中山優馬「いい刺激になりました」友人・池田純矢と舞台で初タッグ
「メロディ、歌詞、伴奏、曲も含めて全て即興です」(池田)
主演を務める中山さんは、初日を前に、今の心境を聞かれると、「この作品は、“即興音楽舞踏劇”という、新ジャンルといえるような作品なので、“即興”という部分でどんな化学反応が起きるのか、非常に楽しみです」とコメント。
「この舞台でしか、表現できないものがあるので、普段とは準備の仕方が違う」と語りました。

稽古では、即興で何かを表現できる状態を作るために、ピアニストとのコンタクトや、キャストとのチームワークを高めていったそう。
“即興”という部分で、記者から「アドリブは得意な方?」と聞かれると、中山さんは「どちらかというと、得意じゃない」と苦笑い。
「この舞台は、その瞬間に(自分から)出てくるものを信じて、それをお届けするという感じなので、自分が表現するものですけど、作品の中で皆さんからいただいたものに、自分の力をのせて、そのまま捧げるというような感覚です」と話しました。

続けて、中山さんは「今日のフォトコールで、いろんなシーンをやらせていただいたんですけど、今日の歌は、ほとんど聴いたことないです」と発言。
歌唱部分がほとんど即興の演出のため、毎回違うものになるそうで、他のキャストも「初めて聴きました」と声を揃えます。
「やってみてどうでした?」と聞かれると、中山さんは「逆に、皆さんに聞きたいです」と記者に問いかけました。
今作の演出も務める、池田さんも「やってる側は、分からないんだよね。即興だから、今どういう音でお届けしているかが本当に分からないんです」と同調。

池田さんは、「即興っぽかったですか?」と記者の反応をうかがい、「(即興の演出の部分が)分からなかったら成功です」とニヤリ。
続けて、「僕が歌った部分に関しては、メロディ、歌詞、伴奏、曲も含めて即興です。その場でなる音に合わせて、即興で歌いました」と発言し、驚かせました。

普段から親交のある中山さんと池田さんは、舞台の共演は今作が初。お互いの印象を聞かれると、中山さんは「ヤンチャな人だなと思います。こんな企画思いついて、本当にやろうとするんですもん」と笑顔。
「知識量もすごいですし、その分たくさん考えられているので、いい刺激にもなりましたし、面白い人だなと思いました」と続けました。
一方の池田さんは、中山さんについて、「俳優として素晴らしい」と絶賛。「共演するのは久々なんですけど、演出家としても心強い主演だなと思いますし、友人としても誇らしいなと思います」とコメント。
「(作品を作り上げる上で)ディスカッションもできて、思ったことを吐き出して、高め合えられる間柄になれたかなと思います」と話し、「その上で、演劇界のこれから先を牽引していく存在になるんだろうなと思います」と語りました。

最後に、注目してほしいポイントを聞かれると、池田さんは「即興なので、その日によって見どころが変わるんですよ」とにっこり。
中山さんは、「この作品は、この劇場で瞬間的な今が繰り広げられる作品なので、この劇場、時間、瞬間にしかないものを必ずお届けできますので、その新鮮さを楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけました。

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