フジ久慈暁子アナにインタビュー!文学作品の朗読で「若い紳士」をナチュラルに演じる
フジテレビ退社に「実感が湧いてきましたね」
――フジテレビからの卒業をひかえ、心境はいかがですか?
なんというか、今まで会社を辞める実感がまったく無かったんですよ。“本当に自分から辞めるのか?”みたいな…。でも最近になってだんだんと、“寂しい”というか、実感が湧いてきましたね(※3月上旬に取材)。
この5年間、視聴者の皆さまにいつも温かくご覧いただいて、温かいコメントをいただけて、ほんとうに感謝しています。フジテレビのアナウンス室も温かい雰囲気で、仕事でもプライベートでも仲良くさせていただいて。ほんとうにお世話になりました。
フジテレビはめちゃくちゃ大好きで。子どもの頃から、毎晩フジテレビのバラエティを見て育って、朝は『めざましテレビ』を見てから学校に行く、という生活でしたね。アナウンサーを目指そうと思ったときも、やっぱりすぐに「フジテレビだ!」と頭に浮かんで、それが(入社試験を受けた)いちばんの理由です。
なので、新入社員の頃は不思議な感覚がありました。はじめて軽部真一アナに会ったときも、『あっテレビの人だ!』と思って、緊張でめっちゃドキドキしていましたよ。これまで、本当にいい経験をさせていただいたと思っています。
――徐々に卒業が近づくなか、今回の朗読は、「フジテレビアナウンサー」としてのラストのお仕事のひとつ…、ともいえそうですね。
たしかに、そうですね!今回の「注文の多い料理店」は、仙台放送のアナウンサーの皆さんと一緒に収録したのですが、私は岩手出身で、同じくフジテレビから参加した小山内鈴奈アナは青森出身なので、東北の人たち皆で仕事ができて、なんだか実家に帰った気分というか、懐かしい気持ちになりましたね。
視聴者の皆さまには、この作品の“ちょっと不気味な世界観”にどっぷり浸かっていただきたいです。ぜひお楽しみください!

少し考えたのち「これは久慈ポーズです(笑)」と久慈アナ