今泉佑唯 鬼気迫る殺陣を披露「本番はたくましくやりたい」
舞台『あずみ~戦国編~』【東京公演】3月14日(土)~29日(日)/Bunkamuraシアターコクーン【大阪公演】4月4日(土)~5日(日)/COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
3月5日(木) 、今泉佑唯が主演を務める舞台「あずみ~戦国編~」の稽古場が公開され、今泉のほか、瀬戸利樹、味方良介、高橋龍輝、神永圭佑、小松準弥、吉田智則が取材に応じた。

「あずみ」は、かつて上戸彩主演で映画化され、舞台版では黒木メイサや川栄李奈が主演で上演されてきた作品。4代目・あずみに抜擢された今泉は、2018年に欅坂46を卒業し、2019年の舞台「熱海殺人事件」での熱演が話題を呼んだ。

稽古場に「お願いします!」と満面の笑みで登場した今泉。この日、あずみの登場のシーンや最大の敵と戦うシーンなど、殺陣のシーンが公開されたが、 シーンが始まると、笑顔から一転、鬼気迫る表情に。
男性陣に負けないダイナミックな動き、迫力のある殺陣を披露し、取材陣を魅了した。

終盤には、演出の岡村俊一から「もう1シーンだけやろうか?」との無茶ぶりが。劇中では殺陣のシーンがこんなにも続くことがなく、キャスト陣には疲労の顔が見え隠れしていたが、今泉は大声で「はい!」と即答。「こんなに見せていいんですか ?」と苦笑いしながらも、圧巻の殺陣を見せた。

公開稽古後、取材に応じた今泉は、稽古現場を「本当に楽しい」と言い、「皆さんがすごく明るくて、優しい。初めて殺陣をやるので、たくさんご迷惑をおかけしているのですが、それでも付き合ってくれて。みんな大好きです」とニッコリ。

瀬戸は「僕はついていくのに必死なんですけど、一生懸命やりたいと思っています」と意気込みを。

味方は「本番まであと1週間くらい。まだみんなの最大限が出ていないので、まだまだ上にいけると思っています。これから先、どこまでMAX値が上げられるか楽しみです」と期待を込めた。

紅一点で座長を務める今泉。瀬戸は今泉に対して「すごく座長っぽい。先日、『あずみ』のために一生懸命尽くしたいなと思わせる言葉をかけられて。いろんなところで気を遣ってくれています」と賛辞の言葉をおくり、小松も「本当に明るい」と絶賛。

周りに褒めれた今泉は「毎日プレッシャーで、『大丈夫かな』と周りの目を気にすることもあります」と不安を漏らしつつも、「でも、やるしかないと思っています。この作品に携わってくださっている全員が『あずみ』最高だなとか、楽しいなと思える作品を作り上げるために集中して頑張っています」と照れ笑いしながら誓った。

公開稽古を終えて、今泉は「通し稽古はやっていましたが、あれだけ殺陣のシーンを続けてやったのは初めてだったので、ヘトヘトになりました」と振り返り、「お見苦しい姿をお見せしてしまったかもしれませんが、本番はたくましくやりたい」と宣言。
そんな今泉を見ながら、味方がすかさず「一番たくましくて頼もしかったですよ」とニヤリ。 今泉は「馬鹿にしているんですよ~」と突っ込みつつも、「こんな感じで、和気あいあいしています」と笑顔を見せた。

現在、新型コロナウイルスの感染が拡大中。その対策について話題が及ぶと、味方は「手洗いうがいを徹底しています。あとは根性です」と即答。
今泉は明治のヨーグルト製品を飲んでいるそうで、「ヨーグルト製品は飲むと風邪をひかないと思っていて、稽古場に差し入れしました」と明かし、続けて「誰一人欠けることなく本番をのり切れたら。みんな体調に気を付けてほしいです」と呼び掛けた。

現状、公演予定だが、世の中の見解を見て3月10日(火)前後に開催の可否を決めるという本作。高橋は「今まで稽古でいろんな山を乗り越えたので、やりたいという思いはみんな一緒です」とキャスト陣の思いを代表して語り、今泉も「ぜひ舞台でみんなの熱量を感じてほしいですね」と開催に期待を込めた。
