森崎ウィンが実在のドラァグクイーンを熱演!自分らしく生きる尊さをメッセージ
ミュージカル「ジェイミー」【東京公演】8月8日(日)~29日(日)/東京建物Brillia HALL 【大阪公演】9月4日(土)~12日(日)/新歌舞伎座 【愛知公演】9月25日(土)・26日(日)/愛知県芸術劇場 大ホール
8月8日(日)に開幕するミュージカル「ジェイミー」の公開稽古が8月7日(土)、8日(日)に東京建物Brillia HALLで行われた。
本作は2017年にイギリスのサウス・ヨークシャーにあるシェフィールド劇場にて開幕するやいなや異例の大ヒットを記録し、同年にはロンドン・ウエストエンドでの上演が決定。現在もロングラン公演を続け、さらには、映画化もされるほどの人気を博している。
物語は、将来、ドラァグクイーンになることを夢見る16歳の高校生・ジェイミーが、周囲の差別や偏見と戦いながらも、母親や親友の支えによって自分らしく生きていく姿を描く感動の実話。
主人公・ジェイミーを森崎ウィンと髙橋颯がWキャストで演じるほか、安蘭けい、保坂知寿、今井清隆、石川禅ら豪華ミュージカルスターが共演。さらに、2.5次元界を牽引する佐藤流司とDISH//の矢部昌暉がクラスの権力者・ディーンを、元アンジュルムの田村芽実と元E-girlsの山口乃々華がジェイミーの親友・プリティを、こちらもWキャストで演じる。

フジテレビュー‼では7日(土)に行われた、森崎バージョンの公開稽古をリポートする。
幕が開くと、そこは高校の教室。「♪ジェイミーが主役」というフレーズが印象的なナンバーにあわせ、主人公・ジェイミーを中心に生徒たちがイスを使ったダンスを披露する。
森崎の軽やかな声が心地よく、そして、生徒役の一糸乱れぬダンスに引き寄せられ、オープニング早々、観ている側もノリノリに。

そして、担任教師のミス・ヘッジ(樋口麻美)が生徒たちへ「将来の夢は?」と問いかけるも、ジェイミーは本心を明かすことができず、「パフォーマー」と嘘をついてしまう。
ジェイミーが帰宅すると、自宅では安蘭扮する母・マーガレット、その親友・レイ(保坂)がバースデーパーティの準備中。宝塚歌劇団と劇団四季で活躍したスター女優同士の2ショットに、ついついうれしくなってしまう。

ある日、ジェイミーはプロム用の衣装を探すため、とあるショップへ。そこはヒューゴ(石川)が経営する店で、実はヒューゴこそ伝説のドラァグクイーン、ロコ・シャネルその人であった。

ヒューゴのサポートもあり、ショークラブのステージへと立つことになったジェイミーは徐々にクラスメイトたちの理解を得ていくが、クラスの権力者・ディーン(佐藤)だけはジェイミーを認めようとせず、反抗的な態度に。


また、離れて暮らしている父(今井)から実は愛されていないと知り、落胆するジェイミーだったが、親友・プリティ(田村)やマーガレット、レイ、ヒューゴらの励ましによって、再び前を向くことができる。


そうして迎えたプロム当日、とびっきりのオシャレをしてパーティに臨む生徒たち。そこへ、純白の衣装にシルバーのハイヒールでドレスアップしたジェイミーが現れる。パーティへの参加を認めないミス・ヘッジに対し、生徒たちはジェイミーの参加を直訴。

内気で真面目なプリティが勇気を出して叫んだ下品な言葉や生徒たちの声により、ジェイミーはプロムへの参加を認められる。そんな周囲の変化によって、悪態ばかりついていたディーンの態度も軟化。ついにはジェイミーと手を取り、パーティ会場へと向かっていった。

皆の愛情により、“自分らしく生きる尊さ”を知ったジェイミー。キャスト全員で披露したエンディングのナンバーでは輝きにあふれた表情で、会場全体をハッピーオーラで包み込んだ。
公開稽古を終えた森崎はさっきまでのキラキラした表情から一変、客席をうめた報道陣へ丁寧にお辞儀を繰り返し、誠実な人柄をのぞかせていた。

最新情報は、ミュージカル「ジェイミー」公式サイトまで。