伍代夏子 歌手活動再開に「収録が終わってから、号泣してしまいました」
今年、歌手デビュー40周年を迎える伍代夏子が、初の写真展「残像~アフターイメージ」を10月1日(金)よりtokyoarts gelleryで開催。
歌手活動の傍ら常にカメラを持ち歩き、大自然の風景から身近な公園の小さな植物や昆虫まで、さまざまなシーンを撮影し続けてきたという伍代。長年撮影した作品の中から選りすぐりの作品が初公開される。
この個展開催を翌日に控えた9月30日(木)、取材会が行われた。

伍代夏子「ネイチャーなものをとるのが好き」
伍代は、「最初は旅に行くたびに記念撮影程度に撮ったり、景色を撮ったりという感じだったんですけど、もうちょっといい写真を撮りたいなと思って10年ほど前にちょっといいカメラを購入して、そこからいろいろと撮るようになりました」と写真好きになったきっかけを語る。さらに、撮影のために旅行に出掛けるようにもなった、とそののめり込み具合を明かした。
撮影の対象は「人工的なものよりは、ネイチャーなもの。自然の中の動物や植物、昆虫などを撮るのが好き」とのこと。今回展示されているものの中でも目を引く北海道・羅臼で撮影した流氷とオオワシの1枚(「昇る朝日とオオワシ」)は、「マイナス17度の極寒の中、3時間か3時間半ほど待ちながら撮影しました。凍傷になっちゃうと思うぐらい寒かったですけど、これが撮りたかったんです。すごくキレイでした」と熱を込めてコメント。
昨年からのコロナ禍においては、代々木公園や新宿御苑など都内の公園での撮影が中心だっただけに、「今行きたいのは沖縄。沖縄でサガリバナを撮影したいんです」と次なる撮影に意欲が高まっている。

夫・杉良太郎はご機嫌とりで「いいね」と言っている!?
個展を開くほどの写真の腕前の伍代だが、夫の杉良太郎には「タブレットで見せている」という。「“キレイだね”、“いいね”と言ってくれますけど、そうしないと私の機嫌が悪くなるからかな(苦笑)。でも、下北半島の写真がいくつかあるんですけど、これはとくに気に入ってくれてます」と語った。
「人物を撮ったりはしないのですか?」という記者からの質問には、「(人は)しゃべるでしょ。友達を撮ったりもしたんですけど、しわを取ってとかいろいろ言うので(笑)、しゃべらないものしか撮りません」と言って、笑わせた。

また、今年3月、ジストニアによる歌手活動休止を発表していた伍代だが、徐々に活動も再開。「完全に治るということはないんすけど、だいぶ慣れてきました。昨日収録のお仕事で、6ヵ月ぶりにお客様の前で2曲歌ったんですけど、終わってから号泣してしまいました。苦しいなと思ったら、ちょっとファルセットにしてみるとか調整しつつですね」と一歩ずつ、歌手活動への手ごたえも感じている様子だった。