<試写室>おばあちゃんと主人公の姿を重ねあわせることで生きるとは?を考えさせてくれる
1月14日(土)23時40分~土ドラ『三千円の使いかた』第2話
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とっても地に足の着いた、ハートウォーミングなエピソード
っというわけで、結局ミュージカルの話ばかりになってしまいましたが、そんなこんなのミュージカルを踏まえての『三千円の使いかた』第2話。やっぱり“とっても良い”です。
今週のメインは、主人公の祖母・琴子(中尾ミエ)。元銀座のデパート販売員だったおばあちゃんが、あるちょっとした出来事から、改めて“生きがい”を見つけ、それを求め、やがて大きくドラマが動き出していくのですが、それがとっても地に足の着いた、ハートウォーミングなエピソードに仕上がっているのです。
そして、そんなおばあちゃんの姿と、主人公の美帆(葵)の姿を重ねあわせることで、収入を得るとは?働くとは?生きるとは?を、さまざまに考えさせてくれる構造。

新年、仕事も始まったばかりだし、寒いし、やる気でない…いつまでも寝ていたい…仕事したくない…とか思ってるそこのあなた!!(いや、僕)に、やる気!を押しつけではなく、そっと、だけど力強く背中を押してくれる!そんな物語になっております。あなた!にこそ(いや、僕にこそ)必見です!!


それにしても、このドラマの主人公・美帆は、新卒2年目ですでに給料25万(手取り)で、前に住んでた家の家賃が9万8千円で、650円のドリンクを躊躇(ちゅうちょ)なく買えて、1000万貯める!(それで保護犬が買える一軒家持つ!だし)って決めた瞬間実家に帰って、4000円もするわっぱのお弁当箱を使いもしない(←new!)という、昨今のドラマに最も必要とされる“共感”って部分がかなり希薄なキャラ…だっていうのに、ここまでキュートで応援したくなるのはなぜだろう…?って考えてたんだけど、それはもちろん、演じるのが葵わかなちゃんがかわいいから!ってのは言わずもがな(おい!)、今回の第2話で、なんとなくわかってきました。
それは、何事も“さして優秀ではない”のに、“一生懸命やる”、っていうその素直さが、にじみ出ているからなんでしょうね。その素直さがあるからこそ、前回のハイライト、黒船スーコさん(アン ミカ)による、圧倒的説得力セミナー「8×12は魔法の数字」(12か月×8万+ボーナス月2万×2=年間100万円貯められる!)を、ものすごい勢いで吸収し、実践できるんでしょう…。

って、うん、なんか、美帆のこと、よくよく振り返ってみたら、すっごく心配になってきた!!それに、この第2話、主人公にとって、すごく大事な“決断”を最後にくだすんだけど、ホントに、この子、どうなっちゃうの???ヒヤヒヤしてきた!!!うん、でも、彼女の成長を見守りながら、この先も見続けていこうと思う!!(ホントに僕誰!?)
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