鈴木亮平 松坂桃李に感謝「芝居を受け止めてくれた」報知映画賞 助演男優賞を受賞!
12月16日(木)「第46回報知映画賞」表彰式が行われ、永野芽郁、寺島しのぶ、鈴木亮平、Fukase(SEKAI NO OWARI)、片山友希らが登壇した。
主演男優賞は木村拓哉、主演女優賞は永野が受賞した。なお、木村は現在、撮影で地方にいるため表彰式は欠席。
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鈴木亮平 監督と「泣きべそをかきながら語った」
助演男優賞を受賞したのは、「狐狼の血 LEVEL2」に出演した鈴木亮平。

鈴木は「この映画を撮った時期は新型コロナの状況が今より厳しくて。半年間、仕事がキャンセルになって、自宅の机の上にこの台本だけがありました。この作品と向き合って過ごすうちに、演技ができない状態がすごくストレスだと気づきました。この映画の初日に、白石(和彌)監督と2人で『現場にいることが、なんとありがたいことか』と、半分泣きべそをかきながら語ったのを覚えています」と、懐かしそうに振り返った。

そして、本作の主演を務めた松坂桃李に向けて「この場を借りて、自分の芝居を受け止めてくれた松坂桃李に感謝したいです。桃李、ありがとう」と、噛み締めるように語った。

寺島しのぶ 息子のサプライズ登場に涙
助演女優賞を受賞したのは、「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」に出演した寺島しのぶ。

サプライズゲストで、息子で俳優の寺島眞秀が登場した。母・寺島について聞かれると「家にいるときはテレビをいつも見ているけど、仕事をしているときはカッコいいです。怒ると怖いけど、優しくていっぱいご飯を作ってくれます。(寺島の手料理では)魚のホイル焼きが好き」と無邪気に答え、会場からあたたかな笑いが起こった。
寺島は「18年前に主演女優賞をいただいたとき、母がサプライズで来てくれました。18年後、まさか息子が来てくれるとは。本当にとても幸せです」と、目に涙を浮かべた。

中村獅童 Fukaseの受賞を喜ぶも“嘆き節”
「キャラクター」に出演したFukaseは、新人賞を受賞。

Fukaseは「最初にキャストの皆さんの名前を見て、自分は作品の邪魔をしてしまうのではと不安で、お断りさせていただこうかと思いました」と明かすも、「監督から『Fukaseくんなら殺人鬼できるよ』と言われて。家族に相談したら『智(Fukaseの本名)は殺人鬼にピッタリだよ』と…。メンバーにも聞いたら『殺人鬼以外の役は来るの?』と返されて」と苦笑い。受賞を「メンバーに自慢したいです」と、うれしそうにコメントした。
そしてサプライズゲストとして、本作で共演した中村獅童が登場。

中村は今回、表彰式出席の連絡を受けて「俺、助演男優賞とれたかな?と思ったら、鈴木亮平だろ?」とボヤき…。続けて、共演した菅田将暉と小栗旬の名前を挙げ「ゲストが菅田(将暉)くんじゃなくてごめんね。菅田くんも小栗旬も大河ドラマの撮影で忙しいって。俺、賞はもらえないし、仕事はないし、暇で暇で…。映画関係者の皆さん、お願いします!」と、仕事の依頼を呼びかけて笑いを誘った。

<第46回報知映画賞 受賞一覧>
作品賞・邦画部門「護られなかった者たちへ」(監督:瀬々敬久/配給:松竹)
作品賞・海外部門「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(監督 :キャリー・ジョージ・フクナガ/配給:東宝東和)
アニメ作品賞「漁港の肉子ちゃん」(監督:渡辺歩監督/配給:アスミック・エース)
主演男優賞 木村拓哉「マスカレード・ナイト」
主演女優賞 永野芽郁「地獄の花園」「そして、バトンは渡された」
助演男優賞 鈴木亮平「狐狼の血 LEVEL2」
助演女優賞 寺島しのぶ「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」
監督賞 前田哲「そして、バトンは渡された」「老後の資金がありません!」
新人賞 片山友希「茜色に焼かれる」
新人賞 Fukase「キャラクター」
新人賞 堀貴秀監督「JUNK HEAD」
特別賞 故・岡田裕介(元東映株式会社代表取締役グループ会長)