ムロツヨシ「ストーリーと伏線はさすが」『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』上白石萌歌、矢作兼、久保史緒里のコメントも到着
10月8日(金)25時05分~『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』※関東ローカル
ムロツヨシが、「15年以上の長いお付き合い」という人気劇団・ヨーロッパ企画とフジテレビがタッグを組んだ、青春系・時間SFオムニバスドラマ『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』に出演する。
本作は、ヨーロッパ企画とフジテレビが2020年に放送した新感覚SF総合バラエティ『ヨーロッパ企画のYou宇宙be』以降、再びタッグを組んで送るオムニバスドラマ。
今回は、ストーリーテリングパートと時間SF要素をふんだんに盛り込んだショートドラマ3本立てとなっており、ストーリーテリングパートには、ムロツヨシ、各ドラマの主演に上白石萌歌、矢作兼(おぎやはぎ)、久保史緒里(乃木坂46)の出演が発表された。

下段左から)上白石萌歌、矢作兼、久保史緒里
<ヨーロッパ企画×フジテレビが再びタッグ!ムロツヨシ、上白石萌歌、矢作兼、久保史緒里らの出演が決定の記事はこちら!>
ストーリーテリングパートに出演のムロツヨシが演じるのは、映画サークルOBのリーダー的存在・コマツ。
ある日、映画サークルの後輩たちの呼びかけで集まった上映会へOBメンバーと一緒に行ったコマツは、現役生たちに触発され、映画作りへの思いが再燃する。しかし、映画を作っているほどの時間がないと嘆く一同。
そんなとき、突如目の前にタイムマシンが現れたことによって、思いがけない展開に巻き込まれていく…。ヨーロッパ企画ならではの舞台のような掛け合いの応酬とコメディ感満載の終始笑いの絶えない作品。



ショートドラマの1本目「リマインド」で主演を務めるのは、上白石萌歌。
“繰り返すタイムリープ”がテーマの本ストーリーは、上白石演じる女子大学生のカズノと戸塚純貴演じる男子大学生・ケントが、とある書店で偶然に出会ったことで動き始める青春恋愛SFストーリー。
SF好きという共通点のある2人は、書店での出会いをきっかけに急速にひかれ合い、付き合うように。しかし、ひょんなことをきっかけに別れることになってしまい、ケントとの出会いに後悔するカズノ。
そんな中、カズノは、突如タイムリープに巻き込まれ、タイムリープした世界でもケントと何度も出会ってしまうのだった…。2人の出会いは偶然なのか、必然なのか。
タイムリープを重ねることで、わかってくる真実がそこに――。ヨーロッパ企画のお家芸でもある、長回し撮影で緊張感あるシーンが展開される。

2本目の「あいつのミラクルショット」は、“パラレルワールド”をテーマに、おぎやはぎの矢作兼が主演を務める。
矢作演じる京都で暮らすサラリーマンのホリユウマは、「自分の現在は、人生における唯一解であり、“もしも”なんて存在しない」と信じてやまない。
そんなユウマの前に突如もう一人の自分が現れる。もう一人の自分は、京都で妻と安穏とした生活を送る自分とは正反対で、上京して会社を営み、豪勢な暮らしを送る独身社長だった。
2人は、それぞれが自分の人生を正当化するために、お互いにマウントを取ろうとし、ケンカになってしまう。そして、ケンカの決着は自分たちが得意なビリヤードでつけることに…。
最終ゲームまでもつれ込む大接戦に、まさかの結末が――。矢作が1人2役を演じ、“分身撮影”に挑んだトリッキーなシーンや、矢作自ら「ビリヤードは得意」と豪語する腕前も披露している。


最後の物語「乙女、凛と。」には、“約1分後の自分との交信”をテーマに、乃木坂46の久保史緒里が主演を務める。
久保が演じるのは、京都で話題のフォークデュオのボーカル・カノン。カノンは、フォークデュオの相方であるフウカ(藤谷理子)に伝えたい思いがあったが、なかなか決心がつかずにいた。そんな矢先、カノンは、約1分後の自分に電話をかけられるという不思議な“未来電話”を手に入れる。

“未来電話”を手にしたとき、カノンが取った行動とは…。風情ある京都の先斗町を舞台に長回しワンカットで撮影したシーンや、久保と藤谷とのエモーショナルなハモリ歌唱も登場する。

『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』は、10月8日(金)25時05分より、フジテレビで(関東ローカル)放送。また、無料配信のFODやTVer、有料配信のFODプレミアムでも放送後に配信予定だ。

<ムロツヨシ コメント>
ヨーロッパ企画さんとは、「サマータイムマシン・ブルース」から15年以上という長いお付き合いになりますが、初めて京都で作品を一緒に作ることができて、それがまた舞台ではなく、テレビでやるドラマの中の一部ということで非常に楽しくやらせていただきました。
改めてよくできた内容とさりげなくオムニバスのドラマへつなげるストーリーと伏線には、やはり「さすがだなぁ」と思いました。本当に楽しく脚本を読ませていただき、やらせていただきました。
<上白石萌歌 コメント>
私が青春のすべてをささげた作品「続・時をかける少女」から約4年。大好きなヨーロッパ企画さんにまたお声がけいただき、とてもとてもうれしく思います。
ふるさとに帰るような懐かしさと照れくささで胸がいっぱいになりました。不思議な時間旅行のできる作品です。きっと“ガハハ”と笑っていただけると思います。どうぞお楽しみに!
<矢作兼 コメント>
ヨーロッパ企画の上田さんの仕事ということで、気軽に引き受けましたが、台本をもらってセリフを覚えようとしたら、パラレルワールドの設定で1人2役なので、頭がパニックになり、全然覚えることができず、1時間ぐらいで諦めて台本をそっと置き、本番に臨みました。
撮影が終わったあとも、撮り方が特殊なため、どうなっているのかよくわからず…僕も完成版を見るのが楽しみです。面白そうなので、ぜひ、みなさんも見てください!
<久保史緒里 コメント>
過去と未来を行き交う台本を読みながら、頭を悩ませる時間がとにかく楽しくて、たまりませんでした。
また、今回上田誠さんが作詞・作曲をしてくれた歌を、舞台「夜は短し歩けよ乙女」以来、歌うことができて、心からうれしかったです。渦巻く時間の中で起こる青い春を、魅惑の大人世界・先斗町の景観にうっとりしつつ、お楽しみいただけたらうれしいです。
ヨーロッパ企画
京都を拠点とする劇団・ヨーロッパ企画。映画化にもなった舞台作品「サマータイムマシン・ブルース」(2005年)や「曲がれ!スプーン」(2000年)などの代表作を始め、イベントやテレビ、ラジオ番組の制作など、多種多様に活躍の場を広げる。また、ヨーロッパ企画のお家芸でもある、“時間SF”をテーマにした映画「ドロステのはてで僕ら」(2020年)や、パラレルワールドなどを行き来する生配信SF劇「京都妖気保安協会」(2020年)など、精力的に活動を続ける、エンターテインメント集団。
「サマータイムマシン・ハズ・ゴーン」
ヨーロッパ企画の大人気戯曲で、ムロツヨシの初出演映画でもある「サマータイムマシン・ブルース」(2005年公開)。従来のありがちなタイムリープ、タイムスリップモノとは一線を画した“タイムマシン”ストーリーとして、演劇界・映画界に強烈な印象を残した本作以降、親交を続けていた、ムロツヨシとヨーロッパ企画のメンバーが送る新たな物語。
ムロツヨシ演じるコマツと、イヅツ(石田剛太/ヨーロッパ企画)、ヒロセ(諏訪雅/ヨーロッパ企画)、ホシノ(酒井善史/ヨーロッパ企画)、セナ(永野宗典/ヨーロッパ企画)らは、映画サークルOBとして行きつけのカフェに集まり、当時を懐かしみつつ談笑していた。
かつて、彼らが足しげく通っていた中華料理屋がなくなっていることに一同残念がっていたさなか、カフェの店員(西村直子/ヨーロッパ企画)から「タイムマシンを見つけた」と言う話を聞くコマツたち。そして、実際にタイムマシンが目の前に現れたとき、事実に戸惑いながらも試しに乗ってみると…。タイムリープという名の“時間の不思議”とともに3つのストーリーへといざなう世界を見た先に見えるものとは――。
<出演者紹介>
ストーリーテリングパート
ムロツヨシ、石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、永野宗典、西村直子、本多力、日下七海、桜寝あした(きのホ。)
「リマインド」
上白石萌歌、戸塚純貴、天野はな、土佐和成、本多力
「あいつのミラクルショット」
矢作兼(おぎやはぎ)、早織、石田剛太、酒井善史、角田貴志
「乙女、凛と。」
久保史緒里(乃木坂46)、藤谷理子、永野宗典、中川晴樹、諸岡航平