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<試写室>要潤の母親に浅野温子をキャスティングした意味 ラストに「やっぱり浅野温子だよね!」ってなる

1月11日(土)23時40分~『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~』第6話

フジテレビュー!!編集部

2020年1月10日

ドラマ・映画

テレビドラマの事を然も知っているかのような人。要注意です!

そうです。それは間違いなく自分のことなんですが、このドラマは僕の中にある「テレビドラマはこうに違いない」という常識をことごとく覆していきますね。

まず主人公の“悪設定”。前作『リカ』のようなサイコパス系ドラマではない限り、主人公が持つ悪設定は視聴者を毎週つなぎとめるためだけのフックでしかないことしばしばです。悪と見せかけといてパターンだったり故意ではなく過失のパターンだったりと、ぶっちゃけ大したことないのが多い訳です。だってそうじゃないと主人公に共感も応援もできないし、ましてやこのドラマの主人公は弁護士なわけだから、邪念が入りすぎて裁判劇に集中できないじゃないですか。

でもご覧になっているみなさんはもちろんご存じの通り、主人公は初回に提示されたまま、“死体配達人”で“少年A”の殺人犯ということが“マジ”だったわけです。

明かされた御子柴の殺人の動機の一端に常識をぶっ壊される

『悪魔の弁護人』の中にある“悪魔の”という修飾語は、“どんな手段を使っても裁判に勝つ”部分にかかるのであって、まさかバックボーンの“殺人犯”に本気でかかってるなんて、コンプライアンスよろしくのテレビの常識に慣れっこな僕が思うわけがないじゃないですか(でもそれは僕だけはないはず!)。

しかも「実は殺人犯でしたー!」っていう見せ方じゃなくて、「え?だからそう言ってんじゃん」と言わんばかりの平然としたテンションで、主人公の医療少年院時代まで丁寧極まりなく描くんですから、僕のドラマに対する常識がいかにチンケなものだったかと反省しちゃいますよ。

そして第6話です。今回、“殺人の動機”の一端が明かされるんですが、またしても僕の常識をぶっ壊してきます。

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前回まで主人公が“殺人犯”であることをしっかりと見せてきた…とは言っても“殺人の動機”くらいは何かしらののっぴきならない事情や、さっきも挙げた“過失パターン”で少しは共感できる要素があると思ってたんです。

それに今回、御子柴先生(要潤)の母親役として浅野温子さんが登場するわけだから、幼少期に何かあったはず。そのための浅野温子さんに決まっている。僕的には『沙粧妙子-最後の事件-』(1995年)再び!と興奮3割増しぐらいになってるから、余計その動機の部分にはとてつもない理由が待っている!と思って疑わなかったんです。

ギャラリーリンク Human, Person, Electronics

だけど観ていくと何かがおかしい。“少年A”を生んだ母親の描き方として何かがおかしい。その違和感が徐々に積み重なっていくんですね。そして中盤に“殺人の動機”が明かされた時、それまで感じていた違和感が解けるという巧み過ぎる構成。

ちょっとあまりの衝撃で、見たままの気持ちを書くを心掛け、初見時は映像を止めないをモットーにしてたのに、ついつい一時停止して考えこんじゃいましたよ。僕みたいなカッチコチにドラマの常識にとらわれている方は「自分はなんて底の浅い人間なんだ」と反省までしちゃうので、今回は特に要注意です。

とは言いつつ、このドラマのすごいところは、その反省した直後、御子柴先生VS岬検事(津田寛治)の法廷劇でさっきまでのことを忘れさせてしまうとこ。僕が単純なだけであることは否めませんが、主人公の謎だけでなく、毎回事件の謎もちゃんと引き付けるものを用意してるんだからすごいんですよ。

普通、こんだけのバックボーンがある主人公の謎を見せられたら、毎回用意されている事件の真相なんてどうでもよくなるじゃないですか…って、またしても僕の浅はかな「ドラマはこうだよね」を開陳してしまった…。

そしてもっとすごいのは、御子柴先生の母親に浅野温子さんをキャスティングした意味がちゃんとあるということです。え?これ浅野温子じゃなくてよくね?って中盤まで若干期待を裏切られた…という気持ちにさせておきながら、ラストにやっぱり浅野温子だよね!!ってなります。ああ、もう来週まで耐えられない。早く次の土曜日来ないかなー!!!

text by 大石 庸平 (テレビ視聴しつ 室長)

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