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いつの間にか物語が見逃せなくなって「あ、息してる…自分」まさにアライブ!

1月9日(木)放送『アライブ がん専門医のカルテ』第1話

フジテレビュー!!編集部

2020年1月11日

ドラマ・映画

息してる!

そんな初回でした。

馬鹿の感想文みたいな出だしで申し訳ないんですが、終盤ホントに「あ、息してる…自分」って思いました。いやホントに。

印象的な美しい映像のファーストカットから始まり、穏やかなBGM、松下奈緒さん演じる腫瘍内科医の細やかな診療風景、余計なセリフを排除した主人公の背景描写、患者たちに用意された人間模様、緊迫感を煽らない演出と、そのどれもが丁寧に紡がれていて、だけどその丁寧が過剰すぎて退屈するわけではなく、じわじわと画面に没頭していって、いつの間にか物語が見逃せなくなって、「自分息してたっけ?」ってちょっとわかんなくなる感じ。

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説明ヘタかって話ですが、とにかくそんな“息してるか”の心配をするぐらい夢中になってたんですね。

そしたら終盤の見せ場、主人公が原発不明のがん患者(石野真子)とその恋人(田口トモロヲ)と一緒に屋上から朝日を見つめながら“深呼吸”する場面。僕も同じように深呼吸しちゃってましたよ。「ああ、息してるー!」って、「自分もいま生きてるー!」って。

そしてそんなことを実感してたら、冒頭の美しいファーストカットはただの印象的な映像で視聴者をドラマの中に誘うためだけの効果じゃなくて、息をする=生きていることを端的に表した気の利いたシーンだったんだ!と発見するのと同時に、このドラマのタイトル「アライブ」って、まさに「生きている!」。なんか勝手にいろいろそこでつながっちゃって、そのシーンがあまりにドラマチックだったことも相まって、ちょっと泣いちゃいましたよ。

実はドラマ、ものすごく期待値が高かったわけではないんですよ。だって医療モノが最近は乱立してるし、今期も他局を含めて複数の医療ドラマがある中、そこまで楽しめる医療ドラマになっているんだろうか?って思ってたんですよ。どこから目線だよって話ですが。

このドラマは間違いなく『アライブ』だし、『アライブ』であるべき

しかもフジテレビの過去の医療ドラマを思い出してみて下さい。『救命病棟24時』に『白い巨塔』に『Dr.コトー』に『医龍』に『コード・ブルー』に、最近で言ったら『グッド・ドクター』で、名作揃いのハズレなしですよ。

そんな中に『アライブ』って。他局で似たタイトルの医療ドラマもありましたし、だから尚更『アライブ』かぁ、って。それがまさか、まさに『アライブ』ってドラマになってるなんて思いもよらなかった。このドラマは間違いなく『アライブ』だし、『アライブ』であるべき。『アライブ』でなければ僕の感動の何割かは減でしたよ。もちろんタイトルが『アライブ』だったからこそのそれを意識した演出だったのかもしれませんが、何を言われようとも正真正銘の『アライブ』でなければならないドラマでした。

あんまり期待してないとか思ってた自分、ぶん殴りたいですよ。もっと前もっていろんな方たちに、出会う人みんなレベルで「面白いに違いない!」って言っとけばよかったなと、そうでなければ僕の存在意義なかったんじゃないか、とすら思いました。本当に申し訳ございませんでした。

起きている事象は結構しんどいのに癒される空気感が新鮮

さてこのドラマ。先に挙げた名作医療ドラマと決定的に違うのは、主人公がスーパードクターではないということです。きっと今回の“原発不明がん患者”がこれまでのスーパードクターたちの前に現れたら、自分の天才的な能力を駆使したことでしょう。でも今作は偶然に遭遇したとあるドラマチックな出来事の中からヒントを得て、仮説を立て、医学書を使って調べ、原発巣を導き出すというこれまでになかったアプローチを見せます。

ギャラリーリンク Apparel, Clothing, Person

そして医療ドラマの前半の引きは“緊急オペ”がデフォルトで、そこで視聴者を引き付けといて、最後まで見てもらおうとするのが常套手段なのに、今作は終盤までオペシーンはないし、主人公は執刀しないし、なんなら主人公に向かって「医者なのに祈るだけなんてしんどいですね」って言わすんだから画期的な設定とも言えるでしょう。

主人公がいかに天才的かを描かなくても十分見応えは作れるし、オペシーンで緊迫感やスピード感を演出しなくても、キャラクターの機微を丁寧に描くだけでここまで魅せる医療モノに仕上げるなんて、過去の名作と並べても遜色ありませんよ。何より起きている事象は結構しんどいのに癒される空気感が新鮮です。

そして主人公のバディ役、木村佳乃さんが演じる梶山というキャラクターもいい塩梅でした。ドラマ全体を引っ張る縦軸の物語に不穏な人物を置くというのはありがちなパターンだけれど、その不穏部分のある程度を初回のうちに見せた点が良かった。この癒しの空気感の中に不穏な要素はうまく混じり合わないですからね。このドラマの好感度をさらに高めたと言っていいでしょう。

ギャラリーリンク Apparel, Clothing, Coat

とは言いつつも心配なのは次回ですよ。もうハードル上がりまくっちゃってますから、僕のこの興奮を醒めさせない物語を期待しております!!

text by 大石 庸平 (テレビ視聴しつ 室長)

第1話のあらすじ完全版はこちらから

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