吉岡秀隆 役者を続ける理由「いい役者とは何か…それを問い続けていくこと」
1月4日(水)放送『ボクらの時代 笑う台場に福来たる 2023新春SP』
谷原章介×橋下徹×古市憲寿

2組目は、『めざまし8』(フジテレビ)でメインキャスターを務める谷原章介さん、曜日別の総合解説として出演する橋下徹さん、曜日別のスペシャルキャスターとして出演する古市憲寿さんが登場。
谷原章介が『めざまし8』キャスターになった理由
橋下さんは、俳優である谷原さんがキャスターをやると決断した理由を尋ねました。

橋下:情報番組の司会をやると、政治のネタとかいろいろ扱わないといけないから。そのイメージにぶつかるという葛藤とか、でもあえてキャスターをやるという判断とか、その辺はどうだったんですか?
谷原:正直言うと、それはやっぱり、ありました。いろんな番組で司会業をやらせていただいたなかで、昼とか朝の帯番組というのは、一つの到達点というか。誰もができるわけじゃないじゃないですか。そこには、めぐり逢いだったりとか、タイミングだったりとか、運みたいなものとかがないとできないと思ったんですよ。
で、今回は僕が小倉(智昭)さんを引き継ぐことになった。20何年間、そこはノーチャンスだったのが、たまたまチャンスがもらえるタイミングで、僕がそこにいた、というだけだと思っていて。だったら、怖いと思いつつ、そのチャンスをつかんでみようと。
橋下さんは「情報番組で発言すれば、古市さんみたいにね、大炎上なんて…(笑)」と、コメントや発言が世間に与える影響の大きさに言及。
古市さんは「嘘ついて好かれるより、本当のこと言って嫌われた方がいい」と、コメンテーターとしてのスタンスを明かしました。
古市憲寿「言えない悪口は小説に書いている」
谷原さんは、古市さんに「社会学をやりつつも、小説を書こうと思ったのは何かきっかけがあったんですか?」と質問しました。

古市:昔から「書きませんか?」とは言われていたんですけど、とはいえなかなか書けなくて。初めて書けたのが、祖母が亡くなったタイミングだったんですよね。
橋下:うん。
古市:祖母が亡くなって、いろいろ思うことってあるじゃないですか。でも、これを評論とかエッセイの言葉で書いちゃうと、逆に嘘ついちゃうなって思って。ある種、かっこつけちゃったりとか。もしくは、本当の感情は極端だからあんまり言えないなと思っちゃって。逆に、小説の方が嘘っていう体(てい)だから、本当のことが書けるなって思ったんですよ。
橋下:うん、うん。
谷原:へぇ。
古市:だからそれ以来、ある種、本当のことを書くために…本当に一番言えない悪口は、小説で書いてます。
谷原:(笑)。
橋下:(笑)。「これ、小説だから」って、逃げられるからね。
古市:しかも、「自分の意見でもないし、創作です」って逃げられるんで。それは、良かったなって思います(笑)。
橋下さんが「社会学って、基本的には何をやろうとしているわけなんですか?」と尋ねると、古市さんは「根っこは自由で、いかに人々の自由を制限しないで社会を回していくかということに関心があって、それが僕の価値観の基本」と語り、社会学者、コメンテーター、小説と3つを渡り歩くことでバランスが取れていると明かしました。
橋下徹「子どもたちに満足のいく人生を送ってもらいたい」
これからについて話題が及ぶと、谷原さんは50歳を超えてから「どのようにこの仕事を閉じていって、自分にとって大事な余生をどう過ごしたいか。どんな暮らし方が、僕にとって大事なのかを考えている」と打ち明けました。
すると、橋下さんは、次世代への思いを口にしました。

橋下:やっぱり、この日本が大好きだし、すごい良い国だと思うし。僕らも子どもがいるから、その次の世代にね…。
谷原:それは、すごく思います。
橋下:良い国を次の世代に残したいなって気持ちはすごくあるから。それは、政治の原動力にもなったし。自分はもう辞めてしまって、戻ることはないんだけど、自分の子どもが日本の国を良くして、満足のいく人生を送ってもらいたいなって。
そこにね、何か気持ちが今、集中してくるというかね。これまでは、自分の人生を第一に考えていたけど、今度は子どもの人生とか次世代の人生というところに重きを置くようになってくるね。
その言葉に谷原さんも共感、古市さんも「子どもがいると、やっぱりそうなりますよね」とうなずきました。
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