浅田美代子 占い師の顔も持つ中園ミホから「このあとかなり大きな恋愛がある」
12月5日(日)放送『ボクらの時代』
脚本家で、占い師としての顔も持つ中園ミホが、浅田美代子の将来を大胆に予言した。
12月5日(日)放送の『ボクらの時代』(フジテレビ)は、プライベートでも親交のある浅田美代子、清水ミチコ、中園ミホが登場し、“浅田美代子”の魅力や、浅田が親交のあった故・樹木希林さんの話題など気心の知れた間柄で盛り上がった。
清水ミチコ「浅田美代子は、正直で無防備」

清水:私はさ、中学3年だったかな。浅田美代子さんのことがすごい好きで。
中園:はい、はい。
清水:それで、浅田美代子に“感激”したあとって、眠れないわけ。
浅田:えー!
清水:「かわいいな、かわいいな」と思ってて。それで1回、自分の部屋で浅田美代子になって大賞をもらうんだよね、レコード大賞…。
浅田:新人賞。
清水:マネをすると、なんかそれで消化できて眠れるわけ。だから、それは私さ「みんな言わないだけで、みんなそうしてるよね?あの興奮どうしてんの?」って言ったら、誰もモノマネしてなくて。私だけが変わってたんだと思ってびっくりしちゃった。
中園:でも、同級生だからすごいわかります。私は、(浅田の元夫である)吉田拓郎さんのファンだったんですよ。
浅田:へぇー。
清水:わかる!
中園:下敷きに、吉田拓郎さんの写真を入れていて、クラス中、井上陽水だったんだけど、私は吉田拓郎さんだったの。
浅田:あはははは。そういう時代だ。
清水:(笑)。
中園:それで(浅田は)、その方と結婚して。それ以前に、私は向田邦子さんのドラマが好きだったから、(出演していた浅田が)本当にうらやましかった。あそこの屋根の上でマチャアキ(堺正章)さんとか、あと西城秀樹さんとか。
※『時間ですよ』(第3シリーズ/TBS)では堺正章と、『寺内貫太郎一家』(TBS)では西城秀樹と屋根の上でギターの弾き語りをするのが大人気だった。
浅田:そうですね、歌ってましたね。
清水:歌ってた。
中園:私はドラマが好きだったから、「浅田美代子になりたい」って本当に思ってました。
清水:わかる。浅田さんってさ、歌を歌いますよって感じがしなくて、「歌いたくない」っていうのが出てるのが、すごい良かったの、私は(笑)。
浅田:(笑)。だって、あんなに「下手だ、下手だ」って言われてさ。もう、音楽番組行くたんびに「あぁ、また言われる」と。
清水:そんなことないよ。
中園:そんな言われてたの?
浅田:うん。もう下手の代表みたいに言われてて、『時間ですよ』とかの収録の合間に(歌番組に)行ったりしてたんですね。
清水:忙しかったもんね。
浅田:生放送とかが多かったから。そうすると、帰ってくるとみんながちょうどその時間見ててくれて、「今日はちゃんと歌えたね」とか言われて。何なんだろう、私(笑)。
清水:コメントとかも、この人だけ無防備なところがすごい良かった。
中園:そうそう。ぶっきらぼうでしたよね。
清水:そうそう。例えばさ、「美容のために何かやってますか?」っていうと、たいがいの人が、「何にもしてない」って言うんだけど、「美顔器を買ったばっかりなんです」とか言っちゃって。
浅田&中園:(笑)。
「なんて正直なんだろう!」と思ったという清水は、さらに「(アイドル誌の)これが私の部屋ですっていうシーンって、嘘が多かったって本当?」と聞いた。
浅田:いや、私は写されましたよ、ぐちゃぐちゃな部屋を。
清水:あ、そうだったの。無防備だから。
中園:それ、浅田美代子だからじゃないの(笑)?
浅田:ぐちゃぐちゃな部屋を写された。あとから見ると「わ、汚ね」って(笑)。
中園:見たい、それ。
清水:無防備。
中園:でも本当、(浅田は)自然体でしたよね。昔のアイドルは作り物みたいだったけど、この方、自然体で。
浅田:でも、好きな食べ物とかは勝手に書かれてましたけどね。
清水:あ、そうなんだ。
中園:何ってことになってるの?
浅田:いや例えば、「焼き肉好き」って言ったらダメ、NGみたいな。
清水:あ、イメージが?
中園:肉、ダメ?
浅田:(正解は)「クッキー」みたいな(笑)。
と、浅田はアイドル時代の裏話をぶっちゃけ、2人を笑わせた。
浅田が「人に助けられている」理由は、神様に好かれているから!?

浅田は「私は縁で何とか生きているようなもの」と話し「鼻につくほど謙虚!」と清水からツッコミが入ったが…。
浅田:でも、本当にそう思うな。もちろん(樹木)希林さんとか、(演出家の)久世(光彦)さんが最初(の仕事相手)っていうのもすごい縁だなと思うし、離婚して(芸能界に)出戻ってきたときに、かわいそうなイメージっていうかマイナーなイメージだったのを、(明石家)さんまさんが…。
清水:確かに。
中園:そうだ。
浅田:うん。すごい、人によって助けられてるなって思う。
清水:浅田美代子さん、こんなに素が面白いっていうことを誰も知らなかったもんね。ここまでとは…。
中園:そうそう。ここまでとは。
清水:ここまで病状が悪化してるとは。
浅田:いや、ちょっと、ちょっと!
清水:あははは。
中園:面白いもんね、本当に、この人ね。
清水:強運でもあるんでしょうね、きっと。
中園:もちろんそうですね。
清水:強運だし、あと人に好かれる。
中園:うん。美輪明宏さんが言ってたんだけど、神様って。
清水:(モノマネしながら)「神様っていうのはね…」。
浅田&中園:(笑)。
中園:素直な人が好きなんだって。で、そういう意味では本当に飾らないじゃないですか。
清水:確かに。
中園:私にとって、久世さんも、樹木希林さんも神様じゃない?。ああいう人たちから愛される。それは、この真っ白な、素直なところなんだろうなというのは思います。
中園ミホが浅田に予言「結婚するんじゃないかな」
脚本家としてだけでなく、占い師として著書も発表している中園は、浅田に「今からあります、恋愛」と予言した。

浅田:えー、今から?うれしい。
中園:あります。
清水:いいな。
浅田:どの辺で?
清水:1回、大きいのがあるってこと?
中園:うん。かなり大きいのが、このあと1回あります。
浅田:で、それは結婚じゃなくても、恋愛ってこと?
中園:結婚するんじゃないかな、と思いますけどね。
そこで思わず「えー、面倒くせえ!」と声を上げてしまった清水は、中園から「ほらね、この人、面倒くさいんだよ、そういうの」と恋愛に興味がないことを言い当てられてしまう。
浅田は「ちょっと、今日からウキウキ気分でいられるわ」と喜んだ。
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浅田「希林さんは写真を撮るのが好きだった」
また、親交のあった故・樹木希林さんとのエピソードをまとめた著書「ひとりじめ」を出版した浅田が、そのきっかけを語った。
中園:「語り部になってくれ」って、希林さん何度も言われてたのに、書いてなかったんでしょ?
浅田:そう。
中園:それは、(今回)書いて、きっと安心なさってると思う。
浅田:やっぱり「私なんかが」っていうのもあったし。「もっと素晴らしい人たくさん知ってるから、そういう人がいいじゃない?私なんか無理無理!」って言ってたんだけど、「いいんだよ、美代ちゃんが一番知ってるんだから。それが一番いいんだよ」って言われたから、ずっと心には残ってたんだけど…。今回こういうきっかけで、ちょうど(亡くなってから)3年も経ったし、できるものならば…と思って。まだいろいろ書き足りないこともいっぱいあったけど…。
中園:私、あの話が大好き。
浅田:どんな話?
中園:「ローンでここを買いなさい」ってマンションも物件も決めてくれて、きっと素晴らしいマンションだと思うんだけど、ビンテージの素敵なマンションを買って。で、それを「繰り上げ返済しなさい、しなさい」って。
浅田:本当にうるさかったですよ、それは。
中園:「CM決まったら、あのCM(のギャラ)で早く払っちゃいなさい」ってずっと心配していて。最後に、お金を払いに行くときに一緒について来たんだって。
清水:やさしい。
中園:銀行の窓口のところまで。
浅田:カウンターまで。「あんた『終わった』って嘘つくかもしんないから」って言って(笑)。
中園:私、その話すごい好きで。女の人が1人でローン返していくって、本当に大変なことだから、それを「よくやったね」っていう気持ちもあっただろうし、なんかいい話だなと思って。

浅田:希林さんって、写真撮るのが好きだったのね。で、いつもデジカメ持ってたのね。
清水:あぁ、そう。
浅田:それで、私がサインしたりとかしてるときに、パチって写真撮って。で、またその写真を「返済おめでとう」って、私の家のポストの中、入れてくんです。
清水:へえ、やさしい。
浅田:カメラ目線じゃない写真を撮るのが好きで。もうパチ、パチって撮っちゃあ、ポストの中、入れといたりしてくれてて。
清水:そんな一面あるんだ。
浅田:「林家パー子みたい」って。
清水:何てことを言うんですか!パー子さんに謝れ、まず(笑)。
浅田:(希林さんが)「じゃあ、ピンクの服着なきゃダメじゃない」とか言って。
清水:いい人だなぁ。あの話も良かったね、フジカラーの(CMの)着物の話。
中園:そうそう。
浅田:そうですね。
中園:振り袖着てくれたんでしょ、希林さんが。
浅田:そうそう、何着か。
清水:美代ちゃんのお母さんの着物を。
浅田:そう。整理しに来てくれて、で、私のアイドル時代の振り袖とか派手な着物もあるじゃないですか。「これは、私がフジカラーで着るわ」なんつって、「これもフジカラーで使えるわ」なんて。でも「そうやって、また着物も生き返るんだよ」って言って。で、その写真をやっぱりまたポストの中に入れて「ちゃんと使ったよ」っていう。
清水:やっぱり、だから物はもらわないけど、そうやって大切にするんだね。
浅田:そう、もうすべて使いきるという。最後は、ぞうきんにしてでも使うという感じみたい。
中園:ちょっとね、今の断捨離とかとは全然違う、なんて言うんだろう、日本人の良い…。
浅田:そう。ちょっと違う。
清水:確かに。
以前、希林さんに会った清水は「美代子から聞いてるわよ。あんたのライブ面白いんだって?」と言われ、たまたま持っていたライブDVDを「良かったら」と差し出すと、即「いらない」と断られたと笑い、「物いらないって本当だったんだね」と感心していた。
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