<コラム>五十嵐と杏ちゃんの“好きです”に全力でときめいちゃった♡ここまで心動かされるだなんて
12月13日(月)放送『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』最終話
<コラム>『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』最終話
えーッ!!!???
病気治ってないし、なんなら、終盤、全力で、“月9”してたってのに…
なぜ…なぜなの…?
…感動しちゃった…(テヘッ)

(テヘッ)って、ちょっと照れちゃったのは、あれだよね…『ラジハ』の…恋愛描写…だよね…。まさか…、僕が、『ラジハ』の、恋愛描写に…、心、動かされる…だなんてさ…。いや、だってさ、僕、『ラジハ』Ⅰの時から、これ、医療ものだし、恋愛描写、いらないんじゃないか?ってさ、いくら、月9とは言え、恋愛パート、いらないんじゃないか…ってね、ちょっと…いや、かなり思ってたんすよ…。なのに、最終回の、終盤の、恋愛たっぷりの、怒涛の月9攻勢に、キューン!なっちゃったし、特に、五十嵐(窪田正孝)と杏ちゃん(本田翼)共々の“好きです!”には、全力でときめいちゃったよね…。で、なんつっても、“好きです…”の、その後…だよね。その後の、“働く姿が…(好き♡)”のズッコケも含めて…、ときめいちゃったよね…。あそこのさ、“働く姿が…(好き♡)”ってのさ、“好き”の後に、わざわざ何かを付け加えるのってさ、本来の恋愛ドラマであればさ(本来の恋愛ドラマてなんやねんって話だけど)、素直になれよ!とか、いい年して!的なツッコミとか、やきもきとか、ちょっとイラっとしちゃってもおかしくないわけじゃないですか。なのに、あの二人はさ、そのいじらしさと、奥ゆかしさは、こちとら十分に分かってるし、何より二人とも、人として、職場の同僚として、認め合っているし、高め合ってる…っていうの、こっちに、イヤというほど伝わってきてるからさ、“働く姿が…”的なのが、くっつくことで、より、最上級の、“好き”って、ことに、なるわけじゃん?あと、それと、何より、杏ちゃんの、五十嵐に向ける…あの、目線よな!あれ、もう、一回、五十嵐に抱かれたような目、してるよな!?あんな目で、“働く姿が…(好き)”…なわけねーだろ!!!もう抱かれてんだろ!!!こんにゃろ!!!五十嵐、こんにゃろう!!!!!!…あ、大変、大変、申し訳ございません。嫉妬してしまいました。二人に嫉妬しすぎて、二人のピュアラブを、汚い言葉で汚してしまいました。心からお詫び申し上げます。


いやー、だけど、僕もいい年だし、これまで散々、さまざまな恋愛ドラマ見てきたつもりなのに、こんな、キスもしない、手も繋がない、抱きしめない、“留学”の“お見送り”だってのに空港でもない(この場合、空港で抱きしめ合って、回転レールでキッス!が極上月9パターンよな)、好きすら真正面から言わない、THEプラトニックラブ!に、ここまで、心、動かされるだなんてさ…。
って、なぜ、僕がこんなにも、心、動かされちゃったのか…、全体を振り返って考えてみると、このドラマ、医療ものではあったんだけど、主人公とヒロインの、過去と現在と未来のお話でもあったから…なんすよね。過去=幼い日の約束と夢、現在=今目の前で起きている患者さんとの日々、未来=技師(医師)としてもっと高みを目指したい、それらを、シーズンⅡに渡って、丁寧に、じっくり、描いてきた…んすよね。で、そこに、恋愛が知らぬ間に、美しくリンクしていた…と。だから、今回、最終回のエピソードで、公私ともに、二人の“未来”が、見えて、あぁ、だからこそ、これまでの“過去”だったんだ…って、なんて壮大なラブストーリーだったんだ…って、感動しちゃった…そういうわけ、なんですよね…。

いや…だけど、待てよ…。おい!!辻村!!!(呼び捨てにすな)辻村先生(鈴木伸之)、あんた!あんただよ!!あいつ、マジで、なんなの!?あいつ、マジで、なんなの!?(二回目)自己認識、甘すぎな!!杏ちゃんのとこへ五十嵐を向かわせる…っていう、その、男気までは、まあいいとして、「同じフィールドに上がってきてもらわないと☆」じゃねーよ!辻村先生、自分の“フィールド”、どこにあると思ってんのよ。五十嵐と杏ちゃんはね、もう、そういうフィールドにはいないんだから!!言葉とか体とかじゃなくってね、もう、精神世界で結ばれてんだから!!!辻村先生が余裕ぶっこいてる間に、もうそこまでいっちゃってんだから!!杏ちゃんの、あの、五十嵐に抱かれたような目(抱かれた言うな)、見れば、わかんだろうがよ!!!!!鈍感すぎんねん!!!…うん、いや、だけど、そんな、辻村先生…、そんな辻村先生だからこそ…、嫌いじゃ…なかったよ…。(どないやねん)

って、ついつい月9(=恋愛)談義で盛り上がってしまったわ…。月9なんだからいいんだけどさ…。うん、だけど、それだけじゃない。この最終回の、『ラジハ』らしさつったら、最後のエピソードとして登場した、全身に疾患を抱えた、五十嵐と杏ちゃんの小学校時代の幼馴染、郷田一平(工藤阿須加)の描写…だよね。だって、最終的に、“病気が治った”ってのを描かずとも納得させちゃう!!んだからね…。

一応、『ラジハ』ってのは、医療ドラマの中でも、“天才医師が活躍する医療ドラマ”ってとこに属するはずなのに、“病気が治った”を描かない…どころか、それを、まさか、最終回に持ってくるって、そんなドラマ、なかったよね?なんだけど、それこそが、『ラジハ』らしさ!っていうね。ホント凄いよ…『ラジハ』…。やっぱ『ラジハ』ってのは、“病気を治す”ドラマではなく、検査のプロフェッショナルを描くドラマであり、そのチームワーク、縁の下の力持ちを描くドラマ…なんですよね。で、それを、最終回で、改めて強く描くために、今回のエピソードでもあったように、放射線科は、内科、皮膚科、脳外科…とさまざま、全ての分野の病気を診断することができる…。それは、医師たちを、導くドクターズドクターになれる!!だからこそ、杏ちゃんはもっと、高みを目指す!!って、なんて、美しくつながって、まとまりにまとまった、『ラジハ』の集大成的エピソード!!

そいでまた、今回登場した“ファブリー病”ってのも、視聴者に関心を集めるためだけの飛び道具ってんではなくって、さまざまなプロフェッショナルたちが診断を行う様子を描き、また、その病気は遺伝してしまう…しかも女の子に…という理不尽には、患者さんはもちろん、その娘まで救う段取りまで整うことができる…それが、『ラジハ』…っていう、そこをちゃんと見せる。で、また、そこには、 “未来”が描かれていて、その“未来”と、五十嵐と杏ちゃんの“未来”がリンクするもんだから、“病気が治った”を描かなくとも、ラジハ視聴者は、もう満足、しちゃうんですよね…。そして、それこそが、『ラジハ』にしか出来なかった医療ドラマ…ってことなんすよ…。シーズンⅡの、最終回まできて、より、『ラジハ』らしさとは何か?ってのを、深く知ることができる、伝える、物語でした…と…。
うん、とはいえ…、とはいえよ…。前回発表された、「劇場版ラジエーションハウス」なんだけどさ…。そんな、治療する場面をメインに描けない…画的に地味なラジハが劇場版とか、どうすんの!?どうなるの!?ハッキリ言って、面白くなるの!?!って心配…してた…ってのに、あの予告編…見たら…。うん、すっごく、おもしろそうじゃん!!なんだかよくわかんないけど、画もゴージャスだし、緊迫感あるし、「さようなら、ラジエーションハウス」とか言っちゃってるし、ちゃんと“劇場版”してるじゃん!!!楽しみ!!!

そんでもって、次回、特別編!!これがまた、前回Ⅰの時も、特別編だってのに、新作エピソードが入ってて、すっごく面白かったんだよねー。はぁー、『ラジハ』、尽きないわー!!