浅丘ルリ子「1人だけでも子どもが欲しかった」草刈民代、風吹ジュンに語る女優としての半生
8月29日(日)7時~『ボクらの時代』
毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。
8月29日(日)は、草刈民代、浅丘ルリ子、風吹ジュンが登場する。

浅丘ルリ子が語る女優と結婚と離婚と子ども
2017年に倉本聰脚本のドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日)で共演した3人。今回は、草刈の希望で鼎談が実現。

草刈:ぜひぜひ、お2人の先輩にお話をうかがいたいなと思いまして、お声掛けさせていただきました。
浅丘:ありがとうございます。
風吹:みんな一応、女優ですけど、みなさん、タイプが違う。草刈さんは、アーティストっていうイメージありますし…。
浅丘:そう、全然違う、ね。
風吹:浅丘さんはスターですし。で、私はつくづく女優ってブルーカラーだなって感じていて。肉体労働(笑)。
浅丘:でも、もうお母さん役をやっている。
風吹:お母さんをもう超えましたよ、おばあちゃんですよ、最近。
プライベートでも4人の孫がいると明かす風吹に、浅丘は「いいなぁ。私、1人だけでもいいから子どもが欲しかった」と、女優としての半生を振り返っていく。
「女優として変わっていこう」きっかけは樹木希林
一方の風吹は「女優になろうなんて思ってなかった」とデビュー当時の心境を語る。

風吹:たまたま出会った人の紹介で芸能界に入ってきたんですけど、最初は写真とかコマーシャルとか、そういったことで1年やらせていただいて。2年目に歌手の仕事が飛び込んできて、そのまま1年歌手をやったんですけど、これはもう、私、ついていけない…。
浅丘:あらそう。
風吹:性格的に「違う」って思ったんですよね。で、これもう辞めるしかないって思って。そのときにたまたま『寺内貫太郎一家』(1974年/TBS)、声を掛けていただいて。
そこで共演した樹木希林に出会ったことが「女優として変わっていこう」と思ったきっかけになったと明かす。
「バレエ以外やる必要ない」から一転、女優への決意
また、バレエダンサーとして国内外で活躍していた草刈にも、女優へ転身した経緯を聞いていく。

浅丘:ご主人(映画監督の周防正行)のおかげなの?「女優さんになろう」って思ったの。
草刈:そうだと思います。もしも映画監督の夫と結婚していなければ、たぶん女優にはなっていなかったと思います。
浅丘:うそだー。
草刈:いや、本当です。
浅丘:じゃあ、周防さんが「なりなさい」って言ったの?
草刈:そうでもないんですけど。でも私、女優には向いてないと思ってたんですよ。
草刈は「バレエ以外やる必要がないと思っていた」ものの、初めての映画出演となった「Shall we ダンス?」(1996年)に出演することになった経緯を語る。また、バレエの引退~女優への転身を決めた際の心中を明かしていく。
タイプの違う女優3人が、それぞれの半生をたっぷりと振り返っていく今回。ほかにも、踊りと芝居の違いや役作りの方法、60代になってから登山を始めた風吹の変化、恋愛観や結婚観、コロナ禍に思うこれからの生き方などの話題を展開する。