怪物&最凶の敵との直接対決を前に、綾野剛からコメント到着!大波乱の第8話は「勝敗以上の物語がある」
12月6日(月)22時~『アバランチ』第8話
『アバランチ』第8話の放送を前に、綾野剛からコメントが到着した。

綾野剛主演の月10ドラマ『アバランチ』第8話(カンテレ・フジテレビ系)が12月6日(月)22時より放送される。
第7話では、官房副長官・大山(渡部篤郎)が目論む総理暗殺計画を防ぐため、アバランチは総理誘拐を実行。総理の身柄を無事に確保したものの、大山の真の狙いは一般市民を巻き込んだ爆破テロを起こし、それを“テロリスト”であるアバランチの仕業(に仕立て上げることだった。

大山配下の秘密組織・極東リサーチによって牧原(千葉雄大)が拘束され、さらにリーダーの山守(木村佳乃)も大山によって連れて行かれてしまった。
仲間、そして罪なき人々の命を守るため、羽生たちが決死の行動に出る第8話は、まさにAvalanche=雪崩(のように、次々と驚がくの展開が押し寄せる衝撃回。
山守と大山のもとへ向かった羽生(綾野)が、初めて大山と直接対面を果たすほか、極東リサーチに拘束された牧原の救出に向かったメンバーたちがさらに窮地に立たされる。

そんな第8話放送を前に、綾野がコメントを寄せた。
<綾野剛 コメント>
——第8話では、再びアバランチと極東リサーチの対峙(が描かれます。極東リサーチという存在について、綾野さんはどう捉えていますか?
アバランチには、「バレるな、殺すな、裏切るな」という掟がありますが、「バレるな」は、あくまでも国民に対してであり、実態が見えないことや、アバランチマスクの中身の人間性を認知させないことでイメージやパブリックに支配されない、理念だけがストレートに伝わるための匿名です。
一方で、特定の人物にはむしろ実態を曝(さら)け出すように「匿名であることで、特定の人物だけに認知させる」というメッセージを込めています。この匿名性の受け取り方のギャップこそが、アバランチが目的としていた構図です。
だからこそ、アバランチはその特定の当事者たちに向き合い、対峙するなどして“現実”の存在として活動してきましたが、極東リサーチは真逆の”仮想”の存在。大山の大義の擬人化。そのため実像や実態がないのです。
人間的感情が読みきれず、なにより守るものがないからこその強さがあります。一人ひとりの戦闘での敗北や仲間の死ですら、全体の目標にとって勝ち負けの要素にならない、すなわち勝敗の概念がない相手というのは“勝負にならない”という意味で果てしなく強い。
人間的で、現実的で、それぞれを生きるアバランチにとっては対極の存在で、最凶の敵だと思います。

——第8話では、ついに羽生が大山と対峙。さまざまな展開が待ち受ける回になりますが、視聴者にメッセージをお願いします。
「犠牲になっていい命なんて一つもない」。角度が違うだけで、善と悪の戦いでも勧善懲悪でもありません。角度の違いで、山守や羽生が、もっと言えばアバランチが大山のような怪物になっていたかもしれない。
ヤクザとの戦いから、官僚や大臣との戦いを経ても、「常に自分は紙一重」と自問自答し続けながら羽生を生きています。そして、それは大山も同じなのかもしれません。だからこそ、それぞれの正と義が拮抗し琴線に触れ合うのです。第8話には勝敗以上の物語があります。ぜひ、目撃してください。

<第8話あらすじ>
牧原(千葉雄大)が大山(渡部篤郎)直轄の秘密組織・極東リサーチによって拘束された。動揺する山守(木村佳乃)が次の手を考えているところへ大山が現れ、山守は身動きがとれなくなってしまう。
さらに、アバランチの名を語る偽の集団が新たな予告動画をアップ。それは、山守や西城(福士蒼汰)がいるイベント会場の爆破をにおわせる内容で、リナ(高橋メアリージュン)たちはアバランチを呼び寄せるための大山のワナだと勘ぐるが、それでも、テロによって人命が奪われることを避けたい羽生(綾野剛)は、急いで会場へ向かう。
爆破予告時間が迫るなか、西城と打本(田中要次)は会場に仕掛けられた爆弾を探し、羽生とリナは牧原の救出を急ぐ。一方、大山からある動画を見せられた山守は、映像を見て思わず息をのみ…。

『アバランチ』第8話は、12月6日(月)22時より、カンテレ・フジテレビ系で放送される。
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