親の言うことを聞く子は成長しない!?自分で考えて表現できる子供を育てる方法とは?
12月24日(金)放送『ノンストップ!』
ネットで何でも調べることができるようになった現代。そんな時代を生きる子供たちに必要な力について、専門家を交え議論した。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
12月24日(金)の放送では、「いま子供に必要な4つの力」というテーマで、ゲストに、東京学芸大学附属世田谷小学校教諭の“ぬまっち”こと沼田晶弘先生が登場。ほか、「私の周りのクリスマスガッカリさん」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、大神いずみが議論した。
「いま子供に必要な4つの力」というテーマでは、大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子先生の考え方が紹介された。木村先生は、学力だけでは太刀打ちできない、これから10年後の世の中では、下記の4つの力が必要だと考えているという。

沼田先生は「ネットで何でも調べることができるようになり、物事を“知っている”だけでなく、“情報を選ぶ”“考える”“考えたことを表現する”ことが重要になっている」と、教育現場の現状を分析。
千秋も大神も木村先生と同様の考え方を取り入れている学校に子供を進学させたが、実際にそういった力が身についているかは疑問だと告白した。
「小2の娘がそそっかしく優柔不断なので、つい先に動いてしまうのだが、夫から過保護だと言われた。やめたほうがいいのか?」という30代女性のお悩みでは、視聴者の意見を募る「せきらら投票」でそんな母親の気持ちを理解できるかどうか、問いかけた。

千秋が「自分は子供が転ぶとわかっていても、手は出さずに見守るタイプだが、過保護なママに育てられた子のほうが自立しているケースもあるので正解がわからない」と言うと、大神は「頭では過保護だとわかっているけど、つい言ってしまう」と反省モードに。投票の結果も「理解できる=69%」「理解できない=31%」となった。
沼田先生が「子供のころに上手な転び方を教えておけば、大人になってより大きな“石”に対峙したときも大怪我せずに済む」とアドバイスすると、木村先生も「親の言うことを聞く子は、実は成長しない。『あなたはどう思う?』と常に問いかけ、自分で判断して行動できる力をつけるべき」と主張した。
「児童全員参加のリレーで、走るのが苦手な子がいるから勝てないと息子が文句を言っている。思いやりのある子に育って欲しいのに」という40代女性のエピソードも登場した。

大神は「ほかのママから、息子のせいで負けたと言われたことがある」と苦い経験を披露。沼田先生は「足が遅い子は、普段運動していないタイプが多いので、少し練習しただけでタイムが上がる。それを数字で見せて、運動していない子をスターにする」と、オススメの方法を披露した。
「自分の考えを持つ力」「自分が表現する力」を伸ばす取り組みとして、鈴木深雪先生によるプログラム「子どもが教える学校」も紹介された。
鈴木先生によると、プレゼン力を高めるために必要なのは「なに」「なぜ」「たとえば」「こうどう」の(頭の文字をとった)「ななたこ」。「ななたこ」をしっかり考えてプレゼンする子供たちの姿を見て、番組公式SNSには「ななたこ、大人も大事!」「大人もこの授業受けたい」などの声が集まった。

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