新川帆立 2年半前は「パートナーもいなくて無職で小説家でもなかった」
9月4日(日)放送『ボクらの時代』
東大を目指した理由と親からの声がけ
3人は「なんで東大入ろうと思ったのか」についても語りました。
新川:最初、医者になろうと思ったんですね。
結城:ほう(笑)。ほう。
辻堂:理系?
新川:森鴎外コース。
結城:ああ、そういうことか。
新川:「小説家になりたい」っていうのは、常にあったんですけど、それは結構、時間がかかるなと思って。当時、出版業界のことを調べて、で、全投稿者数とデビューした数を割るとだいたい5%くらいなんですよ。てことは、1年に1作書いて20年続ければ取れるはずじゃないですか。
辻堂:すごい(笑)。
結城:おー。だいぶ。
新川:とりあえず、20年くらい見とけば小説家になれるだろうと思って。
辻堂:すごい(笑)。
新川:で、その間、食べなきゃいけないので、それだったら医者かなと思って。東大も最初は、医学部というか医学部にいけるはずの理科三類っていうところがあるんですけど、そこを受けてたんですね。で、前期試験でそこ落ちて。で、医者はダメだったけど、「専門職で安定して働く」というところで医者を選んでいたので、法学部いって弁護士になれば同じかなと思って法学部に。
結城:(笑)。
辻堂:(笑)。医者か弁護士か、だったんですね。
結城:すげぇ。
新川:何か、資格を取ろうと思って。
辻堂:はあ。すごい。
新川:で、なんで東大かっていうのは、あんまり明確な理由がないんですけど。
結城:そうですね、それでいくと自分も明確に東大でなきゃならない理由があったわけじゃなくて。自分が都内の中高一貫の男子校の、わりと進学校といわれる学校だったので。周りが自然と(東大を)目指してる友人が多くて。その波にあえて逆らうだけの、何か自分のやりたいこととかがあるわけでもないし…。
新川:え、でも中高、進学校ってことは、小さいころからお勉強はできたんですか?
結城:できたかどうかはわかんないですけど、でもやってましたし、やって、ある程度の成績が出たりっていうことはあったんで。だから、そんなに苦手意識とかが別に勉強にあるわけではないですね。

新川:ご両親に「勉強しなさい」って言われたことありますか?
辻堂:「勉強しなさい」って、その言葉自体は、あまり言われなかったです。
結城:ああ、それは言われたことないですね。
辻堂:具体的に「あの宿題の、これやんなくていいの?」とか、「プリント5枚やったら?」とか。その辺は、たぶん親が自分がやってる勉強のことを、何をやっているかを把握しながら言ってたから、あんまり反発したくならなかったんじゃないかなって。
結城:それはまさにそうですね。うちも漠然と「勉強せよ」って言われたことはないっすね。だから「これを今日ここまで終わらせたほうがいいんじゃないのか」とかっていうことが多かったんで。
新川:へぇー。できる管理職の指示出しみたいな感じですね。
辻堂:(笑)。
結城:そう!そうなんですよ。
新川:ちゃんと見ていて、進捗わかってて、ちゃんと次の一歩を教えてあげるっていう。
辻堂:そうかもしれない。
辻堂さんは「ただ『仕事しろ』とか『怠(なま)けてるんじゃないのか』みたいなものではなかった」と、親からの声がけを振り返っていました。

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