<コラム>いろんなものに囚われて、歯車狂っちゃって、追い詰められて、子犬ではいられなくなっての…あれ、な、わけやん!?
12月9日(木)放送『SUPER RICH』第9話
<コラム>『SUPER RICH』第9話
優くん(赤楚衛二)を返して!!!
あの頃の優くんを返して!!
俺たちの優くんを、返してぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!(涙)
ああもう、悲しすぎる…。ラスト、パパ(上島竜兵)とママ(美保純)に向かって、札束入った封筒ぶん投げて、ママが慟哭するくだり、俺も、一緒に、泣いちゃったわ…。

だから、
おでだじの(俺たちの)、ゆぅぐん(優くん)、がえじで(返して)ぇぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!
だってさ、だってさ、全然さ、優くんさ、悪くないやん?あの優くんは、『お金がない!』(94年の織田裕二主演の名作)で言うところの、”お金がある!”ターン=お金を手にした途端、調子乗る、そういうターンじゃないやん??(それは俺が勝手に言ってただけ)で、優くんが、あんな風になっちゃうだなんて、全然、マリア様でもないやん!?(それも俺が言ってただけ)優くんって、人間やん?(そらそうよ)強いけど弱い、弱いけど強い、人間やん?っていうか、優くんが、あんなになってしまったのって、お金とか地位とかっていうより、責任っていうの?責任感っていうの??(どっちも同じだろ)そういうの、やん??優くんは優くんのままでいい…つまり、あの、可憐な、子犬のままでいい(さっき、人間って言ったのにややこしい)、そんな子犬の優くんだからこそ、これまで、さまざまな困難を乗り越えられた…わけやん??なのに、なのに、会社では衛(江口のりこ)から代わり、表へ出ることとなり、そこでは“男”(=威厳的な部分での男)であることを求められ、家へ帰ると誰よりも衛に寄り添う“夫”でいたくって、あんな、らしくない、イカしたトレンチ、着ちゃうわけやん?前髪、絶妙にカールするわけやん??で、そういう、いろんなものに囚われてしまっての、歯車狂っちゃっての、追い詰められての、今までの子犬ではいられなくなっての、あれ、な、わけやん!!!???


ああもう、
俺たちの、優くん、返してぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!
もうだってだって、もっかい振り返っちゃうけどさ、ラストのさ、封筒入った札束のくだりのさ、ママが泣いちゃった、優くんの捨てゼリフ…、
「真子(茅島みずき)の学費なんだから…」
あの…、あの言い方よ!!!そら、ママだって、こんな息子になっちゃったの!?って泣くし、衛も幻滅した目、しちゃうし、俺も、さっきまで、ほんの数分前まで、「衛さ~ん!新しいエピソードあがってるよ~?一緒に見ましょ~?」(あの音声、売ってくれ)つってた、あんな柔らかボイスで、地獄天使な必殺ワードで甘えてきた、あの優くん、もう見ることできないの!?ってなるやん。なのに、なのに、急に年取っちゃって、いろんな物背負っちゃって、疲れ果てちゃっての、おっさんみたいな声色の「真子(茅島みずき)の学費なんだから…」って、
あの頃の、俺たちの、優くん、返してぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!
うん、もう、何回言うねん!何回言うねーーーん!!!って話なんだけどさ、そら言うよね。言っちゃうよね。だって、ああいう場合、“男が変わってしまう”ああいう場合、大抵、同情する余地ないやん。調子乗った、自業自得、これだから男は…、ってなるやん。で、そんな男は、昔の姿に戻ったところで、信用なんてないやん。なのに、あの場面だけ切り取ったら、そう見えちゃうんだけど、全然そうじゃない。その過程が、あんな短いエピソードの中で、丁寧に、じっくり、描かれてたやん。だから、だからこそ、辛いのよね。で、その、見た目はそうだけど、実は…ての、それを今回、明確に表現したかったからこそ、前回ラストに“土下座”をまず見せ(あれ、パパだって知ったとき、死ぬかと思ったよね)、今回の冒頭で、酔いつぶれた優くん、偉くなった優くん、宮村くん(町田啓太)に夫婦マウントとる優くんを、見せた…、つまり、イヤな優くんを見せた。けれど、実は、実は…、その態度、表情の裏には、優くん、こんな思いを抱えてました…。その見た目より、思いの方はもっと複雑なもの抱えてました…って、それを、視聴者は、俺たちは、後から、知る…。って、…あぁ、もう、

優くん、勘違いしてて、ごめんなぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!(号泣)
いかんいかん。このままだと、優くんへの叫び声だけで終わってしまうわ。ちゃんと仕事しなきゃ(これまでも仕事してたのかって言われたら謎だけど)。いやだけど、そんな風に、僕を叫ばせるために、そう思わせるために、前回まで、あの“イチャコラ”を見せられたのか…、とか思うと、俺、このドラマにどんだけ振り回されてんだって思うし、とはいえ、前回までの“イチャコラ”、今回の前半で描かれた、束の間だった、『SUPER RICH“~夫婦編~”』は、極上だったよね。いくらでも見られたよね。朝ドラ形式の15分×150話いけそうなくらい、ずっと見てられたよね。てか、「衛さ~ん!新しいエピソードあがってるよ~?一緒に見ましょ~?」(あの音声、売ってくれ・2回目)からの、“一緒に何かしらのドラマ見る”のみで、2時間いけるよね、いや、5時間、いけるよね…。うん…、だから…、そう…、ホントに…、もう…、やっぱり…、我慢できない!!!


俺たちの、優くん、返してぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!
いやマジで、ホントに、何度も申し訳ございません。今回、あんな優くん見せられて、何を語ればいいのでしょう?だって、あの頃の優くん、マジでかけがえなかった…あの頃の優くん、マジで尊かった…そればっかり、走馬灯のように蘇り、だからこそ、あの頃の優くん…、戻ってくるのだろうか?って、そればっかり、気が気じゃないんだもの…。
だから…、だからね。お願い!!豪徳くん(板垣瑞生)!!!、お前!!!(お前言うな)、余計なマネ、ぜってー!すんじゃねーぞ!!!!!(結論、それ)
