三山ひろし、紅白の“けん玉挑戦”のリベンジ!?「フライングけん玉」に意欲!
『三山ひろし特別公演』2020年1月7日(火)~23日(木)/明治座
2020年1月7日(火)~23日(木)、明治座にて三山ひろしが初座長を務める新春公演「三山ひろし特別公演」が開幕し、初日となる7日に舞台公開と、記者会見を行った。
歌手生活11年目で念願の明治座での初座長、それも「その1年を占う」と言われる「新春特別公演」とのことで、会見ではしきりにこれまで支えてくれたファンとスタッフへの感謝を伝えた。
舞台公開でも、満員の客席と灯るペンライトを見ながら、「みなさまから明かりをいただいているから輝ける」と感慨深げな三山。
二部構成となる舞台の一部では、明治・大正・昭和に活躍した実在する伝説の棋士・阪田三吉の、将棋にかけた人生をエネルギッシュに演じた。
二部では「三山ひろしオンステージ First Dream2020」と題して、元宝塚歌劇団トップ娘役の実咲凛音をゲストに迎え、映画音楽や昭和歌謡をミュージカル仕立てで披露するなど、新しい試みにも挑戦。
もちろん自身のヒット曲も持ち前の伸びやかな美声で心を込めてたっぷりと聴かせ、満員の観客を魅了していた。
そして歌謡ショー終盤では「まさに“初夢”のよう」と公演名にかけた感想を言葉にすると、白い大きな羽を着けてフライング! 高く舞い上がり、舞台上を右へ左へと飛び回って大いに観客を沸かせた。
初夢大成功!ひろしが飛んだ!

初日を無事に終え、「ここまでひとりでは歩いてこれなかった」と語る三山は、共演者の立川志の春、田中稔彦、清水佐紀、ほんこんと会見を。
自身が演じる阪田三吉のあくなき闘志と挑戦し続ける姿に自分を重ね、「自分を出して良い役」と役への思い入れを熱弁。
「阪田三吉物語」の原案も務めた立川は、「毎回稽古でも見ているのに、見る度にグッとくる」と三山の演技を讃えつつ、芝居と歌謡ショーを精力的に務めた三山を「超人的」と絶賛した。
「練習を重ねた」という初挑戦となる羽根をつけてのフライングについては、「初夢が大成功!ひろしが飛んだ! と思ってもらえたら」と満足げな笑顔を見せた。
今年のけん玉チャレンジの行方は…?
そして、三山と言えば、NHK紅白歌合戦で3年連続で挑戦した「けん玉ギネス記録への挑戦」も話題となった。
記者から昨年のけん玉チャレンジが失敗に終わったことついて聞かれると、「けん玉道は一日にしてならず! 自分の壁を乗り越えるように技の壁をどう乗り越えるかが大事。壁にぶつかった時にトラブルシューティングを繰り返し…」とそれまでとはうって変わって早口でまくし立てはじめ、ほんこんに「もうええわ(笑)!」と突っ込まれる一面も。
さらに、「今日初披露した新曲『北のおんな町』が売れてくれれば…」と今年の紅白出場にも意欲を見せつつ、記者からの「フライングしながらけん玉ってできますか?」というムチャな質問に対しては、「できると思います!」と即答し、フライングけん玉にも意欲を見せていた。