推し認定、SNSでトレンド入り続出『准教授・高槻彰良の推察』を彩る男たち!
9月18日(土)24時10分~オトナの土ドラ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』 Season1 第7話/ Season2:WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで10月10日(日)23時~放送・配信
9月18日(土)24時10分より、伊野尾慧主演、オトナの土ドラ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』Season1 第7話が放送される。
本作は、完全記憶力を持つ民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、人の嘘がわかる大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の凸凹バディによる謎解きミステリー。
『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』の記事はこちら!
第6話では、異質のピュアな都市伝説「図書館のマリエさんの怪」を解明。高槻も思わず涙ぐんだ!?淡く切ない物語だった。視聴者も「まさか泣かされるとは」「解釈によって人を救っていく今までにないやさしいドラマ」「すでにロスが怖い」と、さまざまな面を見せる『准教授・高槻彰良の推察』の世界観にハマっているよう。
残すところあと2話。第7話では、尚哉にかけられた孤独の呪いの秘密を知る男が登場。物語はクライマックスに向け急激に加速していく。
そこで今回は、本作を支える4人の男たちにスポットを当て、それぞれの名シーンをチョイスして紹介する。
プロデューサーがキャスティングについて語っていた「世間が持つ伊野尾さん、神宮寺さんに対するこれまでの“解釈”を変えてみたい。だから、伊野尾さんには“オトナ”“クール”、神宮寺さんには“孤独”“地味”というキーワードを伝えた」という意味がよくわかるかも。
※以下『』は、台本内のセリフ
<『准教授・高槻彰良の推察』を彩る男たち>
須賀健太 圧巻の自然なチャラさ!本作のアドリブリーダー
須賀健太演じる難波要一は、尚哉(神宮寺)の府同級生として登場。随所に挟むアドリブが自然すぎて、視聴者から「どこまでがセリフで、どこからがアドリブなのかわからない」と話題に。
ここで少しバラしてしまうと、第4話で高槻と対談する女優・更紗(市川由衣)のピンク色の服をイジるように尚哉と話すシーンや、第5話冒頭から約15秒間、学食で1人喋り続けるシーンがアドリブだ。

そんな難波の名シーンは、第2話「わら人形の怪」で陸上部エース・綾音(山田杏奈)と話した後の「じゃあね、綾音ちゃん。部活がんばってね~」の演技。
その言葉に、綾音役の山田が少し迷惑そうに「ありがと~」と手を振っていて、初めて会話した相手にも即“ちゃん”づけできる難波の、嫌味のないチャラさがよく表れているシーン。
ミステリーと併走する難波の恋愛模様もオススメ。第2話で「飲むチーズケーキ、飲まない?」と誘い「何それ~!?」と軽く断られるも、第3話ではグループ旅行へ。そして第5話では見事成就し、お揃いのバンダナをする仲に…難波と愛美(吉田あかり)の恋の進展具合も目が離せない。
須賀健太が、ミステリーと併走する難波の恋愛模様について語っている『准教授・高槻彰良の推察』の“陽キャ”担当!須賀健太「伊野尾さんは、真ん中にいるのが似合う人」の記事はこちら!

吉沢悠 眉間のシワが醸し出す!?大人の男の気迫と説得力
吉沢悠演じる佐々倉健司は、「出てくるだけで安心感」「年齢重ねてさらにかっこいい」と、主軸の2人を差し置いて「推し」認定する人も出てきているほどの人気。

高槻(伊野尾)の幼馴染であり、危なっかしい高槻を案ずる兄のような佐々倉。一見クールで強面だが、内に熱いものを秘めた刑事である佐々倉の名シーンは、第3話「鬼伝説の怪」で高槻の背中の“黒い跡”を尚哉に見られた後の顔。
「これは…」と驚きの声を発する尚哉を無言でにらむ、その目の奥から「何も言うな」「誰にも言うな」と佐々倉の心の声が聞こえてくるよう。だが、一方でゴクリと唾を飲み込むところから、「見られてしまった」という焦りも少し感じさせるような表情をしているのだ。
その後、鬼頭家で寝ている高槻の傍で、尚哉に「背中のあれ。あれは一体?」と聞かれてビシッと言うシーンもオススメ。
「それを聞いてどうするつもりだ?世の中には単なる好奇心で聞いていいことと、そうじゃないことがあることぐらいわかるよな?」と言うセリフ自体もシビレるのだが、吉沢の顔に刻まれたかっこいいシワがより説得力を持たせてくれる。
男性なら「こんなふうに年を重ねたい」と思うだろうし、女性なら「健ちゃんに叱られたい!」と思う方も多いのではないだろうか。そんな大人な健ちゃんにも“おばけが怖い”という一面が…(第6話参照)。
神宮寺勇太 ビジュアル再現度と繊細な“受け”の演技…いつしか尚哉の笑顔待ちに!?
地味で陰キャだが守りたくなる、神宮寺勇太演じる深町尚哉。SNSでは「深町くん」がトレンド入りするなど予想外!?の人気。
神宮寺が第1話で登場したときの、あまりの地味さに驚いた視聴者は多いだろう。原作のビジュアル再現度という点でも秀逸だったが、おどおどした表情や猫背で歩く姿など“孤独を抱える少年”の表現度も高かった。加えて、神宮寺が持つ“誠実な人柄を表すような真っ直ぐな声”も、尚哉のモノローグにぴったりだった。
基本的に、尚哉はリアクションの演技が多いのだが、神宮寺は“人が話しているときに何を考えているのかわかる”演技をしている。そして第5話「呪われた部屋の怪」の、不動産業者を問い詰めるシーンでは少し自信がついた尚哉の姿を見せ、孤独からの変化を繊細に演じてみせた。
尚哉は、歪んだ声を聞いたとき以外で表情の変化があまりないからこそ、目の動きや眉間に寄せるシワなど些細な表情を追って見てしまう。第1話で高槻が講義中に描いた「口裂け女」のあまりの“画伯ぶり”に一瞬笑う姿を見せたが、誰とも心を通わせないでいいと思っている尚哉は、それ以降笑わない。
そして、いつしか見ている側は「尚哉の笑顔を見たい」「尚哉が笑顔になるとうれしい」と尚哉の笑顔を待ってしまうのだ。第3話「鬼伝説の怪」で富士山を見ながら、高槻に「来て良かったでしょ?」と聞かれ、まんざらでもないと少し笑顔になる尚哉の様子に、ホッとした視聴者も多いのでは?
そんな神宮寺の名シーンは、第4話「白い服の幽霊の怪」で、自宅へ見舞いに来た高槻に「深町君は僕の研究室には必要な人で、もうお客様じゃないからね」と言われた後の表情だ。台本には「……」としか書いていないが、孤独で凍りついた尚哉の心が少し溶けたようにも見える、何ともいえない絶妙な表情を見せている。
伊野尾慧 オトナとクールに不意の可愛さ…くるくる変わる表情に目が離せない
最後は、伊野尾慧演じる高槻彰良。放送後は「高槻先生」もトレンド常連。伊野尾の名シーンといえば、各話に登場する“高槻の謎解明シーン”で専門用語を含む長ゼリフをよどみなく喋る姿を誰もが思い浮かべるだろう。
第2話「わら人形の怪」でのセリフは、台本上で300字超え、第4話「白い服の幽霊の怪」ではそれを上回る500字超え!上質な3ピーススーツをお洒落に着こなし、理路整然と喋る准教授としての姿は、間違いなく“オトナ”で“クール”だ。
だが、その華麗な演技以外にも注目したいのは、“不意に現れる可愛さとのギャップ”だ。真剣な表情からの破顔。怪異に喜々からの謝罪顔。尚哉の過去話に涙目からの無邪気なハグ…と、第1話「コックリさんの怪」の中だけでも挙げればきりがない。
このギャップは“天性の可愛さ”を持つ伊野尾でなければ成立しなかったかもしれない。本作は、怪異ミステリーのカタチを取りながらも描かれているのは現代人が抱える“孤独”。さまざまな理由から孤独になっている登場人物たちを“柔らかくやさしく”救っていく…その物語を動かす要素のひとつが“解釈の仕方”であり、もうひとつは伊野尾が作り上げる高槻のキャラクター。この両輪があってこそ目が離せない&見続けたくなるドラマに仕上がっている。
第1話で教室の掃除具入れロッカーからホコリを付けて出てくるシーン。あんなドジっ子を嫌味なく成立させてしまう伊野尾は、まさに“異能”の俳優だ。
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<第7話あらすじ>
千葉県警記者クラブ所属の記者・畑中(森永悠希)、村田(西村直人)、林(大水洋介)、大野(大朏岳優)らが息抜きで行った“四時四十四分の呪い”のせいで次々に災難に遭っているという。畑中の先輩である佐々倉(吉沢悠)から相談を受けた高槻(伊野尾慧)と尚哉(神宮寺勇太)。
そこで県警広報官・遠山宏孝(今井朋彦)と出会い、尚哉は「君は嘘がわかるんじゃないか?」と言われてしまう。