舞台『どれミゼラブル！』の公開ゲネプロ及び囲み取材が3日、都内で開催され、主演を務めるジャニーズJr.の松本幸大（宇宙Six）、室龍太（関西ジャニーズJr.）、石垣佑磨、岩田華怜、金田哲（はんにゃ）、早乙女友貴、石橋徹郎、演出の池田テツヒロが登壇した。

本作は、2004年の初演された可児理華の書き下ろしコメディ。初演で高い評価を得てから15年、今回のキャストに合せて大幅に書き直し、池田テツヒロを演出に迎えての再演となり、4大都市で上演。下北沢の片隅にある、一癖も二癖もある売れない役者たちの巣窟となっている伝説のアパート「コーポ・レミゼ」を舞台に、地方から上京してきた俳優志望の若者が入居してきてから起こる珍騒動を描く。

松本は本作が初の単独主演舞台となるが、「もちろんプレッシャーもありますけど、素晴らしい皆さんとできるということで、初日が楽しみでした。がっつりコメディは初めて。自分たちも楽しいので、それをいかに伝えることかと思っています」とニッコリ。

同じジャニーズ事務所の室とは初共演。室について「元気で明るい」と言い、「稽古場でも金田さんをビックリさせてた」と暴露。金田も「僕がトイレ行くときや飲み物を取りに行くときに、物陰に隠れてそこからバっと出てきて…」とエピソードを明かし、「無邪気ないい子。現場が和みます」と賛辞の言葉を贈った。

その話を照れ笑いしながら聞いていた室は、今回売れない芸人役に挑戦。記者から「芸人っぽいですよね？」と言われ、「僕、一応ジャニーズなんですけどね」と苦笑いしつつも、「近くに金田さんという芸人がいらっしゃるので、なんの心配もなく。楽しくできてます」と満面の笑み。

松本については「稽古に入る前までは一発くらい殴られるんじゃないかと思ってたくらい、存在が怖くて。最初、無口やったんで」と最初の印象を明かすも、今は仲が良いそう。それを横で聞いていた松本も「社交的でもないんですよね」と認め、「恥ずかしがりやなんです」と理由を明かした。

今回、キャストは7人のみ。松本が「チームワークが一番大事。稽古場でも盛り上がっていました」と語るほどキャスト陣は仲が良いそうで、金田は「初対面だったけど初日からすごくしゃべって、連絡先も交換しました」と回顧。そんな中、石垣が「稽古1ヵ月して、僕誰の連絡先も知らない」と驚きの表情で異論を。だが、金田に「稽古終わってすぐジム行くじゃないですか」と返され、苦笑いしていた。

本作では、 アイドル であるジャニーズの松本、室、元AKBの岩田、芸人の金田、大衆演劇出身の早乙女など、バラエティにとんだキャストが集結するが、演出を務める池田は「異種格闘技戦」と称し、「皆さんのポテンシャルがすごく高いので、それを生かせる演出ができているか不安」と吐露。

だが、「彼らずるくて。稽古場であんまり本気ださないけど、劇場で本気だしてくる。アイドルすげーなと思いました」と明かし、「とんでもない傑作になりました。私史上、最も面白い作品」と胸を張った。

そんな池田はSnow Manのライブ や、宇宙Sixの舞台を観覧したことも。その時の松本のことを「かっこよかった～」と言い、「今回は歌と踊りはあんまりでてこなくて、かっこいいところは封印してるんですけど、後半ドカンと弾けますんで」とアピール。松本も「池鉄さんの指導のもと、7人チームワークで皆さんを笑顔にします。絶対笑わせるんで見に来てください」と意気込んでいた。