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上演前に観客が舞台を“タッチ”できるツアーも!障害者による劇団「ファマリー」のパフォーマンスが圧巻

フジテレビュー!!編集部

2020年2月15日

おでかけ・イベント/ピープル/ライフ

2月15日(土)と16日(日)、東京・池袋にてアメリカの障害者による劇団ファマリー(Phamaly)の新作ミュージカル「ホンク!~みにくいアヒルの子~」が上演される。14日(金)は公開リハーサルが行われ、フジテレビュー!!が取材した。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演

今公演は、障害・性・世代・言語・国籍などあらゆる多様性があふれ、みんなが支え合う社会の実現を目指し、2019年9月~2020年7月まで開催中の「True Colors Festival-超ダイバーシティ芸術祭-」の第4弾演目として行われるもの。

障害者の舞台芸術分野で世界をリードする劇団「ファマリー」とは、1989年にアメリカ・デンバーで設立された障害者による非営利の劇団で、演劇・音楽・ダンスに触れる機会の少ない障害者や、表現活動を求める障害者に対して舞台芸術の世界から、就労・自立・社会参加を実現してきた。

今回、日本人で初めてファマリーと共同制作に挑戦したダンサー・鹿子澤拳と、ミュージカル俳優・東野寛子の活躍も注目されている。

衣装・小道具・舞台セットを触って体感

早速、取材班が舞台にお邪魔すると…行われていたのが「タッチツアー」なるもの。聴覚障害や視覚障害のある観客が事前に予約をすると、限定で10名ほどが参加できるという。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演 タッチツアー
タッチツアーでは手話通訳も同行

キャストや監督、スタッフと共に舞台上へ上がった観客は、手話を使ってコスチュームや舞台装置、小道具の説明を受けたり、実際にそれらに触れる(=まさに“タッチ”)ことができるのだ。みにくいアヒル役がまとう、羽がところどころについたボロボロのストールを手にした観客のひとりは「この衣装をつけることで特にどういうことを描きたいのか」など、積極的な質問が飛び交っていた。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演 タッチツアー
これからキャストが着用する衣装を間近で見て触ることができる!

セットの一部となっている牧草のふわふわとした感触を楽しんだり、影絵の仕掛けとなる小道具を実際に動かしながら「へぇー」と感心したり、あっという間の30分だった。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演 タッチツアー
説明を聞いて「納得!」の観客

「異なることは“個性”」のメッセージを楽しく演出

舞台は15分の休憩をはさみ、およそ2時間。「みにくいアヒルの子」の物語は知っているが、登場するキャラクターにそれぞれドラマがあり、アヒルの子の冒険そのものが面白く、全く飽きることはなかった。子供だましの演劇かな?なんて思ったら大間違い。おちゃめな演出も満載で、笑ってしまう場面からジーンとなる場面まで、「異なることは“個性”なんだ」と発見する濃厚な2時間となった。

障害者のキャストだから、大変そうな場面があるのかな?と少しでも思って観る人は驚くだろう。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演
みにくいアヒルの子・アグリー役のアダム・ラッセル・ジョンソン(中央)

みにくいアヒルの子・アグリー役のアダム・ラッセル・ジョンソンは、脳性麻痺で、歩行器を使って熱演。大学で発声を学んだといい、ホールに響き渡る力強い歌声が印象的だった。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演
アダム・ラッセル・ジョンソン(中央)

日本人も!猫1匹を2人のキャストで好演

なんと1匹の猫を2人のキャストで演じるのだ。歌手であるサマンサ・バラッソは両目の視力を失っている。しかし、猫の動きをばっちりカバーするのが、日本人のダンサー・鹿子澤拳だ。先天性の聴覚障害のある鹿子澤が、サマンサの「ミャーオ」の美声と共に、本物の猫に見えてくるはずだ。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演
左から)鹿子澤拳、サマンサ・バラッソ

また、もうひとりの日本人・東野寛子は右手に障害のあるミュージカル俳優。アヒルのきょうだい役から、アグリーが恋をする白鳥役まで、しなやかな動きと共に彼女が登場すると、舞台が一気に華やいだ。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」公演
東野寛子(右)

リントン監督「世の中の“型にはまらない”人たちのために障壁のないものを」

芸術監督で俳優のリーガン・リントン氏に話を聞いた。

ギャラリーリンク True Colors Festival ファマリー「ホンク!みにくいアヒルの子」芸術監督 リーガン・リントン氏

――リハーサルの感想は?

リントン監督:まずはアメリカ・デンバーで初演しているのですが、それをすべて翻訳して日本用のバージョンとして作り上げるのはスタッフ総勢で取り組んで来たので、今日の上演を見て本当に誇りに思っています。

――タッチツアーを行う目的と意義は?

リントン監督:従来は、演劇体験をすることに制限を持つ方がいらっしゃる時に、さまざまなアクセスの方法を提供したいというのが最初の目的でした。異なる関わり方、すなわち触ったり、感じたり、をしていただきたいということです。例えば視覚障害を持つ方については、舞台が見えなくても事前に感じてもらうことで、より豊かな観劇体験をしてもらえるのでは、と。

芸術、演劇に限らず、世界のさまざまな事がクッキー型にはまる人を想定して作られていることが多いんです。でも実際にその型にはまらない人たちが世の中にはいっぱいいるので、そういう人たちにも開かれている、障壁がないものを劇団として作っていきたいのです。

会場には、鑑賞サポートグッズがスタンバイ

観客のためにも、会場には各種サポートグッズが揃っていた。英語の上演なのと、字幕が見えづらい人のために手元で見られるタブレットが。音が聞こえづらい人のためには、音声ガイド受信機なども。

ギャラリーリンク Text, Label, Paper
ギャラリーリンク Furniture, Human, Person
タブレット
ギャラリーリンク Electronics, Adapter, Camera
各種音声受信機

【作品概要】

True Colors MUSICAL ファマリー「ホンク!~みにくいアヒルの子~」

2020年2月15日(土)・16日(日)

東京建物Brillia Hall (豊島区立芸術文化劇場)

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