役所広司、“息子”吉沢亮にニッコリ「お父さんのことをほめてくれた」
役所広司、国際的キャストに期待「僕と吉沢さんは置いてきぼりになった」
本作に登場する在日ブラジル人を演じた、国際的キャストの皆さん。
演技が初めてで、オーディションによって出演が決まったという、サガエルカスさんは、「初めてこのような映画に出させていただきました。自分は、役所広司さんや、吉沢亮さんのような、テレビの向こうでしか見ることのできなかった方々と、こうして共演することができるなんて、想像もしていなかったです」と。
続けて、「映画の予告にも出ている、僕と役所さんとのシーンなんですけど、練習する期間があったのですが、どうしてもうまくいかなかったんです。『どうやってやればいいんだろう』という気持ちで、本番に臨んだのですが、役所広司さんを目の前にしたら、自然と涙が出きて…。役所さんの力はすごいと感じました」と振り返りました。

シマダアランさんは、「演技することが今までしたことがなかったので、緊張しました。監督や、スタッフの皆さんが支えてくれて、やり切れました。作中のみんなでするバーベキューのシーンで、(撮影の合間に)吉沢さんが自分の夢の話を聞いてくれて、すごくうれしかったです」と回想。

話題にあがったバーベキューのシーンについて、役所さんは「朝から日が落ちるくらいまで、監督がこだわって、撮影をしました。太陽が陰ってくると、すごく寒かったんです。でも、協力してくださったブラジルの方々は、文句を言わずに撮影を楽しんでくれました。キャストやスタッフも、『本当にありがたい』と思う現場でした」と語りました。
吉沢さんも、「すっごい寒かったんですけど、楽しかったです。そこに来てくださっていたブラジル人の方々も、アットホーム感がありました。(撮影場所の団地に住んでいる方が)『あぉ!なにしてんの?』みたいな感じで来たり、『すごくあたたかい現場だな』と思いながら、撮影をしました」とコメント。

最後に役所さんは、「久しぶりにキャストが集まって、みんなそれぞれ違う顔を持っていて、面白いなと思いました。(演技が初挑戦となる国際的キャストは)成島監督からしごきを受けて、生き生きと、いい仕事をしたと思います。ほとんど、僕と吉沢さんは置いてきぼりになって、『監督は僕たちを見ていないんじゃないか』と思うくらい、新人さんに愛情をこめて見守っていました。それを含めて、この映画を楽しんでいただければ」と締めくくりました。
