北村匠海主演、映画「明け方の若者たち」に黒島結菜、井上祐貴が出演!「今の私にできる精一杯ができた」(黒島)
カツセマサヒコの青春恋愛小説を、北村匠海主演で映画化する「明け方の若者たち」の主要キャストほか、全出演者が解禁された。
<僕>(北村匠海)の日々は
<彼女>に満たされ、
<尚人>に支えられていた。
明大前の飲み会で<僕>(北村)が一目ぼれする<彼女>を演じるのは、黒島結菜。黒島は、今年3月に、2022年放送開始予定のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを務めることが発表されたばかり。
新入社員の<僕>の同期で後に親友となる<尚人>を演じるのは、井上祐貴。高いポテンシャルと意識を持ち、優秀であるにも関わらず、希望とは程遠い部署に配属される。

<僕>の母・知子役を演じるのは、高橋ひとみ。<僕>と<彼女>の出会いの場となる沖縄料理屋の女将役には、濱田マリ。<僕>が友人に連れられて訪れた風俗で出会う風俗嬢・ミカ役に佐津川愛美。<僕>のの心のわだかまりを解く柔らかな女性を演じる。
<僕>の上司・中山を演じるのは、山中崇。<僕>と尚人の同期・黒澤を演じるのは、菅原健。<僕>が物語冒頭で参加する明大前での「勝ち組飲み」の主催者であり、同級生・石田を楽駆が演じる。
<ストーリー>
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。
本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江ノ島。ふたりのために買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり…。
世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、「こんなハズじゃなかった人生」に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあのころ。
人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
<黒島結菜 コメント>
セリフを言葉にするのがとても難しくてわからないことだらけでしたが、今の私にできる精一杯ができたと思います。
北村くんとは、3回目の共演だったので、安心して現場で過ごすことができ、井上くんは初めてなのに初めてじゃないような不思議な人で、とても楽しくお芝居ができました。松本監督の演出は、常に新しくて、ニヤッとしてしまうくらい面白かったです。
撮影が終わって少し経ちますが、今思い出すとすごく純粋で美しい時間でした。誠実で一生懸命なこの物語を、多くの方に見て感じていただけるとうれしいです。
<井上祐貴 コメント>
脚本を読んだとき、同世代の登場人物に共感して、とても楽しく読み進めました。
撮影合間の北村くんや黒島さんとの他愛もない会話も、まるで劇中の1シーンに感じるような現場で、撮影中はそんな感覚で過ごしていました。
僕が演じさせていただいた古賀尚人は、カッコよくてなんでもこなせる。でもその裏には、努力やプライドがあるんだろうなと演じながら感じました。僕自身、尚人からたくさん刺激を受けたこの作品。今は完成が楽しみです。
<松本花奈監督 コメント>
~黒島結菜を撮影して~
冒頭、沖縄料理店での飲み会のシーンで、皆の輪に混ざろうとせず時間を持て余したように、ただそこに“いる”だけの<彼女>の姿をモニター越しに見たとき、思い描いていた<彼女>像とあまりに一致していて心臓がバクバクしたことを覚えています。
黒島さんご自身は、撮影の合間などは北村さんたちとワイワイ喋ったりしていて、とてもポジティブな空気感を纏われている方だという印象を受けました。ですが、カメラが回って<彼女>を演じ始めるとガラッと変わり、どこかセンシティブでつかみどころのない空気感を纏われていて、その振り幅に驚きました。
<僕>から見た<彼女>の視点だけでは描ききれない“不安定さ”が<彼女>への興味が尽きない理由なのだと感じました。
~井上祐貴を撮影して~
井上さんとは今回2度目だったのですが、またご一緒することができてうれしかったです。尚人という役柄は、友達思いで仕事への意欲もあり、良いときも悪いときも常にその時々のベストを追求できる男です。
一見何でもできすぎて嫌な奴にも見えそうですが、井上さんはそんな尚人をとても人間味溢れる人物として演じてくれました。描かれないところでの彼の悩みや葛藤が滲んでいるからこそ、一層愛される人物になっているかと思います。
また、北村さんや菅原さんとは実際仲が良さそうで、3人のシーンでちょいちょい挟まれるアドリブがリアルで面白かったです。
<出演>
北村匠海、黒島結菜、井上祐貴、山中崇、楽駆、菅原健、高橋春織、三島ゆたか、岩本淳、境浩一朗、永島聖羅、木崎絹子、寺田、ムロラン、 田原イサヲ、わちみなみ、新田さちか、宮島はるか、佐津川愛美、高橋ひとみ、濱田マリ