A.B.C-Z・戸塚祥太、初共演・市川海老蔵に“ラスボス感”も「甘えられる隙があったらとことん甘えたい」
「六本木歌舞伎2022」【東京公演】2022年2月18日(金)~3月6日(日)/EXシアター六本木 【福岡公演】2022年3月11日(金)~3月13日(日)/福岡サンパレスホテル&ホール 【大阪公演】2022年3月18日(金)~3月21日(月・祝)/フェスティバルホール
市川海老蔵とA.B.C-Zの戸塚祥太が12月23日(木)、都内で開催された「六本木歌舞伎2022」の製作発表会見に登壇。初共演する2人がそれぞれの印象を明かした。
2015年に幕を開けた「六本木歌舞伎」の第4弾となる今回は、十三代目市川團十郎白猿襲名を控えている海老蔵と、アクロバットやダンスなどダイナミックなパフォーマンスを得意とするジャニーズの人気ユニット・A.B.C-Zの戸塚らが出演し、脚本を今井豊茂、演出を藤間勘十郎、監修を三池崇史が担当。

文久2年(1862年)3月に江戸市村座で初演された、白浪物(泥棒を主人公にした作品)を得意とした河竹黙阿弥の代表作の1つでもある歌舞伎の演目「青砥稿花紅彩画」(あおとぞうしはなのにしきえ)をベースに、歌舞伎とロック音楽を用いながら、歌舞伎世話物狂言の醍醐味を見せる場面をはじめ、時空を超えて、現代社会を騒がせる窃盗団と幕末の江戸市中において人々の耳目を集めた盗賊一味が織りなす物語を描く。
海老蔵と初共演で歌舞伎も初挑戦となる戸塚は、「自分がまさか市川海老蔵さんのお隣に立てる日がくるとは思っていなかったので、すごく気持ちが高ぶっていて、いろんな感情が入り混じっています」と素直な気持ちを吐露し、「やったことのない歌舞伎への挑戦をしっかりと体に叩き込ませて、自分に与えられた役割を全うしたい」と力強く宣言。また、歌舞伎のイメージについて「日本の宝。伝統芸能で代々受け継がれてきたものという印象」と口にし、「知らないことをさらに勉強し、歌舞伎の世界に染まっていきたい」と意気込んだ。

海老蔵の印象を聞かれると、戸塚は「目力ですよね」と答え、会見前の挨拶が初対面だったことにふれ「その時は優しい瞳なんですけど、奥にラスボスのオーラが…。これ以上近づけないっていう、とてつもないオーラがすごかったです」としみじみと明かした。
一方、海老蔵は戸塚の印象について「5分前ぐらいに会ったばかりなので」と苦笑いしながら前置きしつつ、「ジャニーズとしてのご活躍は拝見していて、ときめくスターなんだろうなと。今回、歌舞伎というフィールドに足を踏み入れるということで、それなりの覚悟はしていらっしゃるんだろうなと思います。あと、素直な方で、かわいらしい印象がありますね。稽古をしながら、もっといろんなことを知っていきたいです」と爽やかな笑みを浮かべながら答えていた。

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