4月スタートの木曜劇場は、土屋太鳳×松下洸平『やんごとなき一族』
4月スタート!毎週木曜22時~木曜劇場 『やんごとなき一族』
<土屋太鳳 コメント>
——出演が決まったときはどう思いましたか?
子どものころに感動したドラマを改めて思い返すと、フジテレビさんのドラマが多いんです。
家にも父母が若いころから揃(そろ)えたフジテレビさんのドラマのDVDやビデオがあって、自分にとって“フジテレビのドラマ”は、まさに富士山のように“少し離れた場所から眺める存在”でした。
その存在の中に自分が入っていくのかと思うと不思議ですし、今の時代が求めている何かをリアルタイムで届ける使命があるようにも感じて、心が引き締まります。
——台本を読んだ印象は?
正直な気持ちを言葉にしますと、とても共感を覚える部分と、自分には共感が得にくい部分の両方を感じました。
でもそれは、この作品と佐都がそれだけ豊かな面を持っていて、かつパワフルで、しかも変化が多い存在だからだと思います。
クランクインまでに、機会があればディスカッションさせていただきつつ、素直に、そして、こやまゆかり先生が創り出してこられた原作コミックに敬意をこめて佐都を見つめ、健太と深山家を見つめ、心身共にスタートダッシュできる準備を整えたいと思います。
——佐都を演じる上で心がけたいことは?
見てくださる方々が接する佐都の時間は、オンエアから後の時間ですが、その時間をどう生きるかを決めるのは、佐都の過去だと思います。ですので、まずは佐都の過去を探り、推察してみたいと思います。
たとえば私も庶民だからこそ感じますが、庶民にもさまざまな環境が存在します。
その中で健太が惹(ひ)かれた部分は何だったのか、それは佐都だけの個性ではなく過去から繋(つな)がっている部分だと思うので、まずは過去をしっかり考えたいと思います。
——初共演となる松下さんの印象は?
実は御一緒すると知ってから、あえて松下さんの作品や情報に接さないようにしていたんです。
先入観なく健太としてお会いしたかったからなのですが、実際にお会いした松下さんは、驚くほど、すでに健太でした!
上手く説明できないのですが、そう感じたんです。まるでさまざまな木が繁(しげ)る森のような方だと思います。
演技や音楽などさまざまな活動をなさっているからか、佇(たたず)まいは静かなのに経験の豊かさが滲(にじ)み出ていらっしゃって、驚きました。
——視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
佐都は、結婚を通してさまざまな出来事に出会いますが、もしかしたらこれって必ずしも佐都と深山家だけの姿ではなく、社会のいろいろな場所で、いろいろな人が出くわしている出来事と、とても近いのではないかと思います。
こういう人いるよね…とか、こういう空気あった!とか、共感しながら見てていただけると思いますし、未来における何かのヒントになるかもしれません。
新年度と同時にスタートする佐都たちの世界、ぜひ見守ってください!