屋良朝幸 コロナウイルス感染症からの復帰に感慨「舞台の初日を迎えられるのは奇跡」
ミュージカル「ドッグファイト」【東京公演】9月17日(金)~10月4日(月)/日比谷シアタークリエ【愛知公演】10月6日(水)/日本特殊陶業市民会館【大阪公演】10月21日(木)~10月24日(日)/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
9月16日(木)、ミュージカル「ドッグファイト」のフォトコール(公開舞台稽古)&取材会が行われ、屋良朝幸、昆夏美、藤岡正明、大久保祥太郎、壮一帆が登壇した。
この作品は、1991年にアメリカで公開された同名の映画が原作(邦題は「恋のドッグファイト」)。ベトナム戦争に出征する若い海兵隊員たちが参加するゲーム「ドッグファイト」を巡る一夜の恋と、兵士たちの友情を描くミュージカル。屋良を主演に2015年、2017年に日本初演、再演を果たし今年3度目の上演が決定した。
<屋良朝幸の20cm以上切ったミリタリーヘアに共演の藤岡正明「迷惑でしたね(笑)」「ドッグファイト」取材会レポート>

主演の屋良は8月20日に受けたPCR検査でコロナウイルスに感染していることが判明し療養。9月3日に所属事務所から完治したことが発表された。
無事に公演を迎えられることについて屋良は「ご心配をおかけして申し訳なく思っています。コロナウイルスに感染しても、人によって症状がまちまちで、僕は2週間療養させていただきました。周りで感染している人と比べて、すごく早く回復できて、それが幸いでした」と報告。

そして、「療養している間は、稽古に参加が出来なかったのですが、キャストのみんなやスタッフの方々が力を合わせて、すごくいい空気を作り出してくれました。ときにはリモートで稽古場をつないで、振り付けを教わったりとか、いろいろな配慮をしていただいて、感謝する日々でした。自分が回復してから、10日くらいしか稽古をする日にちが残っていなかったのですが、昆ちゃんにも根気よく付き合っていただいたりと、みんながいい空気感を作ってくださったので、そんなに不安はありませんでした」と振り返った。
最後に、「こういう時期に舞台の初日を迎えられるのは奇跡かもしれない。こうして明日から幕を上げられるのは幸せなことだなと思っているので、千秋楽まで誰一人欠けることなく走っていきたいです」と力強く語った。

<ストーリー>
ベトナム戦争出征前のアメリカ・サンフランシスコ。 エディ(屋良朝幸)、ボーランド(藤岡正明)、バーンスタイン(大久保祥太郎)の3人は訓練期間を終えた新米兵士。各々のイニシャルをもじって“3匹の蜂(スリービーズ)”と称するほどの親友同士。
彼らは出征前の最後の夜を楽しむべく街で大騒ぎを始め、「ドッグファイト」に参加する。同じく海兵隊の仲間、フェクター(小川優)、スティーヴンス(今江大地)、ギブス(一色洋平)も加わり盛り上がりを見せるが、それは海兵隊で代々受け継がれてきた、一番イケていない女の子をパーティーに連れてきた者が賞金を得るという最低のゲームだった…。
最新情報は、ミュージカル「ドッグファイト」の公式サイトまで。