明日海りお、共演の望海風斗に「どんどん頼っていく」ミュージカル「ガイズ&ドールズ」上演!
1950年のブロードウェイ初演以降、長年人気の高いミュージカル「ガイズ&ドールズ」が、2022年6月に帝国劇場で、7月には博多座で上演されると発表された。

天才ギャンブラーのスカイを演じるのは、ミュージカル界で名実ともにトップランナーの井上芳雄。お堅い救世軍軍曹サラは、元宝塚歌劇団花組トップスターで、目覚ましい活躍を続ける明日海りおが演じる。
スカイのギャンブル仲間ネイサンは、確かな実力で難役に次々と挑む浦井健治が、ネイサンの婚約者である踊り子のアデレイドは、元宝塚歌劇団雪組トップスターで華やかなビジュアルと歌唱力を誇る望海風斗が演じる。
<井上芳雄 コメント>
中学生のときに、初めてブロードウェイに行って見たミュージカルの一つが、「ガイズ&ドールズ」でし た。本当に楽しくて、“これがミュージカル・コメディなんだ!”という醍醐味を味わえる名作です。スカイは二枚目であると同時に、時折り垣間見せるユーモラスな部分とのギャップが面白い役。いろんな面が見せられるスカイになればいいなと思います。
浦井(健治)くんのことはよく知っていますが、帝劇で共演するのは「二都物語」以来です。普段やっている役とはまた違ったコミカルな役柄なので、新しい浦井くんを見られるのではないでしょうか。
明日海りおさんと望海風斗さんは素晴らしい女優さんであることはもちろんですが、実はお2人とも僕の妹と宝塚歌劇団の同期です。“89期の兄”と自分で言っていて(笑)、身内みたいな感覚でいるので、ちょっと照れるような気持ちもあります。まさかこうやって共演できるとは思わなかったので、とても楽しみです。
コロナ禍の中でどういう作品をお届けするのが良いのかと考えている中で、明るく笑える作品が求められているなと感じています。クラシックな名作がマイケル・アーデンの新しい演出でどう生まれ変わるか、僕自身楽しみにしていますし、今までにない「ガイズ&ドールズ」になるだろうと、期待でいっぱいです!
<明日海りお コメント>
宝塚歌劇の再演時に観劇して、胸躍るオーバーチュア、そしてスカイとギャンブラーたちの最高にカ ッコいいナンバーに、釘付けになっていました。ほかにもハバナやナイトクラブなど、どのシーンも華やかで、これぞミュージカル!!を堪能していただける作品だと思います。
私の演じるサラのキャラクターは、とにかく「はちゃめちゃにかわいい」です。初演の黒木瞳さんや、 映美くららさんなど、演じられる女優さんが本当にチャーミングで。以前は男役という立場から見ていたということもあり、なおのことそう感じていたのだと思いますが、自身が演ずる役として、シンプルに台本や共演者の方々と向き合ったときに、どのように印象が変わっていくのか、どういったアプ ローチをしていくのか…怖くもあり、楽しみでもあります。
井上(芳雄)さんも浦井(健治)さんも今回初めてご一緒させていただきます。お2人とも、私がまだ新人だったころから、日本ミュージカル界のスターでいらっしゃいましたし、客席や映像で観させていただくのが主なので、今はまだ本当に実在されてるのかな?という気持ちです。一方、望海とはもう出会ってから20年の付き合いになります。舞台上でまた巡り会えることに感謝しつつ、どんどん頼っていこうと思います!
新たな作品、役との出会いは、わたしにとっては「生きる場所」を与えてもらったような、特別な喜びがあります。加えて、帝国劇場の舞台に立たせていただけるというのも、とても楽しみです。はじめて挑戦する分野の割合が多い役ではありますが、私なりのサラを、心を込めて創っていけたらと思っております。
1 2