北川景子さんと山田裕貴さんが、お互いの印象を語りました。
2023年1月にスタートする月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(読み:テミスのきょうしつ/フジテレビ)は、未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)を舞台にしたリーガル&ロースクールエンターテインメント作品。
裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫(ひいらぎ・しずく)を北川さんが、柊木とぶつかり合う変わり者講師・藍井仁(あおい・じん)を山田さんが演じます。
柊木が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。“司法試験合格”という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に向き合い、成長していく物語です。
ドラマの撮影が始まったばかりの現場で、北川さんと山田さんが取材会に出席。お互いの印象や「もし自分が司法試験に受かったら?」などを聞きました。
<北川景子『女神の教室~リーガル青春白書~』で月9初主演!>
<山田裕貴 変わり者の天才教員役で『女神の教室~リーガル青春白書~』に出演!>
北川景子「柊木はとにかくまっすぐに作っていきたい」
<北川景子・山田裕貴 インタビュー>
──クランクインした感想を聞かせてください。
北川:オリジナルの作品でもありますし、台本上ではあまりキャラクター設定が決まっていなかったといいますか、演じる役者に幅を持たせてくださっている感じだったんです。ですから、現場でいろいろと細かい部分を詰めていかなければいけないな、と思っていました。
でも衣装合わせで、衣装の雰囲気や眼鏡をかけることが決まったり、生徒役の皆さんとお芝居をしたり、その中で自然と生まれたものが柊木というキャラクターを作っている感じがしていて。徐々に役をつかめてきている気がしています。
山田:僕は衣装合わせをするまで、「藍井をどういうキャラにすれば、この作品が面白くなるのか」ということで頭がいっぱいでした。
大学2年生のときに司法試験に合格しているという東大卒の天才だけど、どうやって柊木や学生たちに関われば、リアリティを保ちながら表現できるんだろうかと。
いろいろと考えながら衣装合わせに臨んだら、ものすごくビッチビチにカッコつけたスーツが置かれていました(笑)。
その衣装合わせでは、「どうします?」と見た目から話し合いが始まり、当時の髪型を生かして金髪のままで「どこの金持ちやねん!」という嫌な感じを出してもいいねという話になり。でも、いろいろと話し合った結果、今のボサボサ頭に和の羽織を合わせたスタイルになりました。
あとは、僕が普段から履いてる雪駄を見たスタッフが「これいいね」と言ってくださって、雪駄(せった)も使うことに。そうして作り上げた見た目で撮影に入り、今ようやくキャラクターもつかめてきているかな、という感じです。
──改めて、それぞれが演じる役柄について教えてください。
北川:柊木は基本的に明るくて、前向きで、生徒からはちょっと熱血で鬱陶(うっとう)しいと思われるような人。とにかくまっすぐに作っていきたいなと思っています。
山田:藍井は、パッと人を見たり、返ってくる答えを聞いたりして、自分の中のデータと照らし合わせて「こいつは成績が下がる」と分かる、頭の回転の速さを持った人。
そして、「基準は俺」であり、「俺レベルまで引き上げたら、司法試験に受かる」という絶対的なロジックを持っていて、学生を合格させるために厳しくするという…単なる嫌なやつではなく、「合格させられなければ、ここに来ている意味はない」という愛情を持ったキャラクターです。
──それぞれの役に共感できる点はありますか?
北川:柊木はよく食べる設定で、とんかつやお団子を食べるシーンがあります。
私も食べることが好きで、思い悩んだとき、落ち込んでいるときには食べないと元気にならないし、いい考えも思い浮かばないと思うタイプ。ですから、食べるシーンがあるのはうれしいですし、楽しみにしているところです。
あとは、人としっかりと向き合うところも似通っているのかなと思います。
──似ている部分が多い役は、演じやすいですか?
北川:台本を読んだときはどうしようかと思っていましたが、今は演じていて心地よさを感じています。基本的に明るく前向きなので、計算をする必要もないですし、演じやすいですね。
──山田さんは、藍井に共感する点はありますか?
山田:僕自身、物事を深く考えることとか、先のことを考えることはすごく好きです。俳優は「この人はどうなっていくんだろう」ということを考える職業でもあるし、そういうことを考える、思考する点は似ているのかなと思います。
ただ、藍井みたいに冷酷ではないと思います(笑)。
北川:ははは(笑)。
──「基準が俺」ということには共感できない?
山田:基準はそれぞれにあると思うので、そこは藍井と違いますね。
山田裕貴 北川景子との共演に歓喜「昔からテレビで見てる人だ!」
──お互いの印象と、共演が決まったときの心境を聞かせてください。
北川:実は、大河ドラマ(『どうする家康』)でご一緒していて。馬の練習も含めて何度かお会いしていたんです。
私はたぶん先に、山田さんと共演するということを聞いていて。本当は早く「月9でも一緒ですね」とお話したかったのですが、「もし伝わってなかったらどうしよう」「いつ言おうかな」と、タイミングを探っていました(笑)。
共演自体は、楽しみでしかなくて。もちろん作品は拝見していますし、バラエティでお話されている姿も見ていて、「本当に頭のいい方なんだな」と思っていました。「いつかご一緒したい」とも思っていたので、名前が挙がったときは本当にうれしかったです。
そして今回、まずは生徒たちとの撮影から始まったのですが、対学生との撮影では「主演だから自分が引っ張っていかなきゃ」「若い子たちに気を配らなきゃ」と、私自身が結構ガチガチで。
そこに途中から山田さんが現場に入られて、グッと現場が締まりましたし、私は「大人の人、来た!」と、すごく気が楽になりました(笑)。
実は思ったよりも年が近いんですよね。
山田:そうなんです。
北川:だから、いろいろな話ができて、一緒に居るとすごい楽しいです。役柄は反目していますが、現場では一番頼りにしていますし、心強い存在です。
山田:ありがとうございます(照)。逆に北川さんは…本当は、こんな感覚でいてはダメだなと思うんですけど、「うわ、すげぇ!昔からテレビで見てる人だ!」という(笑)。
北川:ははは(笑)。
山田:昔から第一線で活躍されている方なので、「どんなことを考えてるんだろう」ということが今でも気になっています。
それに「女優さんと言えば」と聞かれたら絶対に名前が挙がってくる方なので、「逆に僕はどう思われてるんだろう」「力になれるようにならなきゃ」と思っていました。
現場では(北川さんが)“緊張させない雰囲気”なことに戸惑いを覚えて…。
北川:逆に怖いっていうね(笑)。
山田:でも、お話してみるとゲーム好きだとか、親近感があって。
北川:ゲーム好き!
山田:すごく気さくに話しかけてくれてたので、めちゃくちゃ楽になりました(笑)。しかも、心強いと思ってくれていたと聞いて、より安心できたというか。
「芝居がちっちゃくならないように、ぶつけていこう」と思っていましたが、安心して自分の芝居を出せるなと思いました。ありがとうございます!
北川:山田さんとの撮影は本当に面白いんです。お芝居のなかで、よく「ハンッ」って鼻で笑われるんですけど、あれが大好き(笑)。本当は笑いたいくらい。
山田:北川さんはすごく笑ってくださるんですけど、あれがお客さんにハマらなかったら…心配(笑)。
北川:私にだけハマってるのかな(笑)?
山田:北川さんだけハマってて、調子に乗ってやりすぎて、皆さんにハマらなくて、いい効果を生まなかったらと考えると心配です。
北川:ははは(笑)。でも、本当に面白いんです!台本には書いていないけど、グミをいっぱい食べてたりとか、吸うゼリーを飲んでたりとか、イスの上にしゃがんでいたりとか。「今日の山田くんは、どんなことをするのかな」というのがすごく楽しみ。
今撮っている物語の序盤で藍井は柊木に全然目線をくれませんが、(芝居で)どんどん無視してほしい!私は「どうやったら目が合うかな」と、貪欲に向かっていこうと思います。
山田:目がちゃんと合うようになったら、たぶん心開いたということなんでしょうね。
北川:そうそう。たぶん何話かでそういうシーンがあると思うんだよね。それを楽しみにしています。私、毎日「明日は藍井先生いるかな」って、スケジュールを確認しているんだよ。
山田:えー!柊木先生、めっちゃ意識しちゃってますね。
北川:してます(笑)。
ロースクールで学ぶなら、柊木先生?藍井先生?
──柊木は裁判官でしたが、効率的に案件をこなせず、ロースクールでの勤務を命じられます。2人は、効率的に物事を進められるタイプですか?
北川:私は効率のことしか考えないで生きてきたので、今、そこを直そうと思っているところです(笑)。
「それって効率悪い」「それって合理的じゃない」と思うと、最初からは選択肢から外してしまうところがあって。でも、それではドライに思われちゃうのかな、と思うことが増えてきました。
子どもができたことは大きいかもしれません。「汚れるし、大変かもしれないけど、やらせてみようとか」と、子どもにいろいろなことを一からやらせてみることもありますし、「たぶん、おかしなこと言ってるけど、話を聞いてみよう」ということもあります。
子どもをもつ前後で、効率に対する価値観はすごく変わりましたね。
山田:僕の場合は、多くの人が関わるときは効率より協調性だと思うので、気にならないです。ただ、自分だけの予定になると、“無駄無駄効率人間”です(笑)。
「この時間無駄だな」「ここに行く日と、友達の食事の日、同じ日にならないかな」とか。午後ぐらいまで空いていて、夕方からご飯の約束があったら、夕方までの時間が無駄だと思うし、1日休みにしたいので、ご飯に行かないということもあります。
北川:逆に行かないんだ。
山田:そうなんです。
北川:動く日は動く、休みは休みってきっちりしてるんだね。
──もし2人がロースクールに通っていたら、柊木と藍井、どちらの先生から学びたいですか?
北川:藍井先生(即答)。
山田:柊木先生(即答)。
北川:絶対、藍井先生だよ!
山田:絶対ヤダ!
北川:これは何度も考えたけど、自分が学生の立場だったら、藍井先生のクラスをとります。絶対成績が上がるじゃないですか。藍井先生の言ってることをやっていれば。だって、司法試験に受からないとその先が無いんですよ?
山田:たしかに…。
北川:まずは司法試験に受からないと!柊木の授業では、司法試験に受からないと思う。
山田:いやいや!柊木先生が来てからロースクールが変わっていくっていうお話ですからね!
北川:そうなんだけど(笑)。たぶん、柊木の授業も法曹三者の道に進んだ後、必要になってくるとは思うけど、それはその道に進んだ後でも勉強できる気がしていて。だから、私はやっぱり藍井先生の授業でとにかく司法試験に受かりたい(笑)。
山田:僕は完全に柊木先生。
北川:落ちるよ(笑)。
山田:人に教えてもらうことって、なかなか頭に入ってきづらいというか…たぶん僕は、自分で気づくタイプなんです。きっかけをもらって、「ああ、こうなのかな」と。
意欲が湧かないと、まったくやる気が出ないですし、柊木先生は意欲を湧かせてくれると思うんですよね。成績が悪かろうと、諦めないでいてくれるというか。だから、柊先生がいいです!
──柊木先生の授業を受けたうえで、合格する?
山田:合格します!合格するかどうかは自己責任ですからね。自分の努力次第。
北川:たしかに、そうだね。
──司法試験に合格すると、裁判官、弁護士、検察官になれます。2人は、何になりたいですか?
山田:僕は弁護士です。有罪、無罪とか決められないですし、その人にしか知らない事実と真実がありますから。
自分に対しても嘘ついているかもしれないという疑いの目も持ちつつ、いろいろな事情を抱えている人を“救う”ことができる弁護士になれればと思います。…そんなに簡単なことではないとは思いますけど。
北川:私がなりたいのは検察ですね。大きな刑事事件に関わることもあると思いますが、ひるまず、強く事件と向き合うところがすごくかっこいいと思うので。
完全に『HERO』(フジテレビ)の影響もありますが(笑)。やっぱり、久利生検事(木村拓哉)ってかっこよかったですからね。
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