小西克幸『鬼滅の刃』遊郭編で宇髄天元の声を「派手に」演じる
毎週日曜23時15分~『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』
『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』(フジテレビ)で、音柱・宇髄天元の声を演じる小西克幸。
小西は、『歌舞伎町シャーロック』(MBSほか)のシャーロック・ホームズ役や、『かつて神だった獣たちへ』(FODほか)のハンク役、『SHAMAN KING-シャーマンキング』(テレビ東京)の阿弥陀丸役など、人気作品のキャラクターを多く演じるほか、映画や海外ドラマの吹き替えや、CMのナレーションを務めるなど幅広く活躍している。
そんな小西が今作で演じる宇髄天元は、『鬼滅の刃』に登場する最強の剣士たち“柱”の中でも、特に“派手”とされるキャラクターだ。フジテレビュー!!では、役を演じる上での意気込み、アフレコ現場でのエピソード、作品の魅力について聞いた。

下野(紘)くんとは、誕生日が一緒です(笑)。
――「遊郭編」のアニメ化が決まったときの気持ちを教えてください。
とてもうれしかったです。宇髄の初登場のシーンとなった「竈門炭治郎 立志編」の柱合会議前の裁判では、顔見せのような形で、いろんな方向にとんがっている柱たちの1人として挑んだので、「遊郭編」で続きを演じられるのはうれしかったですね。

――「遊郭編」のアニメ化が決まったとき、共演者と連絡はとりましたか?
全然ないです、僕基本的に人と連絡取らない人なんです、1人が好きなもんで(笑)。(我妻善逸の声を演じる)下野(紘)くんとは、誕生日が一緒で、誕生日が近くになると「誕生日だね」と話しますけど、それくらいですね(笑)。
――アフレコ現場の様子はいかがでしたか?
プライベートでも『鬼滅の刃』は見ていたので、炭治郎たちとどういった掛け合いができるのかと、アフレコが楽しみでした。僕は、登場人物たちが一生懸命あがいて前に前に進んでいくという『鬼滅の刃』の世界観が好きだったので。実際のアフレコ現場も、彼らの熱量というか人間の魂の熱さを感じられる現場でした。

善逸と言い合いするシーンは「お互いすごく声を出したので、終わった後がしんどかった」
――「遊郭編」は、劇場版「無限列車編」に続く物語ですが、プレッシャーはありましたか?
ありました。でも本作は、これまでよりもたくさんの地域で見られる(※)ようになったということで、たくさんの方にみていただけることがありがたいですね。
※テレビアニメ「無限列車編」より、全国30局で放送されることになり、枠が広がった。
――声を演じる宇髄天元のどのようなところに魅力を感じますか?
派手なところとカッコいいところじゃないですか?筋骨隆々で力で戦うのかと思いきや、かなり状況を分析しながら生きてると思うんですね。そういったところは、見た目とギャップがあってステキだなと思います。
――演じる上で心がけていることはありますか?
「竈門炭治郎 立志編」の柱合会議前の裁判では登場したときに言った、「いいな、派手で!」というセリフのように、前に出すような(大きい声ではっきり言うような)セリフが多かったんですね。でも、やりすぎると他のキャラクターと方向性が似てしまう気がしたため、テンションは抑えめにしてたんですよ。
だけど、今回の「遊郭編」では、抑えなくていいかなと思い、割と頭から全開でやってますね。(我妻)善逸と言い合いするシーンの収録は、お互いすごく声を出したので、終わった後がしんどかったですけど(笑)。

善逸ってテンション高いじゃないですか、でも、言い合いだから(自分は)その上をいかなきゃいけないんです。すると善逸がその上にくるから、さらにその上をいかなきゃいけないから「大変だな、これ…」と(笑)。
カッコよくてクールなイメージのキャラだったから、「声量を抑えていいのかな」と思ってたら、「めっちゃ声出すやん」と(笑)。
