＜ストーリー＞

忍者は、存在しない…と、我々は思っている。

仮に忍者が存在したところで、忍者はその姿を我々に晒（さら）すことはない。

だからこそ、忍者は「表向きには」存在しないのだ。

主人公、櫻羽一時は、我々と同じく忍者は存在しないと思っている、普通の男子。彼には普通の、幸せで輝かしい日々が約束されている…はずだった。

ある日、一時は命を狙われ、それが甲賀忍者の仕業であると聞かされる。

なぜ一時は命を狙われたのか？それは…彼が由緒正しき、伊賀忍者第19代正当後継者だったからだ。伊賀と甲賀は、長年対立しており、甲賀は伊賀を侵略しようとしている。

一時が生きるためには…自らも忍者になるしかない。こうして、誰も知らない忍者の世界に身を投じる一時は、一人前の忍者となるべく学び、戦い、苦難に立ち向かう。

だがそれは、一時が辿る過酷な運命の、ほんの序章でしかなかった――。

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