松坂桃李 幼少期に姉の一言により“捨てた夢”を明かす
横浜流星「悲しかった」シーンを振り返る
続いては「言い回しや表現が難しかったセリフ。言われてグッときた、ズシンときたセリフは?」という質問。
横浜さんは、更紗から言われる「私もあなたにひどかったね」というセリフを挙げ、「それを言われる前に更紗にキスをして、でもそのキスから何の反応も返ってこなくて。その言葉を言われて『あぁ、本当に無理なんだな』って、その言葉はすごく残酷だなと。あの近さであの目と表情で言われて『もう無理なんだな』と落胆しました。悲しかったです。自分が悪いことしているので仕方ないですが…」としんみり。
それを聞いた広瀬さんは「私だってつらかったです。私も難しくて、いろいろ考えながらやっていました」と同意しました。

「最後だからハッキリ言いますけど」多部未華子の怒り爆発
そんな広瀬さんが印象的だったシーンは、谷(多部)が文(松坂)の過去を知ってしまったシーンのやりとり。
広瀬さんは「文の谷さんを見る目が急に変わるというか、急にフィルターがかかったようなしゃべり方と、トーンで声が跳ねる感じの言い回しに『うわっ!』と思いました。『そうだよ』みたいなひと言だけにも、感じられる感情がいっぱいありました」と称賛。
そのシーンついて多部さんは、「多部目線で言うと、初めは(谷が文に愛情を)求めるじゃないですか? あんなに何も返してくれない男、どうしていいかわかんないよ!って。谷さんは、それでも献身的に、心と心が触れ合いないかって求めるけど、あんなに何もリアクションしてくれないと、多部だったら『どうして?言いたいことあるなら言って!』と言っちゃうタイプなので(笑)」と苦労が。
続けて「ラストシーンも、ずっと私1人でしゃべってて、何も言ってくれなくて、そこにあのフィルターのかかった、死んだような目で…『もうどうしたらいいの?』って。ずっと1人で何も返ってこない人と戦う谷さんで、多部からしたら『なんてことだ!』という。今日、もう最後だからハッキリ言いますけど(笑)、『何なんだ!』って思ってました」と、文への怒りが爆発。
これには松坂さんも「松坂からしたら、本当に申し訳ない。谷さんがバーッと言って、文が答えるところも、谷さんが言ってくる言葉が全部刺さってくる感じでした。松坂的に言うと、トータル的に谷さんへの向き合い方、『本当に申し訳ございません。代わりに僕が謝ります』という感じです(苦笑)」と平謝りしました。
