東日本大震災から10年…新たな歩みを始めた被災地の姿!番組から誕生した鎮魂と未来への歌を平原綾香が熱唱
7月17日(土)15時~BSフジ『いのちは未来を憶えてる~震災10年の、あくる日から~』
7月17日(土)15時より、BSフジでは『いのちは未来を憶えてる~震災10年の、あくる日から~』が放送される。

『いのちは未来を憶えてる~震災10年の、あくる日から~』は、東日本大震災から10年が経ち、震災によって失ってしまった大切な人や自分自身の心の喪失に対し、ある種のレクイエム(鎮魂)を行うことで、被災者はもちろん、そうでない人々にとっても次へのステップに繋げて心の穴を埋めるきっかけにしてほしいという思いから、制作された番組。ナレーションは、近藤サトが務める。
番組では、女川町で地球からのエネルギーを必要最小限に“収穫”する技術で灯をともし、また平原綾香の歌によって、少しでも過去から未来へとつなげられたらという思いを込めている。
工業デザイナーの中川聰(さとし)は、東日本大震災が起きた当時、ユニバーサルデザインを手がける中で知り合った多くの視覚障がい者の方たちが気にかかり、東京から被災地へと向かった。

実際に足を運び、中川が最も心配になったのは、被災し心を塞ぎこんでしまった子どもたちのことだった。中川は、美術教師の経験を生かし、絵や短い文章で自分の心の内を外に吐き出してもらうことを子どもたちに伝えた。
避難所や学校で対話しながら集めた子どもたちの作品は、震災2ヵ月後にはニューヨークで展示され、世界に向けてメッセージが発信された。この活動は、「Hug Japan」と命名されている。
震災から10年を迎えた2021年、中川は当時出会った子どもたちに会いたいと思うようになる。つらい過去があったからこそ、前向きに未来へと進める面もあるのではないか、その姿を実際に会って確かめてみたい。中川のその思いから「Hug Japan」は再起動することに。
今回、中川と「Hug Japan」の再起動に共感した、笠井信輔と平原綾香が活動に参加する。震災直後に被災地入りし、以来毎年欠かさなかった現地の取材に、昨年は自らが生死の境をさまよう大病を患って出向けなかった笠井信輔。

また、震災以来、被災地で歌い続け、代表曲である「Jupiter」を聴いた人から「死を思いとどまった」といった便りが多く寄せられ、歌の力で未来への思いを伝え続ける平原綾香。

震災に対する思いが強い3人は、被災地の詩や絵を残した「Hug Japan」の参加者を探し出し、訪ねる旅に出る。


被災者の過去と未来を共有し、女川町での公開収録の場で地元のみなさんを前にその思いを語り、新たな歩みを始めた被災地の復興から“復幸”へと進もうとする姿を紹介する。


「いのちは未来を憶えてる」ジャケット
