目標タイムは「2時間5分48秒」設楽悠太選手“五輪より日本記録更新”こだわる理由
3月1日(日)9時~『東京マラソン2020』
新型コロナウイルス感染が心配される中、一般参加が中止となった3月1日(日)の東京マラソン。しかし、男子五輪代表の最後の1枠をかけてエリートランナーの部は実施される予定だ。
2時間5分50秒の日本記録保持者である大迫傑選手と、設楽悠太選手(歴代2位の記録)の対決に大きな注目が集まっている。しかし設楽選手は、2年前の東京マラソンで日本記録を更新し1億円の賞金を獲得しており、今回も「五輪出場というよりは、記録更新で1億円をゲットしたい。4分台で走れないと五輪は辞退したい」とコメントし話題になっている。

そんな設楽選手が表明した決意の真意は――。フジテレビのインタビューを振り返る。
――今年は五輪イヤーという実感は?
実感はないのですが、走っている姿を見たいと言ってくれる方、応援してくれるファンの期待に応えたいと思っています。それが自分の一番のモチベーションです。
子供たちに「頑張ればこれだけ稼げる」と伝えたい
――東京マラソンは、五輪出場と日本記録更新、どちらに重きを?
本当に、東京五輪というよりは、記録を破って1億円の方がいいですね。
――なぜですか?
2年前も、まさか自分が日本記録を破れるとは思っていませんでした。でも42キロを過ぎたあたりから「行けるな」と。こうやって生活出来ているのもマラソンで稼げているからで、これからマラソンを目指す子供たちにも、頑張ればこれだけ稼げるよ、と伝えたいのです。

現役引退までに3分台へ「自分には伸びしろがある」
――未来をどう見据えていますか?
先のことはあまり考えないのですが、現役引退までに、2時間3分台を目指したいです。まだまだ先は長いですが、自分は伸びしろがあるし、信じて走れば結果が付いてくると思う。海外の選手と争う姿勢を見てほしいです。
――今回の東京マラソンでの目標タイムをフリップにお願いします。
2時間5分48秒です。2年前は目標として掲げた2時間6分10秒に+1秒で結果11秒でした。今回は、2時間5分48秒を目標にして、結果は2時間5分49秒になるように。

学生時代から“攻めの走り”をしてきました。今回もそれを崩したくないのです。大迫選手とは同期対決。お互いにベストパフォーマンスができればと思っています。日本中を興奮させる走りを見せて、日本記録を更新したいです。
日本マラソン史上最速決戦!大迫vs設楽の勝負の行方は―。最後の五輪出場枠は誰の手に?
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