朝倉未来、RIZIN.21は“絶妙タイミングでKO”宣言内面は「肉食系ではないですよ（笑）」

2月29日（土）26時15分〜『RIZIN.21〜浜松の陣〜』

2020年2月15日

2月13日（木）、RIZIN.21に出場する朝倉未来が都内で練習を公開した。

昨年末のRIZIN.20でBellatorのジョン・マカパと激しい打ち合いを制した朝倉未来が、浜松の地で2020年RIZIN初戦へ挑む。試合決定率76%を誇るメキシコのダニエル・サラス相手に持ち前の分析力でどの様な戦略で試合に望むのか、注目が集まる。

公開練習では弟の朝倉海を相手に2分1Rのミット打ちを披露。その後、囲み取材に応じた。

――現在の調子はどうですか？
朝倉：普通ですね。

――以前は相手のダニエル・サラス選手の試合動画を2,3本見たと言っていましたが、その後研究した感じはどうですか？
朝倉：去年10月頃の試合を見て、結構気持ちが強くてタフな印象ですね。でも、俺の相手じゃないかなと思うパンチでした。

――それは相手に穴があるとか、どういった意味でですか？
朝倉：テイクダウンは取られないし、打撃は僕の方が強いかなと。ただ今回の相手も1回しかKOされていないようなので打たれ強いと思います。今回は倒し切れるかが課題になってくるのかなと思います。

――判定ではなく倒しきりたいですか？
朝倉：そうですね。

――打撃がフィーチャーされがちですが、最近は打撃が伸びていますか？
朝倉：レスリングが伸びていますね。そもそも練習でも下になってはいけないと思っているので、上でもパウンドスタイルなので、柔術の技とかで一本とってフィニッシュ出来るように練習で心がけています。

地元に近い浜松で開催応援に来る仲間のためにも「リスクを背負った感じで行く」

――今回の浜松開催は地元から距離も近いので仲間が応援に来ますか？
朝倉：たくさん来ると思います。

――その応援の前でフィニッシュしたいですか？
朝倉：早すぎたら早すぎたで文句言われるし、絶妙な感じでやりたいとは思っているんですけど、真剣勝負なので調整するの難しいですが、判定するつもりは無いですけど、すごい激しい試合をしたいと思ってます。リスクを背負った感じで行こうかなと思います。

――今後のフェザー級のグランプリを見据えていますか？
朝倉：フェザー級グランプリがあるんですかね？僕はベルトに興味ないので、どちらかと言うと那須川天心対メイウェザーのようなメガファイトをやりたいですね。

――世界の強い人と闘いたいということですか？
朝倉：世界的に有名な選手とかと闘いたいです。そっちのほうが面白いじゃないですか。

天心vsメイウェザーのような“メガファイト”をやりたい

――昔やんちゃだった時代から今有名になっていますが、アウトローの未来を背負って有名になるという意識はありますか？
朝倉：そんな意識はないです。僕は、一般的には悪いことをしていたと思われていますが自分がやってきたことに後悔していないし、自分らしく生きてきたのを周りが「グレてた」と言ってるだけなので。不良やヤンキーの代表という気持ちはないです。ただ、そういう子たちは根が良い子だということを知っているので、その人達のやりたいことが見つかったら良いなとは思っています。僕の姿を見て励みになったら良いなと思っています。

――Youtubeも表現のひとつと思いますが、誰に見て欲しいとか、ターゲットはいますか？
朝倉：自分は総合格闘家全員をリスペクトしているので、この間ラグビーで日本代表が勝って人気が出て世間的に注目されていたので、格闘家もリスペクトされればいいなと思っています。そのためには女性ファンを増やせば全体のファンが増えると思っています。

格闘技好きの女性ファンを増やすための“未来流”分析とは？

――未来選手のYoutubeの女性ファンの割合はどれくらいですか？
朝倉：増えてきたかなと。3％から8％に増えました、相変わらず少ないですが（笑）。でもちょっとずつ増えてきたので良いことかなと思います。

――女性ファンを意識している、こうしたいなどありますか？
朝倉：僕は女性ウケしないタイプなので、イケメンなファイター達が女性ファンを増やしてくれたら良いかなと思っています。PRIDE全盛期は観客の半分が女性だったと聞いたので、女性ファンが増えれば「俺も強くなりたい」と思う人が増えると思いますね。

――女性の格闘技好きにリサーチすることもあるんですか？
朝倉：していないですね（笑）。逆に、なんで当時、女性ファンが多かったと思います？社会的な現象もあると思いますね。最近は草食系男子が人気だったというのもあると思うんですよ。昔は肉食系が人気だったという。でも最近また草食系から強い系の男子が人気出てきたので、有名人でそういう人が増えてくれれば良いなと思います。