しいと思うくらいで、申し訳ないけど、本当に髪くらい。でも曲者は嫌いじゃないですね。劇団のメンバーとかも癖だらけですから。あとベテランの方でも怖がらないかも。今回も浩市さんや佐野さんとかクセのある方ばかりでしたけど、楽しいんです」とコメントし、佐野らを笑わせていた。
松岡はモーニング娘。’21。好きということで、「みんなの魅力を話すと、多少気持ち悪くなることはあるかもしない」と回答。宮沢は「何かを買うと、それを消費したくなる。洗剤とかも買った瞬間これを0にしてまた買いたくなるんです」と一風変わったクセを打ち明けた。
そして、池田は「仕事から帰るまでが早い。行きの車で帰りの計画を立ててることがあるんです。現場でお会いする皆さんのことは好きなんですけど、最後の1シーンとかはものすごく帰りたくなる」と自分のクセを告白。
すると、大泉が「君は、俺のクランクアップコメントは『早く終われや』って思って聞いてたの？」と尋ねると、池田は「いや、仕方のない部分だと思います。自分の抑えられない気持ちで」と素直に認め、周りは爆笑していた。
本作には、登場人物、全員が嘘をついているというコピーがついてることにちなみ、自身が嘘をついたエピソードを披露する一幕も。
中村は「身長168cmだったんですけど、プロフィールは170cmになってます。デビューしてから15年以上そのノリで」と驚きの告白。だが、先日行った人間ドックで測った際に170cmあったと言い「言霊ですね。この2cm、本当にでかい」と感慨深い様子で報告。
大泉から「あと2cm（ごまかしても）大丈夫だし、そうやって頑張ってれば最終的に180cmくらいなるかも」と、今後もごまかしていくことを薦められると、「言葉が持つ力を証明したいですね。172cmっていっていこうと思います」と詐称を宣言し、会場を笑いに包んでいた。
最後には、大泉が「去年の6月に公開する予定だった映画がやっと公開になりますが、今公開する意味がどこかにあると思います。映画館は安全な場所。閉塞感のある時代に観ると、とても気持ちのいいスカッとする映画だと思います。気持ちよくだまだされていただけたら」とアピールし、締めくくっていた。
映画「騙し絵の牙」は、3月26日（金）全国公開
©2021「騙し絵の牙」製作委員会
配給：松竹
最新情報は、映画「騙し絵の牙」公式サイトまで。
