井浦新「遣都くんの素顔の笑顔が見たい」とアプローチも撃沈！
11月13日（土）、映画「恋する寄生虫」の公開記念舞台挨拶トークイベントが行われ、W主演を務める林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌、柿本ケンサク監督が登壇した。
この作品は新鋭作家・三秋縋の同名小説が原案。孤独な2人が「虫」によって「恋」という病に落ちていく、臆病者たちの切なくも美しいラブスト―リー。
林の印象を聞かれた井浦は「この作品は7日間ほどしか撮影に参加する日数がなく、遣都くんとお芝居を共にするのは3日間もなかったかと思います。僕にとって遣都くんとコミュニケーションをとる機会は数えられるだけだったんです。なので、『さあ…どうしようか…』と。遣都くんと2人で車に乗るシーンがあったんですけど、僕は遣都くんの素の笑顔を見たいなと思いながらお芝居をしていたんです」
続けて、「でも、車のシーンでは、お芝居での会話以外、全く会話がなかったんです（笑）。僕から話を振っても『はいそうですね…。はい…』しか返ってこなくて。ちょっとコミュ障が入ってらっしゃるんだろうな、と。僕もそっちのタイプなんですけど、年上だから頑張んなきゃなと思ったんです。けど、全く崩せませんでした。自分の負け。『遣都くんの壁は分厚いな～』と」と明かした。
それに対して、林は「新さんは、自分がお仕事を始めたときから見ている役者さんで、前にご一緒させていただいた現場でも、印象で言うと、自分のシーンじゃないところでも、現場に見に来てくださる人。本当にやばい役作りの役者さんというイメージです」と話し、会場を笑わせた。
小松から見た林については、「今回プロモーションで、ずっと一緒だったので、意外なところを見つけました。本を読みそうで読まないんです（笑）。取材のときに『好きな本はありますか？』と聞かれて、私はあまり読まないので、絞りだして答えるのですが、遣都さんもそうだったみたいで、すごく安心しました」とニッコリ。
そして、「遣都さんのお気に入りの本がすごく分厚くて、『読んだんですね？』と聞いたら、『いや、途中で眠くなっちゃうんだよね』と（笑）」と暴露すると、林は「マイナスイメージ過ぎない？大丈夫？」と苦笑い。
林は小松について、「存在感が異色。でも、お話をしてみると、いい意味で普通の感覚を持った接しやすい方です。菜奈ちゃんとは、壁は厚くなかった。ある程度、僕は期間がないと打ち解けない。そんな最初から（ペラペラと）話すもんじゃないと（笑）」と先ほどの井浦の話に対してチクリ。
また、「今日の菜奈ちゃんの衣装は、スターウォーズに出てきそうな、どこかの星の王女みたいな格好で。いつも菜奈ちゃんと宣伝活動をするときは、朝現場に入ると僕のスタイリストさんたちと、『今日の菜奈ちゃんの衣装を確認しましょう』と会話になる。一緒に並んでも負けない林でいこうと。僕の楽屋では、『今日の菜奈ちゃんは、王女できました！』というような会話がおこなわれていました」と明かした。
小松は「メイクルームの壁は薄いんですけど、知らなかったです。でも、今日の遣都さんの服の模様が寄生虫のような感じで、お揃いです」と笑顔を見せた。
動画はこちら！
＜ストーリー＞
極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾（林遣都）。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙(さなぎ)ひじり（小松菜奈）と友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。
露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気づき共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な2人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが…。
映画「恋する寄生虫」は、全国公開中。
©2021「恋する寄生虫」製作委員会
配給：KADOKAWA
最新情報は、映画「恋する寄生虫」の公式サイトまで。
