中山優馬「いい刺激になりました」友人・池田純矢と舞台で初タッグ
あらすじ
「僕らは、間違いを犯したー。」
颯爽と吹き抜ける風が、右に、左に、軋む大木に吊られた亡骸を揺らす。
その瞳は虚無だけを映すようで、しかし生を渇望するようでもある。
それでも”今”は彼を置き去りに、なにもなかったように過ぎていく-。
国土を砂地に覆われた大海の孤島、アミリア―。
街はずれの農地に暮らすテオ(中山優馬)はこの日、人生の門出に立っていた。
領主・アッタロス(野島健児)の娘で、幼馴染のエウリデュケ(夏川アサ)と念願の婚礼を迎え、晴れてひとつの夫婦となるのだ。
共に育った親友のアデル(鈴木勝吾)らも歓声を挙げ、全てが幸福に満ち溢れていた。
時を同じくして、宮廷では国王崩御の報せが舞い踊っていた。
王位継承権を持つ太子・ゲルギオス(池田純矢)は、この機を逃すまいと、最高文官である宰相・バルツァ(升毅)と共に邪な策を練る。
しかし、先王の遺言によってこれまで隠匿されていた「王家の血を継ぐ庶子」の存在が公然の事実となる。
玉座を確たるものにせんと、ゲルギオスは秘密裏に謀殺を企てるが…。
そんな折、テオらの暮らす地に王国からの勅令軍が訪れた事で、エウリデュケの従者で奴隷の男・レオニダス(岐洲匠)こそが、王家の血を継ぐ高貴な者であることが判明する。
この日を境に、交わる事のなかったテオとレオニダスの運命は強く結びつき、次第に幸福だった日常は”砂の城”のように脆く、崩れ堕ちてゆく…。
誰もが迷い、誰もが苦しみ、抗いようのない悲哀と憂いに縛られながらも其々が選んだ道は、果たして正しかったのか、それとも―。
10月15日(土)~10月30日(日) 東京・紀伊國屋ホール
11月3日(木・祝)~11月13 日(日) 大阪・ABC ホール
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