博多華丸・大吉×タカアンドトシ「戦ってこそいないけど戦友」不遇時代を振り返る
10月9日(日)放送『ボクらの時代』
「あのつらい境遇をともにした」という4人が語り合いました。
10月9日(日)の『ボクらの時代』は、博多華丸・大吉(博多華丸さん、博多大吉さん)とタカアンドトシ(タカさん、トシさん)が登場しました。
吉本興業「地方事務所出身」の大きな壁
博多華丸・大吉とタカアンドトシには、吉本興業の「地方事務所出身」という共通点があります。
華丸さんと大吉さんは吉本興業福岡事務所の、タカさんとトシさんは吉本興業札幌事務所の1期生としてデビューしています。

大吉:札幌と福岡で離れてるから、名前を知ってるくらいで、仕事もそんなにやったことないし、仲良くなることはなかったんだけど…。
トシ:そうですね。
華丸:交わることがなかった。
大吉:年に一回だけね、大阪の深夜生放送、吉本特番。
タカ:はい。
大吉:あれに、かき集められるんですよ。大阪の芸人さんがメインで。
華丸:メイン。
大吉:地方吉本から、(僕らが)1組ずつかな。
トシ:そうですね。
大吉:代表で呼ばれて。
タカ:友だちがいない状況でね。
華丸:そうそうそう。
お互い大部屋の楽屋に早めに到着し、あいさつや世間話などをしていると「本番が近づくにつれて、大阪の勢いのある芸人さんが楽屋に入ってきて…」と大吉さん。
トシ:そうですよね。千原兄弟さんとか。
大吉:中川家とか、ケンコバ(ケンドーコバヤシ)くんとか、たむけん(たむらけんじ)とか。楽屋入ってくるなり、何かミニコントみたいなの始めて。
トシ:ものすごい…。
華丸:ナニワのね。
トシ:何かもう、「うるさいなー」っていう。パチンコ屋さんかな、くらいの。
大吉:完全にみんな目が合ってるんだけど、俺らはいないものとされてたじゃない(笑)。
華丸:(笑)。
タカ:そうですね。
トシ:「誰、こいつら?」みたいな感じで。
大吉:「ああ、はいはい、地方から来てるのね」みたいな感じ(笑)。
大吉さんは、「だんだん、いたたまれなくなってきて、4人で決めたわけじゃないけど、気がついたら廊下で着替えていた」と振り返りました。

タカ:そのときの我々を見てくれてた人が、アナウンサーになっていて。「見てましたよ。『こんなつまんないやつ、いるのか』って、覚えていた」って言うんです(笑)。
華丸・大吉:(笑)。
華丸:はいはい、わかる。わかるっていうか、俺らも絶対、そう思われてたし。
大吉:うん。「地方はダメだな。やっぱ吉本は、大阪やで」みたいな。
トシ:いや、ホントに。
タカ:あのころはまだやっぱり、「お笑い鎖国」の時代でしたよね。
華丸:我々、防人(さきもり)と屯田兵(とんでんへい)はね。やっぱり無理だなって(笑)。
タカ:そうですよ。
華丸:で、引っ込んで、上京が遅れるのよね。
「あのつらい境遇をともにした」という思いが、2組を結びつけているそうで、「戦ってこそいないけど『戦友』ですね」と、華丸さん。
トシさんは、今でも芸人が集まる機会があると「華大さんいないかな…って探す」と打ち明けました。
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